takeuchi

タイ・不動産価格もダウントレンド

2009-02-26 14:23:47 Theme: タイ
 2月22日までバンコク(クイーン・シリキット・ナショナル・コンベンションセンター)で「ハウス・アンド・コンド・フェアー」が開催されました。

 会場には150社のデベロッパーによる500の不動産プロジェクトが販売合戦を繰り広げていました。各社が様々な特典を付けて販売競争。例えば、物件価格を40万バーツ以内までで現金値引きしたり、100万バーツ以上の価値の特典付き物件など。実質的な「大幅な値引き合戦」と云えます。

 たしか10年位前の日本でもクーポン券が非常に流行りましたよね。財布にクーポン券が溢れていた記憶があります(^∇^)。当時の日本は実質的にはデフレ状態にありました。

 「ハウス・アンド・コンド・フェアー」を主催したタイ不動産協会によれば「現在、不動産各社は手持ちの在庫物件の処分に必死。様々なツールを使った不動産販売合戦は今年一杯続きそう」との見通し。また、住宅事業協会でも「各社は薄利になったり少々損失がでても厭わず、在庫物件の処分に躍起」と述べています。

 一方、バンコク近郊のリゾート地・パタヤでもマンション価格は下落中。一時の販売価格1平米当たり8~10万バーツは「今は昔」の状態です。不動産ですから物件次第なのですが中古の高層マンションで現在は1平米当たり5万バーツ程度位といったところか。私見ですが、パタヤの不動産価格はまだまだ下がりそうな気配・・・

 昨日(25日)、タイ中央銀行(BOT)は金融政策委員会(MPC)で、政策金利(翌日物レポ金利)を2.00%から1.50%に0.50ポイント引き下げました。物価上昇の懸念がなくなった一方で、景気が大幅に後退しているため。
 商務省によると、1月の消費者物価指数(CPI)前年同月比は▲(マイナス)0.4%でした。マイナスは1999年10月以来。一方、NESDB(国家経済社会開発委員会)によると、昨年第4四半期の実質国内総生産(GDP、速報値)は前年同期比▲(マイナス)4.3%。マイナスは1999年第1四半期以来。市場では今後更に追加的利下げが行われると観測しています。

 今回のフェアー終了後も、大手不動産ブローカーの「ハリソン社」などでは50%以上の値引きをする高額物件の特別セール(Grade sale)を計画しています。

タイ在住・証券アナリストのタイ株、ベトナム株、日本株ブログ
 写真は26日付けバンコクポスト紙から。見出しは「なんとか売りたくて50%値引き(50% discount to woo buyers.)」というもの。写真は「サイアムホーム・デベロップメント社」のスクンビッド通りにある高級マンション物件。

 少なくともタイの政策金利が更に低下(1%まで??)するまで、私はタイでのマンション購入はお奨めしません。理由は、需給破綻。現在は、極端な「買い手市場」の状態だからです。

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