氷室京介の代表作として、ファーストシングルでありライブの定番曲として知られる「ANGEL」がある。

この曲、氷室が一番大事にしている曲であり、キャリアを通じて様々な変遷をたどっている。

この記事では、ANGELという曲を通じて氷室京介のキャリアをあぶりだす事を目的としている。

ま、堅く考えないでいろんなANGELを比べてみましょうかね。




1.ファーストシングル「ANGEL」


 BOφWY最後のアルバムとなったPSYCHOPATHを発表した前後または解散宣言を行った1987年12月24日以降に作られたと思われる。

 この曲に掛ける思いはひしひしと感じる。

 BOφWY時代には考えられなかった詞の世界。

 「臆病なオレを見つめなよANGEL 今飾りを捨てるから

  裸のオレを見つめなよANGEL・・・

 BOφWYでは自らのスタイルを確立することに懸命で、いわば「カッコつける」ことに命を懸けていた氷室。

 しかし自身のキャリアをスタートするに当たり、虚像であるBOφWYの氷室京介像を壊すことに力を傾けていたことがわかる。

 ボーカルも、BOφWY時代にはほぼ1発録りで済ませていたという驚愕の事実があるのだが、この曲のボーカル入れではかなりの時間を掛けたと思われる。

 しかし今聴いても凄まじいボーカルだ。

 氷室の伝説に、レコーディング時にブースのガラスを通じて外まで生声が聴こえていたというものがあるが、この音源を聴くにそれが真実ではないかと思わせる。

 後にANGEL2003レコーディング時に氷室はこの音源を聴いて「すげえな、昔のオレ」と思ったとの事だが、まさに若さ溢れる(当時27歳)氷室の魂の叫びを感じられる。

 レコーディングにはベースかつプロデューサーの吉田健を中心に、ドラムにセッションドラマーとして知らない人はいない村上ポンタ秀一、そしてギターにはゲストとして当時彗星のごとくロック界に現れた新進気鋭のギタリスト、チャーリー・セクストンを迎えている。

 今聴くと多少の古さを感じないでもないが、それ以上にフレッシュな音作りが氷室の生まれたてのスターとしての輝きを真空パックのように記録することに成功している。



 ところで上記のサビの後、なにやら不明瞭の英語を氷室が歌っている。

 恐らく仮歌入れの時に入れていた偽英語のフレーズが残ったものだろうが、ネット上でいろいろな解釈がされている。

 有力なのは 「Well... Darling is Cool」。

 なるほど、と言えなくもない。

 しかし私には「Too Duty, Too Cool」に聴こえて仕方がない。

 ちょっと小悪魔で下世話なんだけどカッコいい、という氷室のBOφWY時代によく描かれていた女性像を連想させるのだ。

 そんな女性像を「ANGEL」というイコンになぞらえ、自らのソロアーティストとしてのアイデンティティーを声高に歌う氷室が想像できる。


(つづく)

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ブログ1周年

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今日はブログ1周年!

支えてくれたみんなありがとう!!


思えば1年前は何にも決まっていない状態でタイに行って、仕事も無く途方にくれていました。

しかし1年経った今はブログを通じていろいろな方と交流するのが生きがいになっています。

大切な仲間たち、大切なファミリーに感謝して新たな1年を送りたいと思います。

取り急ぎ、感謝のメッセージを贈ります。


タイマイ

2006.1.27


ipodint1



1年前はこんなでした



hair

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Thank You For Your Life

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まだ未完成ではあるけれど、特別な日である今日、記事と音源をアップすることを決めました。

