さよなら痔モン体験談記

さよなら痔モン体験談記

京都で活動する音楽ユニット「FMトリコ」のまきはらさんがお送りする、
痔の手術やその他もろもろの体験談です。

表ブログ「FMトリコ3番レフトまきはら君」はこちら→http://ameblo.jp/mirai-sakugo/

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大変ご無沙汰になってしまいました。

前回の更新が2月ですから、半年経ってしまいましたね。

前回はそう、お尻の穴の小さい奴だということで、術後の経過を図とともに書いていたかと思います。

なかなかお尻が広がらなくて、大変なんです!ということでした。

http://ameblo.jp/the-monkun/entry-11469011096.html



あの記事から以後、何度か通院しては先生に指でお尻の傷を広げられ、傷が治っては広げられ、

ということを繰り返しました。(狭くなるのを広げるためだったみたいですが)

死ぬほど痛かったですが、それをやらないと治らないんだと思ってましたし、

お尻がなかなか広がらないのですが、と先生に伝えても

「大丈夫!きれいに治ってきてるから様子みましょう!」と言って終わるだけでした。

そのうち、薬がなくなったら来る程度でいいよ、という段階になっていきました。



知識も経験もない素人ですから、先生が大丈夫、治るよと言ってくれるならそうなんだろうと、

お尻は狭くなっていく感じがするけれど、まあ治るんだろうと、信じてしまっていました。



5月に転居することになり、住んでいた京都から引越しをしました。

距離がかなり遠くなりましたし、病院に行っても先生が不在ということが多くなり

診察を受ける機会がなくなってしまいました。薬だけもらいに病院へ、という形のまま様子を見つつ時は過ぎ・・・



8月。術後より狭くなっている感じが否めず、やっぱりこれはおかしいんじゃないかという気持ちが

大きくなっていきました。あと数か月で手術から1年です。

先生に言っても恐らく「大丈夫!」で済まされるだろうと思った私は、

ようやく重い腰をあげ、肛門科の専門医に診てもらうことに。



肛門科の専門医についてはまた改めて書きますが、結論だけ書くと、私は「術後肛門狭窄症」という、

痔の術後に肛門が狭くなってしまうという症状に当てはまってしまい、狭窄症を治す手術を受けなくては

いけなくなってしまいました。



「大丈夫!治るから!様子みましょう!」という言葉はいったい何だったんだろうと。

失敗なら失敗と言ってくれれば、まだ対処のしようがあったのに。

専門医も「早くきてくれていれば、手術をしなくても済んだ」とおっしゃっていました。

もう今の段階では、手術をするしかないんだそうです。



なんといいますか、時間とお金を返してほしい。そんな気持ちで心が苦しいです。

外科手術ですし、失敗することだってあるでしょう。それは私も覚悟していましたし、

術前に看護師さんから説明も受けていました。納得して手術を受けました。

ですので、失敗したのでフォローを専門医で受けてほしいと言われれば、

仕方ないと甘んじて受けていたと思います。



ところが治るから、大丈夫だからと言われ経過を待っていたら、こんなことになってしまいました。

今度の手術は保険適用がないので、かなりの金額がかかってしまいます。手元にそんな金額はないので

用意できるまで待たなくてはいけません。



つらつらと長くなってしまいましたが、今後のために体験を残していきたいと思います。

興味のある方はぜひ読んで頂けたらと思います。





ケツの穴のちいせえ野郎だなあ!といわれたら、それは悪口です。先日、大学を卒業したばかりの子と話をしていて「なんやその、ケツの穴の小さい男は・・・そんな男は別れたほうがいい!」なんていうお節介を言ったところ、「ケツの穴の小さい男、ってなんですか?」と聞かれてしまいました。



そういわれると、ケツの穴の小さい野郎、ってなんなんでしょうね(笑)逆に器の大きな人を「ケツの穴のでっかい男」とはいいませんもんねえ。上司の僕から見ても、あいつはケツの穴のでっかい男ですよ!・・・とかね。ははは。なんか違う意味になってしまうわ。普通は小さいものですものウホホ。



