質問1
スポーツ選手が試合前にバナナを食べているのを
テレビで見たり、聞いたりしたことはありませんか?
さまざまなスポーツの選手が実際に試合前に食べています。
じゃあなぜバナナなんでしょうか?
では次の質問です。
質問2
「試合前の食事は2時間くらい前には食べておくように」
という話を聞いたことはありませんか?
じゃあなぜ2時間前なんでしょうか?
「これくらい知ってる」と思われたかたも多いかと思います。
けれど大事なことなので
説明させてくださいね。
まずバナナと食事(おにぎりなど白飯)に共通していることがあります。
バナナと白飯はともに
「糖質」といわれる成分が多くふくまれています。
そしてこの「糖質」は体を動かす時に必要なパワーを
内臓にグリコーゲンと呼ばれる物質として貯めておいてくれるのです。
そしてここから2つ大事なポイントがあります。
その①
この「糖質」不足するとどうなるか?
体を動かす為のパワーが無いので
1.体が思うように動かない
2.バテやすい
3.集中力の低下(体を効率よく動かせないので)
などのスポーツ選手がベストなプレーをするために
必要なことができなくなります。
その②
この「糖質」ですが食べ物によって
体に吸収される時間が違うんです。
食べ物による吸収時間の例)
ごはん 50g 約1時間45分
100g 約2時間15分
パン 200g 約2時間30分
バナナ 1本 約1時間
砂糖水 100CC 約10分
(それぞれ個人差はあります)
この上の表を見てください。
何かに気づきましたか?
よーく見てくださいよ・・・
みんなの試合当日の行動パターンに置き換えると
①試合2時間前にご飯・おにぎり(パン)を食べる
②試合1時間前にバナナを食べる
③試合中にポカリやアクエリを飲む
知らず知らずの人もいたかもしれませんが
多くの選手が「糖質」を口にしてるのでは。
だから朝ごはんを食べないとバテるのです。
夏場だと倒れてしまうんです。
③のポカリやアクエリには「クエン酸」が含まれています。
スポーツ選手にとって、
この「クエン酸」とさきほどの「糖質」は
メチャメチャ相性バツグンです。
もうラブラブです!
なぜかというと
「糖質」だけで体に吸収するよりも
「糖質」が「クエン酸」と一緒に体に吸収されることにより
「グリコーゲン」が早く貯められるのです。
言いかえれば
体力がなくなりそうなときに
素早くパワーを作ってくれるのです。
バナナが苦手な人は
「ウイダーインゼリー」とかでもOKです。
「クエン酸」は他にもオレンジジュース(果汁100%)にも
含まれています。
ポカリやアクエリが苦手ば人にはオススメです。
最後に一つ注意があります。
これらは
・試合前は2、3日前から当日に
・練習前は当日の朝に
・疲れがたまっているときに
などには多く取っても問題はありませんが・・・・
練習の無い日や日常あまり動かない時に
取りすぎるとカロリーオーバーです。
オデブちゃん体質になります。
動かないのにパワーを貯めても
脂肪になるだけです。
逆に体重を増やしたい人はイイかも。
でも運動は必要ですが
みなさん食べ物って大事ですよー!
食べ物一つでホームランや完封を逃すかもです。
勝てる試合も負けるかもしれません。
これからも食べ物については定期的にシリーズで書きますね。
前回の宿題の答えは次回で!
(前回宿題はこちら→第7回 )