くすぐりたい、くすぐられたい

くすぐりフェチという狭き世界で悶々とした日々を過ごしている、

すべてのくすぐりたい、くすぐられたい男女のために、

くすぐりフェチのミシュがゆるくまったりと綴るブログです。

※ 当ブログは18歳以上の成人向け要素を含みます


テーマ:
こんばんは、ミシュです。

ブログを書こう書こうと思ってネタを探し回っていたのですが、まだ完結していないシリーズがあったのを思い出しました笑。
以前、くすぐりの既存研究を紹介する記事を書いたのですが、覚えていらっしゃるでしょうか?

もう1年以上も前のことなので、僕自身も忘れておりました笑。
本シリーズは前回で2回目だったので、本記事は3回目となります。
論文そのままを読むと難しい…!という方のために、要約して皆様に伝わりやすくする、という趣旨のシリーズでした。
今回、なかなか難しいテーマですので、伝えきれるか不安ではございますが、とても面白い内容となっておりますので、時間のある方は是非読んでいただけると嬉しいです♪






えー、ゴホン、本日の発表は、
[2] 視覚・触覚・運動による運動主体感の感覚統合に関する研究という論文についてです。



1. どんな研究なの?

えらく哲学的な話が続きますので、いきなりですが頑張っていきましょう!

突然ですが、私たち人間は自分と他人の違いを認識するにはどうしているのでしょうか?
自分と他人の違いを認識するために、ある特殊な感覚が2つあると言われています。

まずは1つ目は、特定の部位が自分の身体に属しているという感覚で、これを身体保持感と言います。
自分の手を見て、その手が自分の手であると認識できる感覚のことを示します。

2つ目は、自分の身体を動かす時にその運動を自分が行っているという感覚で、これを運動主体感と言います。
誰かに操られたり、思うように手を動かせなかったりせず、自分の手を自分が動かしているという感覚のことを示します。

この2つの身体保持感・運動主体感に関する研究は古くから行われています。
本研究も、その研究の1つに当たります。
そんな難しい研究ですが、この研究の鍵となるのがくすぐりなのです笑。



2. 何のためにこんな研究しているの?

身体保持感と運動主体感、この2つの感覚には触覚・運動・視覚の3要素と非常に密接な関係があることが分かっています。
例えば、身体保持感と視覚・触覚については、被験者にゴム手袋に触れる映像を見せながら実際に手を触れられると、そのゴム手袋が自分の手であるかのような錯覚を起こすことが分かっています…不思議ですね笑。
この現象について専門的に「身体保持感がゴム手袋に生じる」という言い方をします。

ちなみに、運動主体感と触覚・運動に関する研究は、かくいう有名な自分で自分をくすぐってもくすぐったく感じないという性質を利用して行われています。
やっと出てきましたね、くすぐり笑。

このように、2つの感覚と視覚・運動・触覚に関する研究は個別に行われているのが現状です。
そして、それぞれの研究においては、視覚・運動・触覚に何らかの矛盾を与えることで実証されています。
しかしながら、これらすべてが密接な関係になることはわかっているが、統合的に扱った研究はなされていませんでした。
本研究は、すべての要素との関連性およびプロセスによりどの感覚がどのように影響するのか、これを明らかにすることにあります。

なんだか、とんでもないことになってきました…。
我々が知りたいのは、あくまでもくすぐりのことですから、今後はくすぐりについてかいつまんでいきましょう。



3. どんな実験をするの?

ここでくすぐりが大活躍します!

まず、被験者はHMD(ヘッドマウントディスプレイ)というものを被ります。

HMD


この状態で、下記の3種類の実験を行います。



実験① なぞり動作を左腕に接触することなく自分で行う
実験② 自分でなぞり動作を行う
実験③ 実験者(他人)がなぞり動作を行う



以下では、実験①NoTouch, 実験②Self, 実験③Otherと略記します。

被験者は、HMDを通して自分の腕がなぞられる様子を見るのですが、このHMDには特別な仕掛けが施されています。
このHMDを通して前を見ると、実際の映像より少し時間遅延した映像が見えるようになっているのです。
こうすることで、目の前に映っているのは確かに自分の腕なのですが、視覚と触覚に矛盾が発生し、あたかも他人にくすぐられているかのような錯覚を起こすのです!
よく、自分で自分をくすぐるにはどうすればいいかなぁなんて思ったりしますが、こうすれば可能なんですね!←

これにより、くすぐったさが生起した場合は「運動主体感の喪失」が発生し、くすぐったさが生起しなかった場合は「運動主体感の保持」にとどまったとみなします。
また、くすぐったさが生起した際は、そのくすぐったさの度合いを5段階の主観評価と、皮膚の電気的抵抗を計測します。



4. 本当にくすぐったいの?

これについては、やはり視覚的に時間遅れさせることで、くすぐったさが変化し、増強されたそうです。
これは明るい実験結果ですね!笑

詳細は下記の通りです。



結果① NoTouchでは、時間遅延の有無に関わらずほとんどくすぐったさは無し
結果② Selfでは、時間遅延があった方がくすぐったさの主観評価が上昇
結果③ Otherも同様に、時間遅延があった方がくすぐったさの主観評価が上昇
結果④ Self時間遅延有りのくすぐったさと、Other時間遅延無しのくすぐったさは同等



これは面白い結果です。
結果④については、自分で自分をくすぐった映像を時間遅延させて見ると、他人にくすぐられているくすぐったさと同じくらいくすぐったいという意味になりますからね!



5. 定量的評価はどうなの?

そう、やはり理学的な実験には定量的評価は必須です。
本研究では、GSR計測による評価方法を用いています。

GSRとは皮膚電気反射のことを指します。
人間は、強い刺激や精神活動に伴い、皮膚に一時的な電気的変化が生じることが分かっています。
導電体と同様、人間の皮膚にも電気抵抗がありますから、発汗などの皮膚状態の変化によって電気抵抗が変化するのを計測するのです。
この計測方法は嘘発見器などにも利用されているそうです。
勉強になりますね笑。

さて、気になる計測結果はというと、やはりそれぞれの実験において時間遅延した状態でくすぐられた方が強い反応を示したそうです!
しかしながら、主観的評価ではNoTouchでくすぐったさを感じなかったにも関わらず、GSRにおいてはこれにおいても反応を示したため、強い相関があるとは考え難いという結果となりました。
うむむ…やはりくすぐったさを定量的評価するのは難しいようですね…。

以上から、結論として、



時間遅延した映像を見ながら
自分で自分をくすぐると
他人にくすぐられるときと
同程度のくすぐったさを得る




ということですね。
いやぁ…とても興味深い!(n回目)



以上で輪講を終わります。お疲れさまでした。






いやー…今回はかなり難しかったですね…。
心理学的見地の話は一言では伝えきれない難しさがありますね。

しかしながら、結果は非常に面白いものでした。
今後も、このような研究論文を噛み砕いて皆様にお届けできればと思います!

それではまた!
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