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November 05, 2009 22:25:17

松井秀喜 MVP

テーマ:ブログ


おめでとう、松井秀喜選手!

日本人初のワールドシリーズMVPを受賞し、屈折7年の成果がようやく現れました。

数年前の手首骨折に始まり、ひざのケガ、そして手術。
今年はひざが完治していない状況で先も見えない不安と戦いながら頑張ってきました。
再発は怖くとも、できるだけの力で戦って来ました。

守備が全力できない分、DHでしかチャンスを与えられず、それでも、ヤンキースの厚い層の中で、有力な選手達がDHをものにしようと切磋琢磨している中で、彼なりの結果を出してきました。
それでも、世間というのは冷たいもので、特にメディアは言いたい放題。 
今年が契約の切れるタイミングであるだけに、守備のできない今の松井選手には、ヤンキースのお荷物だから100%契約更新はしないだろうとまで言い切りました。

その松井選手がこのワールドシリーズで、ポストシーズンで6割以上の打率を残し、ホームラン3本、ワールドシリーズ6打点(タイ記録)、そして、MVP。

素晴らしい選手たちが最高のプレーをするワールドシリーズにおいて、他国の日本人がMVPをとるということはどういうことか。
少なくとも、圧倒的な活躍と印象を与えなければ、この賞は受賞できません。
たとえば、ジーター選手が彼と近い記録を残したのであれば、きっとジーター選手が選ばれていることでしょう。
そのくらい、松井選手が日本人としてこの賞をとれたことは、非常に大きなことなのです。

例えば、イチロー選手がワールドシリーズで何個もファインプレーをして、打率8割を残したとしても、この賞を取れるかどうかは分かりません。
一打で流れを100%変えられるホームランバッターに圧倒的に有利な賞であり、体の大きさから考えると、日本人には不利な賞です。

それをこの7年間、契約最後の年に、満足な体で無いにもかかわらず、最高な形で結果をだしたことは、本当に素晴らしく、尊敬すべきことだと思います。


私が高校3年の時、同じ石川県の高校球児のひとりとして、星稜高校には一人の大型1年が入ってきました。
私は既に肘を壊して野球はやめていましたが、入学してすぐに星稜高校の4番に抜擢された松井選手。
彼を石川県立野球場でこの目にしっかり焼き付けたのが、すぐ先日のようです。

あれから、19年。 

彼は日本の頂点から世界の頂点へと上り詰めました。
くしくも、今年はWBCで日本が世界一を2連覇した年。

日本の野球レベルの高さを世界にアピールし、そして今日、日本選手のレベルの高さを再度世界へアピールしました。

WBCには出場できませんでしたが、こうしてワールドシリーズで優勝し最高の賞を得たことで、彼の中では納得できていると思います。


そして、インタビューにもありましたが、重要なことは、松井選手自身、常に日本人として意識しながら世界と戦っているということ。
勿論、野球はチームワークが重要であり、チームで戦っている以上、自分が日本人であると意識は非常に小さくなります。
しかし、前にイチロー選手も同じことを言っていました。
日本人としてのプライドは常に持っていると。


立場は全く違えど、私も8年のアメリカ生活では、常に日本人として誇りを持って戦ってきました。


自分のアイデンティティーを持ち、誇りを持ち、そして世界の中で生きていく。


そんな人たちがこれからもっと沢山出てくることを心から期待しています。
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