自民、公明、みんな、たちあがれ日本の野党4党は1日、与党の強引な国会運営に加担したとして横路孝弘衆院議長に対する不信任決議案を提出した。これを受けて衆院議院運営委員会は同日の理事会で、「一事不再議」を理由に同案を本会議に上程しないことを決めた。与党と社民党は上程に反対し、共産党は賛成した。

横路氏への不信任決議案は2月に続いて今国会で2回目。一国会で2回提出されたのは59年の臨時国会以来、50年ぶりになる。

野党は不信任決議案で、横路氏が5月31日に郵政改革法案を採決するため衆院本会議の開会を強行したと指摘。「先人が積み上げてきた議長の中立的采配(さいはい)、議会の良き慣例は一気に瓦解した」と批判した。

これに先立つ自民党役員連絡会では、谷垣禎一総裁が「議長には与野党で協議を進めていく姿勢がみられない。小沢(一郎民主党)幹事長の走狗(そうく)となっている」と指摘した。

自民党は今後、衆院に内閣不信任決議案、参院に鳩山由紀夫首相の問責決議案をそれぞれ提出する方針で、首相退陣論が強まる民主党の状況をにらみながら提出のタイミングを計っている。他の野党にも協力を呼びかける。【木下訓明】

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