「そんなにチタンがあるなら、チタンをつくれないの?」
テーマ:チタンマニア東北の製鉄講座中に出された質問だ。
確かに、そうだなと思った。
砂鉄から鍛える日本刀には、自然とチタンが含まれることになり、それが日本刀の性能に好影響を与えているという話もある。
それを、自然と含まれるのではなく、チタンをチタンとして取り出せないものか。
もちろん、簡単でないことは文字で知っている。
しかし、実際にやったことはない。
少し、調べて、やってみるか。
意外と、なんとかなるんじゃないの?
東北の製鉄講座中に出された質問だ。
確かに、そうだなと思った。
砂鉄から鍛える日本刀には、自然とチタンが含まれることになり、それが日本刀の性能に好影響を与えているという話もある。
それを、自然と含まれるのではなく、チタンをチタンとして取り出せないものか。
もちろん、簡単でないことは文字で知っている。
しかし、実際にやったことはない。
少し、調べて、やってみるか。
意外と、なんとかなるんじゃないの?
黒く写っているの、大部分がチタン鉱石だ。
一見砂鉄風だが、全然磁石にくっつかない。
昭和40年代まで、この砂を選鉱して鉱石として販売していた人がいるとのこと。
問題は、この砂がどこから流れてきたかだ。
残念だが、いまのところ、まったく見当がつかない。
調べ続ける。
砂鉄をまんべんなく収集しようと思い立って半年。
まだ3ヶ所しか集まっていない。
昨日は、仕事先で昼休みの1時間、近くの海辺にいって砂鉄採取を挙行しようともくろんだ。
白砂青松
うつくしい景色の中、砂浜には黒いまだらもようがしっかりと存在している。
写真をとってから、道具を持って降りていく。
ざくっと磁石をさす。
ところが、まったくひっついてこない。
あれ!
あれれれ?
この黒いのは、砂鉄じゃなかった。
これは、ぜったい分析してもらわなくては。
たぶん、チタンだと思う。
しかし、こんなにあるといっても、砂の中の存在比率は非常に少ない。
どうやってチタンだけを集めたらいいか・・・
今後の課題だ。
たたら製鉄で、砂鉄の種類を選ぶとき、チタン分が少ないものがいい砂鉄とされていた。
そりゃそうだろうと思ってた。
しかし、もしかしたら、これはそう簡単ではないことかもしれない。
砂鉄にもチタンが20%くらい入っている。
その割合が少ないのがいい砂鉄とされていたと思っていた。
しかし、もしかしたら、違うのではないか。
どんな砂鉄でも、たいていしっかり鉄はできる。
チタン分が少ない、とは、当時は水による重力選鉱をしていたので、砂鉄とチタン砂とを分離できなかったからチタン分が少ないほうがいい、という表現になったのではないか。
今では、磁石で砂鉄だけを分けることができるので、適当にやっても鉄ができてくる。
でも、砂鉄と黒い砂は比重が同じだし、見た目もほぼ変わらない(ちょっとちがう)ので、水で選鉱していたのではどうしてもチタン砂が混じってしまう。それでは、鉄はできない(チタン分が多すぎる)。
そういうことなのではないだろうか?
黒い砂を工業試験場で分析してもらうことにした。
きっちり分析しないことには、何をいっても始まらない。
砂鉄と同量程度残ってしまった黒い砂。
こういうものを採取したのは初めてだ。
これが何か。
非常に興味深く、ちょっとだけ、眠れなかった。
一応、写真を撮ったが、写真でわかるようなものではない。
チタンは、手元にはたった二つの航空機用ボルトしかない。
バイク用のチタンネジは一本千円もする。
なんとかして、正体を突き止めよう。
まずは、同体積での重量比(砂鉄との)だな。
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