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中国の地震災害

テーマ:地球史の現場
2008年05月14日

まだ震源地付近の映像は入ってこないが、成都から震源地に向かって何十㌔か近づいた町の映像を見た。


レンガつくりの家が崩壊し、木造住宅も崩壊している。


コンクリートの建物も倒れているが、その倒れたところにほとんど鉄筋が見えない。



あのあたりは、あまり地震がなかった場所なのだろうか?


活断層地帯だという。


それなら地震は頻繁にあるはずだし、そしたら耐震性の高い住宅を建てるようになるはずなのに、不思議だ。


学校も、鉄筋無しで建てられたように見えた。



かつて唐山大地震というのがあり、24万人も亡くなった。


一度建ててしまうと、壊れるまでは直さない。



そういう気持ちもよく分かるが、公共の建物もそうだとは思いたくない。


民族の対立とか、建設資材の不足とか、そういう表に出ない問題があるのだろうか。



大事な年に、ひどい災害が起きてしまったものだ。



「地球温暖化防止」とか、無邪気なスローガンが大手を振って歩いている昨今だが、人間に地球の動きをコントロールすることができるほどの力や能力があるのか。


人間の力を過信しているのではないか。


台風も地震も、人は止めようもない。



200mの垂直トンネル

テーマ:地球史の現場
2008年03月03日

泊まりがけで岐阜まで行って、直径6メートル、深さ200mの穴を見てきた。


人工の穴だ。


見てきたといったが、百メートルまでエレベーターで下り、そこから下をのぞいただけ。


そして、その下は、暗くてそこが見えなかった。


しょうもない。


あそこが30メートルだったとしても、100mと言われたらそれを信じるしかない。



おりおり、詳しく報告したいが、その穴のあたりの周辺は、非常に化石が多く、飯を食う暇を惜しんで化石の観察をして歩いた。


1800万年程度前の地層があり、貝の化石がごろごろしている


なんとすごいところだ。



トンネルは、花崗岩をダイナマイトで砕いて掘っている。


1000メートルまで掘る予定とのこと。


すごいもんだ。

二酸化炭素のゆくえ

テーマ:地球史の現場
2007年12月29日

地球が誕生した頃は二酸化炭素のガスに厚く覆われ、究極の温暖化だった。


その二酸化炭素はどんどん減少して、今のレベルに下がった。


減少したといっても、ガスとしての二酸化炭素が無くなったのであって、物質が消えた訳ではない。

固体となって堆積している。

石灰岩だ。


最近では、大気中の二酸化炭素濃度が上昇して地球温暖化するなどと言われているが、大気中二酸化炭素濃度はどこまで増えてもおかしくはない。

人類の生存などとは無関係に地球環境は変動している。


産業活動によって温暖化ガスを排出することに注目されているが、むしろ産業活動によって地球表面をほじくりまわしていることのほうがよほど致命的である。


テレビをちらっと見たら、細かく節電して温暖化ガスを少しでも削減しようとしている家庭をやっていたが、大笑いしてしまった。

日本人は、こうした「善良」が大好きなのだ。

もちろん、そんなことをやるのは間違いだといいたいのではない。何をしようと自由である。


自分が、地球の大問題にかかわる何かに関係しているという満足感も必要だろう。


生きられるうちは、いろんなことを考えながら生きていくしかないのだ。


地球史のおもしろさは、そうした日常など超越しているものすごい非常識な事実を知ることにあるのではないか。



「時間の化石」

テーマ:地球史の現場
2007年08月28日

 日本科学未来館5階のあまりめだたないところに展示してある6500万年前のキューバのモンカダ層。


 それは「時間の化石」だと思った。



 6500万年まえのある日、直径10キロほどの彗星がやってきて、現在のユカタン半島あたりにぶつかった。

 

 巨大な噴煙があがり、海は荒れ、粉塵は地球全体を覆った。


 その時の(正確には、その日の)六波におよぶ津波の跡が化石として残っている。

 第一回目は厚く、二回三回となるにつれその地層は薄くなる。

 その上には、粉塵が何年かにわたって降り積もった層KーT層が横たわる。


 地球史の現場にふさわしい展示だと思う。


 

 これは、恐竜絶滅の原因とされるにいたっている。

 (私自身は、微妙な異議がある)


 しかし、当然ながら絶滅したのは恐竜だけではない。

 ほかの多くの生物がこの6500万年前の事件で絶滅した。


 さらに付け加えたいのは、この6500万年前の事件が地球史に起こった最大の絶滅事件ではないということだ。


 人は、記憶に有ることでしか全体を判断できない。

 だから、記憶にたくさんのデータがあればあるほど、冷静な判断ができるようになるといえるだろうか。


 

 地球史上の最大の生命絶滅事件は2億5千300万年前に起こった。

 このとき、地球の生命の96%が絶滅した。



 その地層P-T層は展示されていない。


 まあ、先端科学の展示館なのであり、地球史の展示館ではないので、それはそれでいい。


 

 ただ、恐竜絶滅ー隕石衝突、というキイワードだけでKーT層を理解するなら、それはむしろ「誤り」というべきなのではないだろうか?


 化石を探し当てること


 それを解釈すること


 それを地球史上の流れの中で正確な位置づけをすること。


 その全体が「科学」の精神なのだと思う。


 興味深い展示は、科学への入門のきっかけにすぎない。

6500万年前の地層を見た!!

