先日の日曜日、人生初の人間ドックに行ってきました。


父も母も胃がんを患い、特に父方はがん家系なので
私も気をつけなきゃと思い、
20歳の頃から数回バリウム検査はしてきました。


でも今回は私も30代後半に入っているし、
健康診断ではなく人間ドックを受けてみようと決心。
胃の検査はバリウムではなく、内視鏡。
もちろん初めてで、しかもそれだけじゃなく
今回が初ドックだというのに大腸の内視鏡検査まで!
どうせやるなら一気に行ってまえ~ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ
ってことで、上下でお世話になることにしました。


初めてのことは、やっぱりいくつになっても緊張します。
未知の世界。


これまで生きてきたなかでの経験や知識を総動員しても、
初体験真っ只中にいる私の感覚や状況を想像さえできない
歯がゆさのようなものも交えながら、緊張する私。


血液検査やその他の基本的な検査を終えて、
いよいよ内視鏡検査の時。


診察台に横たわると滞りなく検査が済むように
鎮静剤の注射が打たれます。


針が腕に刺さって、看護師さんが軽く薬剤を押し出すと
一瞬にして喉のあたりがしびれるような、
まるでウォッカを一気飲みしてしまったかのように
カ~ッと熱くなるのを覚え、そのあとまた一瞬にして
明らかに私の血液とは異なる液体が体中を駆け巡るのが分かると、
私の肉体は脱力して、意識も朦朧となりました。


・・・・・
き、気持ちいい~~~!!
なんなの、この脱力感と朦朧感・・・
絶対にクセになる!!!


意識が遠のきながらも
そんなことを冷静に感じている自分がおかしかったけれど、
でもこれ、ほんとにクセになるくらい気持ちいい!!


あぁ、この朦朧感、めちゃくちゃ酔っぱらって
わけわかんないこと言ってる時に似てるな~ (゜д゜;)


この脱力感、
コーヒーカップに乗った時にもあったな~ :*:・( ̄∀ ̄)・:*:


肉体のスイッチがOFFになって思考も停止すると、
途端に全神経が自分のコアの意識にシフトし始めて、
余計な事なんか考えなくなって、どうでもよくなって、
ただ、自分の純粋な意識(無意識?)だけが
そこに存在しているっていう感覚になって、
これがとてつもなく心地がいい。


こんな私をよそに、粛々と進む内視鏡検査。
もうそれさえも、どうでもいい感じ(笑)


いらないものが全部そぎ落ちて、
まるで魂だけがそこに残ったような感じ。


そもそも魂の本来の姿、在り方は
こんなふうに心地のよいものなんじゃないかなー
って朦朧としながら感じていました。


それが肉体を持ってこの地球上に生まれてくると、
環境や人間同士の関係に順応するために、
思考力を高めなくてはならなくて、
魂本来の姿には全く必要のないものをいっぱいくっつけていく。


だから、こうして肉体のスイッチがOFFになって
思考が停止した時は、自分の魂をそのまんま感じられる
絶好のチャンスなんじゃないかなって思うんです。


よく臨死体験の話の中に
あっちの世界に向かっている時はとっても気持ちがよくて、
もうこっちの世界には戻りたくなくなる、っていうのを聞きますが、
きっとそれに近い感覚なのかなって思います。


俗に言う、“繋がっちゃってる”時の感覚。


シャーマンが神と繋がる時、幻覚作用のあるキノコを使ったりするけど、
その時にはきっと、こんな感じになるのかな。


雨乞いの儀式で、体に傷をつけて意識を朦朧とさせながら
神と交信する古代の民族も、きっとこんな感じになってたのかな。


もしそうなら、私も内視鏡で上下くまなく検査されてる時に
もっとちゃんと神と交信しておくんだったな~o(_ _*)o



どんな繋がり方だよ!!

って自分に突っ込みながら、
来年の人間ドックを今から心待ちにしている私(笑)


あぁ、あんなに苦痛だった2リットルの洗浄剤も来年は
きっとウキウキしながら飲んじゃうんだろうなぁ( ´艸`)