条文のメモ書き(民法の解説、説明、判例、過去問等)

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勉強中の民法条文についてメモ書き、司法書士試験の過去問、体験記を書き記します。


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第167条(債権等の消滅時効)
1 債権は、十年間行使しないときは、消滅する。
2 債権又は所有権以外の財産権は、二十年間行使しないときは、消滅する。

重要度:4

メモ書き:
(1)消滅時効にかかる権利は、債権(時効期間は10年)と、債権でも所有権でもない財産権(時効期間は20年)。債権でも所有権でもない財産権の例は用益権(地上権、永小作権、地役権)である。
(2) 所有権や、物権的請求権、登記請求権は消滅時効に係らない。

(3)判例

1 遺留分権利者が減殺請求によって取得した不動産の所有権に基づく登記手続請求権は時効によって消滅するか。
→することはない(最判平7・6・9)[10-20-エ]。

2 瑕疵担保による損害賠償請求権には消滅時効の規定の適用があるか。
→ある(最判平13・11・27)。

(4)出題過去問番号:[3-13-ア(供託法)、18-7-オ、8-15-2、11-12-ウ]

(5)過去問

1. 質権は,被担保債権とは別個に時効によって消滅しないが,地上権は,20年間行使しないときは,時効によって消滅する。
→△(396条にも注意。質権は、債務者や質権の設定者以外の者との関係においては、被担保債権と離れて単独でで時効消滅するので間違いとも言えるが、本肢は、正しいという趣旨で出題されているようである。)[18-7-オ]。

2. 地上権者が土地を使用していないときでも,その地上権に抵当権が設定されていれば,地上権は,時効によって消滅することはない。
→×(地上権は20年行使しないと時効消滅する(本条第2項))[11-12-ウ]。
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