命を持ったすべての人へ

命を失ったすべての人へ

想いを込めて

歌を聴く場合はこちら

     ↓

Thank You For Your Life.mp3
ダウンロード用リンク


サーバーにはじかれる場合、こちらを試してください。

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「Thank You For Your Life」

  song by Thaimai

D-Em-A D-Em-A

D-Em-A-Em-A-D-Dsus4-D

A G D

人生の列車を乗り継いで行く君は

Gm D Em A

ちょっと人より ゆっくりかもしれない

D A G Gm

あの約束の場所へと導くのは

  D G

きっと 僕たちの

Em A

強い 強い 強い絆


だから

D A G D

産まれてくれて ありがとう ぼくらのうちへ

G D Em A

愛という名の魔法を かけてくれたよ

D A

心を込めて ありがとう

G D G D B G
優しい君の 心の温度が手と手を伝い

Gm D-Dsus4-D

僕の 真ん中へ


D A G D

人生ってステージのカーテンコールは

Gm D Em A

ちょっと人より 早かったかもしれない

D A G Gm

あの懐かしい歌を 聴くたびに ほら

  D G

きっと 思い出す

Em A

熱い 熱い 熱い鼓動


だから


D A

産まれてくれて ありがとう

G D G D Em A

ぼくらの胸に 愛と勇気と音楽を 伝えてくれたよ

D A

心を込めて ありがとう

G D G D

その歌声が 優しさの空から

B G Gm D
僕たちの 集う この場所へ

Gm D Gm D

あきらめないで 信じることを

Gm D Gm D

あきらめないで 伝えることを

Gm D Gm D

あきらめないで 生き抜くことを

Gm D Gm D A-Asus4-A

あきらめないで 愛することを・・・

Special Thanks to shinmai, yomesan, family in japan,

seray, lalamame, cologne, wakuwaku, johannes and more...




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(注:記事がやたら長くなったので、前半後半に分けました。)



その後、様々な時代の曲を織り交ぜてライブは進行していったが、オーディエンスの「様子見」的な雰囲気が解消されることは無かった。以下、曲ごとの感想を簡単に書く。


OUTSIDE BEAUTY

 ミニアルバムBeat Haze Odysseyのオープニングを飾る曲だが、なぜかツアーでは披露されなかった、アップテンポの氷室らしい曲。この曲がライブ向きだということがわかった。


MAXIMUM100の憂鬱

 私は氷室のライブビデオで実は「Oversoul Matrix」が一番好きなのだが、この曲をやってくれたことはとても嬉しかった。オーディエンスのノリはまったく駄目だったが・・・


HEAT

 スティーブ・スティーブンスと組んだアルバム『IDEA』に収録され、シングルにもなった曲。ポップ過ぎるのであまり好きではない。ライブの出来は悪くないが取り立てて良くもなかった。


JULIA

 MCで笑わせてくれた。氷室はデモテープを作る時に仮歌を入れて仮タイトルをつけるらしいが、この曲は当初「今年もこたつとみかんとサザン 」という仮タイトルだったというエピソードを明かしてくれた。

 この曲も日本的なメロディであるが、私は好きだ。タイで車を運転している時この曲の入った『Ballad ~La Pluie』をよく聴いていたのだが、この曲のメロディは日本を思い出させてくれた。

 生で聴けて本当によかった。ただ、リクエストで1位になったのは意外だった。


TRUE BELIEVER

 これは本当に意外だった!氷室自身が納得のいく出来ではなかったアルバム『Shake The Fake』の最後に収録されている曲。いい曲だと当時も思っていたが、あまり聴くことがなかった。それはアルバムの雰囲気に統一性が無く、氷室が方向性を見失っているのが音に表れていたからだ。

 しかし今回この曲をやったことから、氷室の中でShake The Fakeも自分の歴史の一部として受け入れられるようになったことがわかった。

 いろいろな浮き沈みがあったけれど、氷室はもう突き抜けたのだ。

 ついでにBreathlessもやって欲しかった・・・ね!


