2010-09-23 19:45:28

海角七号 君想う、国境の南

テーマ:映画・ドラマ
$国内航空券【チケットカフェ】社長のあれこれ-海角7号


台湾の若い新人監督による低予算映画ながら、口コミで評判が広がり、次々興行成績をぬりかえ、タイタニックに次ぐ歴代2位!!という記録らしい。
小規模な映画ながら爆発的な人気を得た映画だと聞いてずっと興味があった。
中高生から普段映画を見ないお年寄りまで映画館に足を運ばせ、「海角七号観た?」が挨拶代わりになるほどの社会現象を巻き起こし、アカデミー賞外国語映画部門にノミネートされ、落ち込んでた台湾映画界にとっては快挙!(惜しくも受賞ならず)

ラブスト―リーと聞いていたので爽やかな感じかと思いきや、ドタバタコメディからはじまる。
バンドのパートが結構笑る。
バンドメンバーのキャラが”ザ・コメディ”という感じで濃い濃いw
個人的に台湾のお笑いの感じは嫌いではない。ベタなの結構好きなんで。
でも最初のうちは凡庸な展開で正直ちょっと辛かった。
でも最後まで見ると凡庸だった部分も違った視点で見る事が出来た。

でもやっぱりこの映画はラブストリーリーで、2人の友子という名の女性(1人は台湾人)、日本人青年、台湾人青年の話、そして日本と台湾の話だ。
一組は、敗戦直後の台湾を去る日本人教師(演じるのはなんと歌手の中孝介!)とその恋人の小島友子という名の台湾人女性。
もう一組は、時は現代、ミュージシャンの夢破れ、台北から田舎に帰ってきたうだつのあがらないアガと、売れない日本人モデル友子。

最初はアガと友子のカップルについてはちょっとティピカルすぎると思ったけど、日本人教師の手紙が絡んでくるあたりから2人の関係も面白くなる。
クライマックスで台湾語(か中国語か分からないけど)と日本語でシューベルトの野ばらを合掌するあたりから戦前の友子さん目線になるんですが、色んな意味でグッとくる。

監督は戦前の友子の苗字の小島は、小さい島=台湾ということで狙ってつけたと言っていた。
つまり時空を超えた二組のカップルの国籍を、そのまま日本と台湾の国の関係として上手く描いている。
きっとそのあたりが広い年齢層の台湾人の支持を得た理由なのだろうと思った。
友子(モデルの)はアガとハッピーエンド、ということだが、日台関係はハッピーエンドと遠いのがとても心苦しく思った。
台湾の人のそういう期待に答えられる日本にいつかなるんだろうか?
日台間の歴史をちょっと勉強した上で見たら、日本人なら感動するいい映画だと思う。
低予算映画にありがちなテクニカル部分の雑さのようなものはある。
表現がストレートすぎてちょっとこっぱずかしいところもある。
でも強い気持ちが入ったいい映画だと思った。

主人公の友子を演じた女優さん、最初水川あさみかと思ったんだけど、田中千絵という台湾で活躍する女優さん。
日本でも少し芸能活動をしていたみたいだが、全く無名で、台湾に渡り中国語の勉強のために書いてた中国語ブログを監督を見て、友子役に大抜擢、映画がブレイクして彼女もブレイク!
メイクアップアーティストのトニー田中の娘だとか。

歌手の中孝介は、日本人教師役と本人役(日本人癒し系歌手中孝介って言ってたw)と一人二役。
日本人教師役は出番は多いが台詞がなかったから良かったけど、台詞が棒・・・でも歌手だからまっ、いいか、ナイスチャレンジw
歌はすごく映画に合ってたし、ああいう歌い方するのって中孝介くらいだし。
日本人教師のレトロな衣装が似合ってた。

原題は「海角七號」英語題は「Cape No.7(岬7番地」。
邦題ってあまり好きじゃない事が多かったりするんだけど、この邦題は結構好きかな。
舞台となった恒春という街は台湾最南端の街で、海角7号のヒットによって観光客に賑わってるとか。
アガの家とか観光地になっているらしい。
多分冬ソナの時みたいな感じかな?

海角七号オフィシャルページ

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コメント

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2 ■無題

ナドレックさん>
コメントありがとうございます。

>どちらか一方としか国交を結べない以上、台湾とは民間レベルの交流を強めるしかないのでしょう。

ですね!
何度か旅行で行っているのですが、行くたびに身近に感じられます。
爽やかな異文化恋愛映画だと思い混んで見たのですが意外と色々考えさせられる映画でした。

1 ■TBありがとうございました

>日台関係はハッピーエンドと遠いのがとても心苦しく思った。

これは微妙な問題ですね。
かつて日本は台湾との国交がありましたが、1970年代に中華人民共和国と国交を樹立するに当たって、台湾とは断交してしまいましたから。
どちらか一方としか国交を結べない以上、台湾とは民間レベルの交流を強めるしかないのでしょう。

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