『地上の星たち』 (2007) アーミル・カーン監督

Mon, January 30, 2017 16:58:05 Theme: 洋画 タ行
 
『きっと、うまくいく』(2009)や近作では『Dangal』(2016)に出演のアーミル・カーン、2007年の初監督作品。
 
イシャーンは好奇心旺盛な小学生。しかし学校の勉強はからっきしで、3年生で留年してしまうほど。周囲の大人たちはイシャーンの勉強のできなさの理由が全く理解できず、学校も匙を投げてしまう。そして両親は、嫌がるイシャーンを寄宿制の学校へ預ける事を決める。家族に見放されたと感じたイシャーンは絶望感から殻に閉じこもり、周りに対して全く無反応な状態になっていく。そんなある日、寄宿学校に臨時の美術教師ラームがやって来た。彼の自由奔放な授業は子供たちに大好評だったが、それすら全く反応しないイシャーンの様子に疑問を感じたラームは、彼の状況を調べ始め、そしてある事実を発見する。
 
ディスクレシア(読字障害)を扱った映画。知能障害がないため、見逃されやすい学習障害だという知識はあったが、確かにそれに気付かなければ、対処が難しいであろうことがこの映画を観てよく分かった。
 
ストーリー自体はシンプルで展開は読めるが、この映画の魅力は主人公を演じたダルシャール・ザファリーの演技によるところが大きい。彼が廊下に立たされ一人で遊ぶシーンや、学校を抜け出して街を歩くシーンは秀逸。自由奔放で溌剌としていた彼が、周囲の無理解で心を閉ざしていく様は痛々しい。それが、理解者が現れると共に息を吹き返すところが感動させられる。
 
この作品も2時間45分と長いが、それが全く気にならないほど引き込まれた。
 
作品の出来としては『きっと、うまくいく』や『Dangal』には及ばないものの、この作品も高水準。多くの人への受けはこの作品の方がいいかもしれない。
 
Every child is special.
 
★★★★★ (5/10)
 
 
 
 
 
 
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