Keyの小森茂生さんのブログ には、ステージで演奏しなかった曲も含めて50曲ちかくリハを行ったとあるので、Breathlessもリハでやったのだと思う。

しかしご存知のとおりこの歌は相当難しい。演奏もキメの部分が多く、バンドとして合わせるのが大変だと思う。

短期間のリハでは曲を煮詰めることができなかったのでお蔵入りしたと想像する。


EASY LOVE

 新曲1発目!これはクリスマスイブ限定で公式サイトで試聴していたので、曲調はだいたいつかんでいた。

 最初の印象ではあまりピンと来なかったが、やはりいい曲だ。後半転調してキーが上がるが、氷室は完璧に歌いこなしていた。

 声を大にして言いたいのだが、氷室の歌い手としてのレベルは最上級である。

 今ヒットチャートを賑わしている幾多の泡にまみれたようなバンド、ちゃらちゃらときらびやかなだけの歌手らの歌と比べれば雲泥の差である。

 歌にリズムを感じるのは彼の歌だけだ。


BITCH AS WITCH

 EASY LOVEとカップリングというか両A面というべきか、ともかくシングル曲である。

 こいつは驚いた。

 なんてカッコいい曲だろう。

 グルーブがうねっていて、腰に来る。自然に体が動く。

 こんな曲が書けるロックミュージシャンが日本にいるだろうか?

 そう思わせる出来。

 しかしもう一つ驚いた。

 客の反応。口ポカーンと開けたように腑抜けた反応だ。

 この曲のリズムに乗れないで氷室ファンと言えるかってんだ!!

 じっくり聴きたいという気持ちはわかるけど、もうちょっと曲そのもの、音楽そのものへの感受性を持っていてもいいんじゃないかと思う。

 (co-buddhaと私は踊り狂ったw)


SWEET REVOLUTION

 複雑なドラムリフからストレートな8ビートに滑り込むイントロ。

 印象的なメロディ。

 ニューアルバムの目玉の一つになることは間違いない。

 それに続くツアーでも盛り上がる楽曲になることも間違いない。

 これも客の反応は今ひとつ。おまいら、やる気あるのか!?と言いたくなる。(暴言スマソ)


ROXY

 ここでやっと盛り上がる。この曲はファーストアルバム収録だが、現在のライブバージョンは2003年のCase of HIMUROライブで初めて披露されて以来、ライブの定番となっている。

 知らない人もいると思うので書くが、このライブver.アレンジは本田毅が氷室に「この曲アレンジしてくれ」と頼まれてやったという。

 原曲のタテノリを維持しつつもロックスピリット溢れるハードなスタイルに変化させた腕は素晴らしいと言わざるを得ない。

 永井のドラムもキレと味が絶妙で気持ちがいい。

 ライブ終盤でやっと流れが本調子になってきた様子。


SHAKE THE FAKE
ANGEL

 盛り上がってそのままShake~に行ったと思ったらもうAngelで本編終了。

 率直に言って「え?もうAngelやるの??」と思った。

 まだまだ不完全燃焼でしょう・・・やはり氷室もそのようで、ついにMCで会場についての発言が出てしまった。

 どうやら音響の悪さは氷室にも影響を及ぼしていたようで、会場が大きく後の方まで聴こえていないのでは?という気遣いと、オーディエンスからのリアクションがあまり返ってこなかった(これは音響だけのせいではない)ことで、流れをつかみきれなかったようだ。

 ライブはその名のとおり「生き物」である。

 氷室自身も1年ぶりのライブということで勘を取り戻せなかった部分もあるだろうし、ほとんどが初演の曲だったということで、バンドも1曲1曲こなすのに懸命でグルーブを生み出すところまで行っていなかった。

 盛り上がった時に披露するマイクの胸当ても股間当ても無かった。

 微妙な雰囲気の中、アンコールを待つ。

 アンコールを求める声も心から求めるというよりは「まあ、アンコールは用意されてるんでしょ」みたいな冷めた空気を感じた。



ENCORE

ONE

 これは反町隆史からのオファーで書いた曲。Beat Haze Odysseyに収録されていたが、当時インタビューで氷室はこの曲をレコーディングするのを迷っていたという記事があったと記憶している。

