埼玉県警が採用試験のポスターなどに使っていたキャッチコピーが、陸上自衛隊の商標権を侵害している可能性があるとして、県警はポスターなど約2万枚の自主回収を始めた。

 警察庁も2008年に警察官採用広告で同様のコピーを使用し、陸自に謝罪した経緯があるという。

 県警警務課によると、問題となったのは「守りたい、『ひと』がいる。」という表現。企画コンペで選ばれた広告会社と県警が共同で考案し、09年3月から警察官募集のポスターやホームページなどに使用してきた。

 10年春の採用活動では、別の広告会社がポスター約1万600枚とチラシ1万枚を制作したが、コピーは継続して使用。県内のほか、JRや私鉄の電車内、東京都内の主要駅などに掲示していた。制作費などに約600万円かかったという。

 しかし、今月に入り、陸自が01年に商標登録した「守りたい人がいる」というコピーに類似しているとの指摘を受け、調査を開始。「商標権侵害にあたる恐れがある」として17日、表現の使用取りやめやポスターの自主回収を陸自に伝えた。各警察署にも速やかに回収するよう指示した。

 陸上幕僚監部によると、「守りたい人がいる」とのコピーは、00年の設立50周年を記念して作成した。「悪用されずに長く使いたい」と、翌01年にシンボルマークとともに商標登録し、パンフレットや関連グッズなど陸自のPRに用いてきた。

 県警は「ポスターの表現などが商標権や著作権を侵害しないかは、広告会社が確認する契約になっていたが、県警側でチェックできなかったのは遺憾」としている。

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