いざ書こうとすると
何を書けば良いのか分からなくなる。
伝えたい事などない。
溢れる想いも無い。
正確に言うと、溢れた想いは
細い煙の様に流れていってしまう
文章を書くのは苦手だった。
自分の考えや胸の内を誰かに見られるのが
とても恥ずかしくて
怖かった。
子供の頃の夏休みの宿題は
感想文が一番時間がかかった。
言葉は浮かんでいるのに
それを見られると思うと
周りの、大人の目が怖かった。
子供らしくない考え
知ったかぶりの言葉
自分で考えていない
そんな風に思われるのが怖くて
思った様に書けなかった
本を読むのは好きだった
図書館の本には興味を持たなかった
本屋に行っても読みたい本を探すのに苦労した
課題図書を読んで感想を書いた事はない
課題図書を読みたいと思えなかったから
いつも自分の好きな本を読んだ
それでも感想は自分の想いを素直に
書けなくて想いが散らかった作文を書いていた
大人になってやっと読みたい本を
読めるようになった
感想文を書くのは今でも苦手だ
本のレビューなど出来る人はすごいと思う。
たった数行の文にも私は本音を書けない
ブログを書くのも
いつもどこか
誤魔化して書いてた
怖いから
友達にさえ
本気の文章を読まれるのが
怖くて仕方ない
下手な文章だと思われるのが怖い
笑われるのではないかと思うと怖くて
恥ずかしくて
友達だからこそ
その想いが湧くのかも知れない
誰も知らないところで書けば良いのだけど
今日はブログにしようと思った
怖いからあえてやってみる
その先の
世界が見たいから