2010-10-07 23:45:39

砂漠 伊坂 幸太郎

テーマ:読書
麻雀、合コン、バイトetc……普通のキャンパスライフを送りながら、「その気になれば俺たちだって、何かできるんじゃないか」と考え、もがく5人の学生たち。社会という「砂漠」に巣立つ前の「オアシス」で、あっという間に過ぎゆく日々を送る若者群像を活写。日本全国の伊坂ファン待望、1年半ぶりの書き下ろし長編青春小説!(by amazon)

「伊坂幸太郎が青春群像小説かー。」
と、ちょっと意外だったけど、やっぱり伊坂作品。
普通の大学生活なんだけどいろんな事件もあったりあっと驚く恋愛模様があったり、犯罪事件に首つっこんでみたりと・・・なかなか忙しい。
大学4年間のことを春、夏、秋、冬の四篇の短編におさめているんだけど、伏線でつながっているのはいつもの伊坂仕様。
でもこの小説はいつもの伊坂ワールドを楽しむというよりも、社会という砂漠に出る前のオアシスである大学生ライフの雰囲気が懐しく感じ面白く読んだ。
爽やかなキャンパスライフというよりは、等身大の大学時代という感じ。

この登場人物はいつも麻雀やってるんだけど、私もそうだった。
因みに著者とは同世代で地方の国公立大学出身という共通点がある。
神懸って麻雀強い人もいたが、あの人ももしかして・・・まさかね。

登場人物のキャラクターが著者らしい。
特に西嶋は誰もが愛さずにはいられないような、ダサくて暑苦しくてかっこいいキャラ。

他のキャラクターもかなり強烈で、実際に自分の周りにいたらうっとおしいだろうな、と思ったり、
でもああいうポジションの人は私の周りにもいたな、と思ったり。
この西嶋、私の脳内では勝手に荒川良々になっていたけど、ルックスも話し方もサンボマスターのボーカルの人にそっくりなんだとどこかで読んだ。

あっけらかんとしてハチャメチャだけどリアル、伊坂版「ふぞろいの林檎たち」(ちと古いな・・・)みたい印象だった。
伊坂らしくないと、ファンの間では賛否両論の作品みたいだけど、私はやはり伊坂らしい作品だと思った。

砂漠 (新潮文庫)
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コメント

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4 ■きくさん、はじめまして

>きくさん

>基本的に、伊坂作品ってどれも
>ミステリーという衣をまとった青春小説だと

言われてみて確かにそうだなーと思いました。
砂漠は青春メイン、ミステリーほんのちょっとなんですが、伊坂さんらしい感じです。

ボーイズオンザラン、やっと借りられました~

3 ■バンビさんはじめまして

>バンビさん
死神の精度も死という重いテーマを重く軽快にって感じが伊坂さんらしいですよね。
帚木蓬生さん、たくさんは読んでないけど、自分も好きな作品あります!
ヒトラーの防具、三度の海峡、千日紅の恋人っていうのです。
作品によって作風がすごく違いますよね~あとスケールが大きくて涙腺にきます

2 ■はじめまして

読んでみないと解りませんが
カワベさんの書かれたレビューを読むかぎり
とても伊坂さんらしいと思いましたが…

基本的に、伊坂作品ってどれも
ミステリーという衣をまとった青春小説だと
思ってますから(笑)

1 ■伊坂幸太郎

初めましてバンビと申します。
偶然かな、今バンビも幸太郎を読んでいました。
死神の精度ってやつです。
幸太郎ワールドを少しかじった位です。
バンビは今、帚木蓬生と言う作家にはまっています。現役の精神科医なのですが作品はもの凄く面白いですよ、是非ご一読を≧(´▽`)≦

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