話が変な方向へ飛びましたが、痔の手術をして3週間もすればどんどん傷は治ってきます。しかし、何もかも以前と同じようにはなりません。痔を切ったわけですから、その面積分の皮膚をリカバリしなくてはいけない、つまり。皮膚と皮膚が若干寄り合って早く再生しようと頑張ってしまうわけです。



そうなると困るのが、体の主である私。お尻の穴が小さく狭くなってしまうので、ウンチョス君が出口の手前で止まってしまうのです。わかりやすく言えば、それまで2車線あった道路が途中で1車線に合流するみたいな感じ。当然渋滞が起こりますよね。




さよなら痔モン体験談記


今は軟便剤を飲んで、ウンチョス君を柔らかい状態に保っています。しかし、それをこれから先何十年も続けるわけにはいきません。いつかはさよならしなくてはいけない・・・そうなると、多少硬めで太目でも頑張って通れる道幅が必要になってくるんです。



退院して3ヶ月。まだ通院していますが、まきはらさんがケツの穴のでっかい女になる予兆はまったくありません。むしろ日々、どんどん小さくなっている気がしないでもない・・・。でも先生は「大丈夫ですよ~」と言うばかりで、なんとも不安な毎日を過ごしております。



またあの日のように・・・バナナのようなウンチョス君との感動の対面を果たす日はやってくるのでしょうか・・・。



ひとまず手術から現在に至るまでの流れをお送りしていまいりました。次回は痔にならないために「ああ、こうしておけばよかった!」と思うこと。痔になりやすい人について。などなど、体調管理について色々と綴って参りたいと思います。



手術後、排便後に襲ってくる痛みに耐える以外は普通に生活をしていました。私は2週間入院したのですが、とにかく時間があまりあまっていたので資格の勉強をしていました。座り続けるのが辛いので、30分、休憩、30分・・・という感じでしたが。



ただ、先生の診察がある日は違いました。月水金と週に3回あったのですが、その度にのたうち回っておりました。痔モンブログの最初に出てきた「グリグリのポーズ」であらわになったお尻に、先生の太い親指がグリグリグリグリーー!!いや、音でいうならメリメリメリメリーーーッ!!!って感じでしょうか。




さよなら痔モン体験談記

アアアアッ!!!先生おやめになってー!!

グリグリのポーズについてはこちら




傷は毎日少しずつですが治っていきます。私はお尻の中を見ることはできませんが、想像するにかさぶたのような状態になって、中の皮膚がちょっとずつ寄って修復されている、という感じだと思うのです。かさぶたが出来ると、元の様にツルツルにはなりにくいですよね。ヤケドの痕とかもそうですけど。



そうやって治ろうとくっつき合っている傷口に、先生は容赦なく大砲をぶちこんでくるわけです。もうね。大の大人が泣きますよ。痛みの瞬発力がハンパないんです。退院した後も、これが続くんです・・・。あまりの痛さに



「痛いーーー!!!痛いーーー!!先生タスケテーーッ!アーーーッ!」



って叫んだこともあります。ははは。恥ずかしい。でも傷口をわざと広げるんですから、痛くて当たり前なんですよね・・・。先生いわく、手術の出来よりもアフターフォローが大事だとおっしゃってました。アフターをしっかりして痛くても我慢しないとどうなるか・・・。



お尻の穴が・・・

自分でも驚くほど小さくなってしまうんです・・・。



次回、いったい私のウンチョスライフはどうなってしまうのか、本気で悩むの章をお送りします。

術後1週間~10日を過ぎると、普通の生活をするに当たって特に支障はなくなってきます。

気をつけるべきポイントとしては



・冷たい場所に座らない

・ウンチョス観察日記をつける

・刺激物はとらない



といったところでしょうか。食生活はもちろん野菜中心です。とにかく便を滞りなく、且つ柔らかい状態を保たなくてはいけません。薬の調整があるので慣れれば楽なんですが、この薬がなかなか飲みなれませんでした。。。



