【北京=佐伯聡士】村上春樹氏のベストセラー長編小説「1Q84」の中国本土版が5月にようやく出版される運びとなった。

 昨年11月、中国語の「繁体字」版が台湾で先に出版され、中国本土で使われている「簡体字」版の出版が、中国の村上ファンらの間で待望されていた。中国紙「北京青年報」が伝えた。

 激烈な競争の末に版権を獲得したのは北京の「新経典文化公司」で、同社は、「版権代は商業秘密で、金額は明らかにできない」と同紙に答えた。昨年6月、韓国では約8000万円で版権が取得されている。

 また、発行冊数についても、「数百万冊」としただけで、5月に入ってから公表するという。第一巻の翻訳作業はすでに終了しているが、翻訳者の名前も明らかにできないとしている。

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