(5/29)TEZZOモノブロックブレーキキャリパー開発ストーリーその①~太田さんインタビュー
テーマ:Alfa159/Brera/SpiderTEZZOモノブロックブレーキキャリパー開発ストーリー
その①~太田さんインタビュー
注目を集めているTEZZOモノブロックキャリパーのリリース。
きょうからその開発過程や太田選手のインタビューなど連載を
お届けします。
第一回は太田選手にインタビューを行いました。
そもそもキャリパーの重要性とは何なのか?
太田選手がレースを通じて得たキャリパーの本質を語ります。
太田さんがレースシーンで感じたキャリパーの重要性
-太田さんは、16年間プロのレーシングドライバーとしてキャリアを積んできましたが、
そのなかで、とくにキャリパーの重要性を感じていましたか?
太田●それが、キャリパーについてはそんなに考えていなかった。
-どういうことでしょうか?
太田●レースカーには最初から高性能なキャリパーがついているからね。
だから、キャリパーの大切さを知ったのはむしろ最近のことなんだ。
2年前、ゴルフGTIカップに参戦するチームを設立し、エントラントして参戦した。
ゴルフGTIカップはワンメイクレースで、大きな改造が許されていないから
ブレーキキャリパーもノーマルのものを使うことになっていたんだよね。
-なるほど。そのレースで、ノーマルキャリパーの限界を知ったのでしょうか?
太田●そう。GTIカップカーは、2ピースのキャリパーで、その限界を感じたんだよね。
激しいブレーキングで、キャリパーが開いてきてしまう。
なかにはワンレースごとにキャリパーを新品に代えている人もいた。
さすがにうちのチームはそこまでしなかったけど、
それでもレース毎のオーバーホールは欠かせなかった。
2ピースの欠点を補うモノブロックの耐久性
-2ピースでは、性能の面で劣ってしまうんでしょうか?
太田●特に耐久性だね。チューニングの世界では、
お手軽なF50やF40用量産キャリパーを流用するケースが多いよね。
効きに関しては申し分ないだろうと思う。でも耐久性については、
やっぱり2ピースでは…。
-そこで、TEZZOではモノブロックを採用したわけですね。
太田●モノブロックが優れているのは、何より耐久性。
市販車ではそんなにしょっちゅうブレーキをオーバーホールすることはできない。
だからといってブレンボのレース用モノブロックとなれば片側で数十万の値段となる。
どうしたものかと考えていたとき、ひょんなことでアメリカの自動車メーカーにOE製品を
作っている会社の技術者と出会ったんだ。
すでにモノブロックのキャリパーの試験研究開発を始めていて、
共同製作をすることになった。
-実際、モノブロック製のキャリパー試作を159 2.2デモカーに装着して
走ってみて、どうでしたか? 太田さんのインプレッションが気になります。
太田●街中で踏んでみたけど、ノーマルは踏んだ瞬間は効きが甘くて、
ずーっと踏んでいった先で効き始める。
モノブロックは踏んだ瞬間から効き始めるんだ。
-効き方が違うんですね。
太田●ノーマルでも効くことは効くけど、効き方がモノブロックだとめちゃリニアなんだよね。
それに、耐久性を考えるとモノブロックは一生モノだから。
このTEZZOモノブロック・キャリパーは、その後何度も打ち合わせを重ねて、
なんとか安い値段で出せる方法はないかと考えて、
ある解決方法が浮かんだとき製品化の目処がついたのだった。
(続く)
同じテーマの最新記事
- (1/11)スロットルコントローラーと… 01月11日
- (7/16)TEZZO159/Brer… 07月16日
- (6/8)TEZZOスロットルコントロ… 06月08日