 自分で詞をつけた訳ではないからだと思うが、この曲の歌詞は悪くない。

 氷室もそのことをMCで語っていた。「ちょうど今の俺とお前らの感じ」にぴったりだと。

 目頭をおさえるふりして「オレが途中でこうしたら歌詞を忘れたということでw」と笑かしてくれた氷室。

 すごくあったかかった。

 スタジオ盤を聴いたときも歌のうまさが際立っていたが、生で聴いて今一度強烈にうまさ(といっても技術的なうまさではなく、魂をこめたうまさ)を感じさせられた。


DISTANCE

 名作『IDEA』のラストに収録されたナンバー。『Memories of Blue』における「Will」のように感情を込めた歌。

 これもライブでは初演。個人的にはあまり注目していない曲だったが、このアンコールの流れには合っていた気がする。


JEALOUSY

 この曲の前に、この日が誕生日であったギターの本田毅にサプライズ!

 小森のキーボードに合わせて氷室が「はっぴいば~すで~ つーゆ~~~~♪」ととんでもない声で歌いだした。

 ちょっと涙ぐむ本田が可愛い。可愛い44歳(笑)

 氷室「宴たけなわではございますが」とお茶らける。爆笑!

 しかしその後急に渋い声になって曲紹介。

 この流れは強引だったが気分が高揚した。

 この曲はやっぱりいつ聴いてもポップだなあ。でもいいんだよなあ。


SUMMER GAME

 で、真冬にサマゲーw

 久々にエンディングを飾り、やっぱこの曲だなと思った。

 ちなみにタイマイが高校の時に修学旅行のバスの中で歌ったのがこの曲。

 バスガイドに「歌い方が氷室に似てるね」と言われたのを思い出す。

 そう、その頃から歌まねをしていたのだ。


アンコール、もう一回あるかな?と思ったけどみんな「2nd STAGEがあるから・・・」みたいに大人しかった。

そうじゃないだろ!?って思ったのは自分だけ?


ともかく1st STAGEは終了した。



いよいよ1st STAGEのスタート。


氷室が最近聴いているだろう曲がBGMとして流れていたが、突然暗転。

オープニングのSEが鳴り響く。

同時に、それまで「シンプルなステージだね」などと思っていたのが嘘のように、サイドの垂れ幕状になったものがスクリーンのように映像を映しだす仕組みになっていて、「kh」のロゴを描いた赤いフラッグが左右に3本ずつはためいた。

この仕掛け、U2なども使っているようだ。さすが氷室。最新のライティングシステムを導入している。

こういうこだわりが彼の真骨頂だ。

並みのアーティストではない。


1曲目、「Sleepless Night」。BHOのツアーでは2曲目に演奏されていたが、オープニングに持って来いの曲だとわかる。

MELLOWの中では唯一従来の氷室らしいビート系であるこの曲の評価は分かれるところだと思うが、私は嫌いではない。

ドラムのオカズがカッコいいから。それだけ(笑)

ともかく文字通り、「眠れない夜」の始まりである。


そして2曲目。イントロに聞き覚えのあるSEが・・・

「Well, Don't Know Fears!!!!」

 

きたあああああああああああああああああ!!!!!!!


1stアルバム収録の「SHADOW BOXER」だ!!