中身は炭酸マグネシウムなんですが(なんだと思いますが)、お水を口に含んで炭マグの粉末を入れるとその瞬間から溶けずに塊になってしまうんです。普通の粉末の薬って、お水に溶けて拡がるんですけどマグネシウムは逆なんですね。



ですから飲みこむときにまるで大き目の飴玉を飲むこむような感覚になってしまいます。これが飲みなれないうちは気持ち悪い!!!味はとくにないのでよかったのですが、これが苦いとかだったらまさに苦行だったと思います。




さよなら痔モン体験談記


不老長寿を願った卑弥呼が死の直前まで追い求めていたという伝説の秘薬





これを飲みすぎると見事にお腹はGO TO HELL!!まだ裸当然の傷口に容赦なく襲い掛かる激流・・・それに耐えるたび、いったい私は前世で何をしたのかと考えざるを得ませんでした。そのうちペースをつかめるようになるのですが、元々便秘症であるがゆえに、たったそれだけのことに割と苦戦したのでありました。



また私の場合、入院中に思わぬ体の不調がみつかり、伝説の秘薬にプラスして薬を飲んでいました。薬を毎食後飲むって、結構ストレスですね。ちなみにこれを書いている現在、退院して2ヶ月半ですが、未だにお薬の量は変わっていません。



ちなみにですが、この頃になるとお通じの時間帯以外は痛みは大したことなくなります。普段は・・・。

そう、普段は、なんです。



痔の手術は痛くありません。術後、せいぜい1週間頑張れば痛みから少しずつ解放されていきます。ところが、本当の地獄は1週間を過ぎてからわかるのです・・・。次回は本当の地獄編、ああっ!!先生!!おやめになって!!!秀吉水攻めお尻攻め、恐怖のグリグリプレイ(プレイじゃない!!!)をお送りしたいと思います。



ああ、どうかチャンネルはそのままで・・・



術後3日目の日記を読み返してみました。



「術後3日目。朝から夜までで12回排便があった」

「6回目くらいで歩けなくなってきた」

「8回目の時は涙で廊下がにじんで見えた」

「9回目で笑いが止まらなくなった」

「10回目で痛みのあまり廊下にウズクマール」



ウズクマールと書いてしまうあたり、もう痛くてどうしようもなかったのでしょう。その日は処方された軟便剤が効きすぎてしまい、大変な下痢に襲われた日でした。術後3日目にノロウイルスにかかったかと思ったくらいです。

その勢いはとどまることを知らず、朝から寝るまで合計12回。実際は痛みで眠れませんでしたが。



この痛みが恐ろしくて、翌日から処方された軟便剤を飲めなくなってしまいました。またあの痛みに襲われると思うと、怖くて怖くて・・・。しかし、軟便剤を飲まずに硬くなってしまったウンチョス君が傷口を痛めつけることを想像し・・・結果、1袋だけ飲むことに。4日目は少し落ち着きましたが、それでも6回あったみたいです。かわいそうに・・・ってワシやないかーーーい!



やはり痔の手術の後の最大の敵は、なんといってもこの「排便の痛み」でしょうね。これに尽きるといっても過言ではないと思います。他のところはいたって元気なわけですから、この痛みが余計に大きく感じられるのです。しかも痛み止めを飲むくらいしかフォローのしようがないので、ひたすら我慢の日々が続くといったところでしょう。



ちなみにまきはらさんと同じ手術で入院していた人は痛み止めが飲めない体質の人でした。脂汗をかきながら我慢していたそうで、それだけでも相当ストレスになっただろうと容易に想像できます。



お尻の痛み、なんて舐めてかかってはいけません。お尻であろうがなんであろうが、「生の傷口」であることに変わりはないのです。今から痔の手術、切除手術を受けようと考えている人はこれを忘れないでほしいと思います。相当な痛みに襲われるということを覚悟しておかなくてはいけません。



しかし、痛みの山を乗り越えた先には、憧れの自由が待っているのです。少しずつ痛みがひいていくに連れて、

徐々に実感することができます。次回は痛みからの解放宣言をお送りしたいと思います。