とうとう10+8回目まで到達出来ました。もはや意地になっていますな、、、果たしてどれだけの方が読んでくださっているのかわからないこのgdgdな展開、どこまで続きますやら。そして最終的にはどうなってしまうのか(終わるのか?)。


第18回目、始めます。


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スタジオ盤8枚目はこの「In Through The Out Door」です。
ZEPPの長い歴史の中でも、きっと3rdに次ぐ問題作品であったのではないかと思えます。
そして、この作品こそ、僕が「リアルタイムで」体感した唯一のLED ZEPPELINのアルバムです。(これ以降のは完全な「新作」ではない、という意味で)

先に書きました通り、内容的には「ん?これがLED ZEPPELIN?」と思われるところが一杯のアルバムですね。Hard Rockっぽいイメージからは随分と離れた、実験的な作品です。どうやらJimmy Pageがあまり乗り気でない間にRobert PlantとJohn Paul Jonesが作っちゃってた、って感じであったらしい。まぁこのあたりはまた後日書く事もあるでしょう。

で、このアルバムのArtworkも凝っていて、茶色い外袋の中に入っているレコードジャケットの写真は全部で6種類あって、開封するまでどのジャケットが自分の手にしたレコードに使われているかわからない仕様となっていました。

このレコードジャケットの解説については、素晴らしいものが出ているのでこちらでご紹介させていただきます。(トラックバック)

「我龍待合室」〜レッド・ツェッペリン「イン・スルー・ジ・アウト・ドア」のジャケットの謎を解く
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/135775/36925239

後年、LPの時代が終焉を迎えたような形になった時、引越しをしたこともあって、LPレコードは処分してしまいました。その際に、このレコードの「仕掛け」を実験したのでした。

茶色い外袋、その中に入った(1/6のデザインの)レコードジャケット、その中には更に、LPレコードを入れる厚紙の袋が用意されていたのですが、モノクロで絵が描かれていたその袋は、水で濡らすと発色する、という仕掛けが施されていました。手放す最後の最後に、思い出として実験して、発色を確認したことをよく覚えています。





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MTVの洗礼を受けて、Hard Rockからもギターからも遠のいてしまって、そんな中、大学に進学(やっとこさ)する訳です。

高校までの世界とはまた違って、本当に多種多様な人がいました。
人付き合いも一杯増えて、そんな中、僕の中での「音楽」の存在はかなり小さなものになっていました。
勿論ZEPPは好きではあったものの、昔の様に家に帰ればZEPPしか聞いてない、なんてことはもう無くて、音楽を聴くのも自宅ではCDラジカセとテープで満足。夜中にMTVを見て最新のVideo Clipを楽しむ、という、極めて当たり前の大学生生活をしておりました。

クラスの友達も出来て、そう言えば、この頃クラスで流行っていたのが浜田省吾さん。



このアルバムが大流行りで。

真夜中に学校のそばに住んでいた下宿生友達達が車で大津迄やってきては、
「真夜中の浜省ツアー」
と称したドライブに誘うのです。

夜の琵琶湖岸をあちこち走り回って、どうでもよい事をグダグダと話し、家に着いたらそこで酒盛り、という夜を何度過ごした事でしょうか。

そんな仲間の内にギターを弾く友達もいて、ちょこちょこ教えて貰ったりして。
その友達とは別に、同じ仲間の中には大学でバンドを組み、音楽を始めた友達もいて。
僕はその時点ではバンド活動をする気も無くなっていて、「がんばってるやん、ふぅん」位にしか感じてなかったのですが、彼らからはまた、今迄聞いてなかった音楽を色々紹介して貰えたりもしたので、それなりに刺激をうけてはいたのでした。(上記の浜田省吾さんもそのうち、の一つです)

学園祭には、その友達のバンドの応援に行ったりもして。

そんな時間を2年弱過ごした頃でした。ある12月の朝、バンドやってた友達が
「なぁ!なぁ!!!!昨夜のMTV、見た??」と血相変えて教室に飛び込んで来たのでした。

たまたま、何かの用事で番組のド頭を見逃していた僕。
「へ?なに?なんかあったん?」

「みてへんの?今日、ウチおいでやぁ!」


「。。。???ええけど。。。」


次回に続きます。