この曲はKING of ROCK SHOWツアー以来、まる15年ライブでやっていない曲である。

しかし歌詞の内容とBOφWYをほうふつとさせるアップテンポな曲調で、ファンの間では根強い人気のあった曲だ。


はずせなかった時計だけ錆びてゆく

いつでも何かのためにその声振り絞れ

SHADOW BOXER 今一人だけでBreak My Darkness・・・


俺たちは声を振り絞った

最初からこんな調子だとどうなってしまうんだろう?と思うほど感動で震えた


間髪いれずはじまった「Get Ready "Tonight" Teddy Boy」。

この曲は特に思い入れのある曲ではないが、これもL'EGOISTEツアー以来10年くらいライブでやっていない曲だ。

後半転調し、ドラムだけになり氷室が客にサビを歌わせようとした。

しかしただでさえテンポが早く、しかも転調した後はキーが上がって歌いにくくなっていたこともあり、残念ながら大合唱とはならなかった。

最近のライブでやっていないこともあり、今ひとつ客の食いつきもよくなかった。

ここで氷室は親指を下に向け、がっかりしたようなアクションをした。


思えばこの曲でライブの流れをつかめなかったのが痛かった。

MCで「こんな広いところに来てくれて・・・」との発言。

裏を返せば思ったより広くて客の反応をつかみづらいということ。

氷室にとっても、客にとっても、この会場がコミュニケーションをとりづらい箱であることが徐々に明白になってくる。

LOST IN THE DARKNESS

CRIME OF LOVE

幻想と真実


この3曲は以前にもライブで披露したことのある曲。どちらかというと熱狂的に煽る曲ではなく、ミディアムテンポあるいはスローテンポのじっくり聴かせる曲。

総計5時間の長丁場の序盤ということで、あまり飛ばさないで行こうということだろう。

氷室も客も徐々に温まっていけるものと思っていた。


ここで序盤のハイライトが訪れる。

最近作であるアルバム『FOLLOW THE WIND』収録の名曲「SACRIFICE」である。

イントロからギターのリフが炸裂。激しい曲調でありながら美しくも切ない歌詞を説得力のあるボーカルで聴かせるナンバー。

こんな曲は氷室だけにしかできない。


この胸に空しく沸き立つだけの苛立ちが 飛べない自分を責める

翼は折れても歩けるなら道はあるはず

 

この歌詞にどれだけ勇気づけられたことか・・・ 目頭が熱くなった


しかし残念ながら、この曲で会場の音響の悪さが露呈してしまった。

サビの部分で、ギターが2本ともディストーションをかかっていたためか、音のバランスが崩れてしまった。

ところどころ氷室のボーカルがかき消される。

もっと音響の良い箱で、しっかりとしたバランスで演奏しなおしてもらいたいと切に願う。

ツアーで最もやって欲しい曲だ。


それでもこの曲をやってくれたという感動覚めやらぬ中、さらなるサプライズが。

同じアルバム収録の「RAP ON TRAP」である。

この曲は氷室のラップが大々的にフューチャーされた異色のナンバーである。

しかもギターソロであるはずの部分では作詞家の森雪乃丞の詩の朗読が重ねられている。

そのためネット上ではこの曲が演奏される時には森氏がステージに登場するのではないかという希望的観測というかネタで盛り上がることしばしばであった。

その曲が、いよいよ生演奏されるのだ。

嫌が応にも期待が膨らむ。


・・・しかしこの曲のアレンジはなんとも力の抜けるものであった。

ラップの部分は聴き取り不明のボーカルサウンドのSEに取って代わられ、朗読の部分もただの間奏になっていてなんにも起きやしない。

この曲に求められたものがすべて排除されていた。

ここで会場は大いに盛り下がった。

こんなことなら、ラップの部分では氷室お得意のアクションで「カモン!」と客に歌わせて欲しかった。

現に私は曲の終わりの部分では私は頼まれもしないのに一人でラップしていた


虚しかった・・・



お宝ザクザク

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全ビートルズファン必見のサイト発見!!

これは驚いた。

私もビートルズの映像はほとんど見ているのだが、ここまでまとめて見られる機会はなかった。

イギリスの権威ある番組に出演した際の演奏や、多くのプロモーションビデオが見られます。

だまされたと思ってここを押してください。

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CROSSOVER 05-06 Pre-1st Stage

テーマ:

さて、あれからもうそろそろ10日間になる。

記憶が薄れないうちに書いておこう。

長くなるのでいくつかに記事を分けます。


KYOSUKE HIMURO COUNTDOWN LIVE~CROSSOVER 05-06

makuhari

会場は千葉・幕張メッセ 9~11ホール

アクセスはとても悪かった。

しかし黒っぽい人たちの後をついて行くだけでよかった。


いや、実際はLOFT of HIMUROメンバーのjunさんの記事のおかげで迷わず来ることが出来た。

いやはやありがたい。これだけでもブックを立ち上げた甲斐がある。


チケットは同じくメンバーのco-buddhaさんに一緒に購入してもらっていた。

King Swingメンバーになったばかりの彼女のビギナーズラックのおかげで、かなり良い席を確保できた。


inside


オールスタンディングであった今回のライブ、入場の際には整理番号順に並んで係員の指示に従った・・・が、彼らの仕切りは悪かった。特に第2部の際。このあたりはco-buddhaさんの記事に詳しく載っているのでここでは割愛する。

(写真は退場の際に撮影)


会場の第一印象は「音悪そう」。

もともと展示場である幕張メッセのホールを3つぶち抜いている。後ろの方はPA機材といえば天井からぶら下げられたスピーカーだけであり、しかもこれが頼りなさそうな形をしている。

音がデッドになる要素がほとんどない。

つまり、ドームのように音が壁に反響して回る可能性が高い。

この時点で音に関しては、曲がわかればいいという程度になるだろうと諦めた。


徐々に観客が入ってきたが、それぞれのブロックは比較的余裕があるように思えた。

これなら椅子を用意しておいた方がちゃんと満遍なく客を入れることが出来たはずだ。

企画の矛盾点が早くも露呈された。


オールスタンディングの魅力は、アーティストとの距離感が密になるということにある。

しかし今回のはただ単に椅子が無いというだけ。

私を含め、多くの客が自分の荷物を足元におかざるを得ず、また客の年齢層が高いこともあり、ガーっとみんな前に来るというようなことはなかった。

これは予想できたことだ。

私が企画者なら最低でも椅子は用意した。

長時間外で客を待たせる必要も無く、混乱も避けられた。

クロークの長蛇の列も無かっただろう。


ともあれ、ライブは始まった。


Soul Standing By ~ DVD

テーマ:

氷室京介のカウントダウンライブの余韻覚めやらぬこの頃であるが、あえてここでSoul Standing By~DVDのレビューを書かせていただく。


SSB


昨年のクリスマスイブに届く・・・はずだったこのDVD。

私の手元に届いたのは翌日の夕方。

さびしーイブを過ごしたものだった。

まだ手元に届いていない人もいるらしい。

どうなってるんだ?


さてこのDVD、まずオープニングが意外だった。

今までの氷室のライブ作品は、インストで聴衆の飢餓感をあおり、さんざんじらしてやっと本人登場!というパターンがほとんどなのだが、これはあっさりと演奏がスタートする。


そして映像の質。

フィルム録りのせいか、今までより若干荒れ気味の映像ではある。

しかしそれがかえってライブの生っぽさを表現している。

いいでないの。

今まで綺麗な映像はさんざん出しつくしている。

同じような作品を出すんだったらただの金集めである。


編集は、相変わらずカット割が多すぎるのと、客のアップがところどころ入るのが残念。

静と動のコントラストの使い分けをしてくれていない。

落ち着いて見れない。これはいつものことなので諦めている。

特に最近の映像作品に見られる傾向だ。

せっかくいい照明をしているのだから、それを生かす編集にして欲しい。



さて、肝心の音。

これが





最高なのだ!!

今までのライブ作品の中でもダントツ!

最初聴いたときにはおや?と思ったのだが、それはこれまでのきれい過ぎる音のまとめ方にあったのだと気づく。

Higher Than Heaven Tour Finalは感動の作品だがライブっぽい音作りをしていたかというと、疑問が残る。

特にボーカルに関しては、氷室の生声よりコーラスの重ね方がきれいに聴こえるような処理のされ方である。

それはそれできれいにまとまっているのだが、何か物足りない。

それが今回の音を聴いてはっきりした。


とにかく今回の音はライブそのものなのだ。

バンドサウンドは塊となって押し寄せるし、その真ん中で氷室の強力なボーカルが冴え渡る。


DAITAをフューチャーしたEmphatic Lineが終わり、Gonna Be Rouge?が始まる場面が象徴的だ。

確かにDAITAソロのインストナンバーはバンドしてのまとまりを感じるし、素晴らしいと思う。

しかしGonna Be Rouge?のイントロはどうだ!

SEからギターリフへと曲がスタートする中、氷室が一発叫ぶ

それだけで音空間がはっきりと変貌するのがわかる。

とにかく一本筋が通ったボーカル。

この人の声はやはり特別だ。


バンドサウンドの中で要となっているのがリズム隊だ。

ドラムはいつもの永井利光ではなく真矢。

彼の存在がこのサウンドの方向性を決めたと言っても過言ではない。

永井の良くも悪くもまとまったサウンドではなく、細かいニュアンスの表現は劣るものの太鼓の「鳴り」を強調した彼のサウンドは、結果的にこのライブ作品をより「ライブ」にした。

専門的に言えば、ジャストのタイミングで叩きドンカマに忠実なタイトなノリを出しつつ感情を表現するのが永井であり、微妙なニュアンスの表現は控えめながらリズムのスイートスポットを外さず大きなうねりのあるグルーブを生むことができるのが真矢である。

 

ベースの西山史晃は、HTHツアーの時福岡2Daysでこの二人のドラマーを日替わりで共演した感想として「こんなに曲の解釈が違うとは、すごく勉強になった」と述べている。

特にバラードでそれは顕著になる。


永井は歌詞をかみ締めるようにドラムを叩く。オカズも非常に感情を表現していて素晴らしい。

真矢は自分の感情より、いかにボーカリストが気持ちよく歌えるグルーブを生むかということに集中している。

残念ながら、このDVDに収録された「ダイヤモンド・ダスト」はバンドとして合わす時間が少なかったため、真矢もグルーブをつかみ損ねて単調なプレイになってしまっている。

永井であれば、もっと自分なりの感情表現をして説得力のあるプレイをしていたと思う。

そこだけが残念。後は真矢の真骨頂が拝める場面ばかりだ。

特にZEPPの真矢は最高!ジョン・ボーナムのようだ。



ドラムの話が長くなったが、ギターのDAITAについて書こう。

DAITAはCase of Himuroから参加しているギタリストで、ここ数年は氷室の右側を不動の位置としている。

氷室もベタ褒めである。

しかし彼はまだまだ器用なギタリストの粋を出ていないと思う。

下手ではないし、ソロも聴かせるのだが、やはりギタリストたるもの、もっとキレた感情表現をして欲しいと思うのは自分だけだろうか?

ベスト・サポートメンバーだとは思うがベスト・ギタリストではない。

氷室が「一番上手い」と言っている意味もわかる。

彼が一番波が無いのだ。

いつも同じプレイを出来る。バラードもハードロックもプログレも、ぜんぶ弾ける。

しかしいかんせん個性に欠けるのだ。


ただ、今の氷室には欠かせない存在である。

氷室はギタリストから刺激を受けてステージングをする時代を超えていったのだ。

もう誰が右側でギターを弾いてもかまわない。

彼のまっすぐ突き抜けたあの声があるだけで、あの存在感があるだけで、それだけでステージは完璧になる。

その境地に達したのだ。


こういうギタリスト議論も、もはや意味をなさない。

ホント、突き抜けたな、氷室。


HTHツアーファイナルのDVDで自分のキャリアを例えて「秋」と言っていた氷室。

しばらく実りの秋は続きそうだ。

今年も、その先も。