テーマ:地球史の現場
2007年08月27日

 キューバのモンカダ層だ。


 日本科学未来館に展示してあった。



 感動した。

 六回の津波も地層にはっきりと記録されている。


 (はっきりと、図には描いてあるが、地層そのものから読み取るには必死の努力が必要だ)



 この6500万年前の衝突で、恐竜がほろびた、と普通に言っているが、恐竜だけが滅びたのではない。


 多くの生命(種)が滅びたのだ。


 ただし、全種が滅びてしまったのではない。



 この6500万年前のイリジュウムが多く含まれる層は、世界各地で発見されている。


 イタリアで最初に発見したのは「アルバレス親子」だ。


 

 世界各地のK-T層(小惑星衝突痕跡層)を並べて展示してあると、もっともっといいと思った。

アンモナイト館激訪

テーマ:地球史の現場
2007年08月02日

 走行していたら、「アンモナイト館」の案内が見えたので、「こんなの、いつできたんだ?」と思いながら、速攻車を左に回した。


 ほんとは、それやってられないくらい、時間がなかった・・・



 国道から、遠い。


 遠い、山の中。


 なんでこんなところにつくるんだよ?と思いながら、一度道を間違えて(看板がわからない)しまう。


 入場料350円。


 入場した瞬間に、疑問は氷結。


 このアンモナイト館、本物の地層の上に屋根をかけたもの。


 ムッとするにおいの展示室。


 アンモナイト、ごろごろ。



 ついでに、屋根を掛けきれなかった屋外にも、ごろごろ。


 

 でかいけど、ほしくなるような代物ではないので、いっぱいあるなーとおもっただけ。



 フタバスズキリュウの発見現場の上流でした。



 おみやげも、研究書籍も売っていない、淡泊な施設。


 これじゃ、運営つらいだろー

「日本列島の誕生」(平朝彦著岩波新書148)を再読

テーマ:地球史の現場
2007年08月02日

 本屋にあったので、思わず買ってしまった。


 1990年初版だから、もう、20年も昔のことだ。


 もう一冊、地質学上とても驚いた本が「プレートテクトニクス」(同じく岩波新書)

 これは1970年だったと思う。

 37年前だから、自分でも驚く。


 それまで、地球の表面は、上下動はしても、水平にどんどん動いていくとは考えられていなかったのだ。

 もちろん、一部の学者は動いていく説を唱えていた。


 

 まあ、その間いろいろあるけど、全部省略。


 で、「日本列島の誕生」のどこがすごいかというと、ある箇所に「中央構造線という顕著な構造があるけど、私はこれがあっても、日本は東と西がつながっていると考えるのが基本だと思っている」と書いてあったのだ。


 私たちは普通、中央構造線で東と西は別だと考えている。


 糸魚川と静岡間の大断層地帯だ。


 今回の地震は、糸魚川の北側で起こった。

 だから、福井や神戸の地震とはつながりは無いと考えてしまう。


 でも、日本列島の誕生では、断層はあるけれど、つながっているという指摘があったのだ。

 これは意外なことだった。


 プレートなど考えていると、フォッサマグナで切れているんだと思いこんでしまう。


 そういうこととは別に、日本列島はつながっているという現実も無視はできないんだと、あらためて事象を考える規模を分けて考えなくてはならないことを理解したのだった。


 

まちがっていた鉄の認識

テーマ:地球史の現場
2007年07月26日

太陽クラスの恒星で鉄ができると思っていた。


まちがいだった。


鉄は、太陽よりも8倍から30倍くらいの大きさの恒星の中でないとできないらしい。



地球上に鉄が豊富にある(可採埋蔵量で2320億トン、地球重量比で34.6%)というこの現実だけで、地球は宇宙史の過程で誕生したという驚異に出会う。


宇宙の謎は、どこまで深いのだろう。



新潟地震の評価

テーマ:地球史の現場
2007年07月25日

 新潟が地震地帯だという認識を、つい最近まで持たなかった。


 地震学者さえ、そうだったようだ。

 そうでもなければ、あえて断層地帯の上に原子力発電所を建設しないだろう。


 原子力発電所の設計者に聞いてみた(直接)。

 「なぜ、新潟に世界最大の原子力発電所を建設したんですか?特に新潟にしなくてはならない理由が無いように思うんですが・・・」

 「私は、設計が専門なので、立地については情報を持たない・・・」


 うーん。

 まあ、正しい答えだな。


 もし、地震学者が1970年代の新潟地震をきっかけに、本気で研究をしていたら、新潟に原発をつくることはなかっただろう。なんの研究もなかったから、つい最近まで「新潟から神戸まで続く活断層地帯がある」などという情報が上がってこなかったのだ。

 分かっていたら、神戸大震災のときに、断層のチェックを開始しただろう。


 地震研究ほど何の成果も出さない分野はめずらしいのではないか。


 私は、竹内均博士の「地震予知なんてできない」という提言を信じている。


 でも、新潟-神戸の大活断層くらいはもう少し早く発見できたのではないか。



グリーンタフを見る

テーマ:地球史の現場
2007年07月20日

 「塔のへつり」ってなんですか?と聞かれた。


 人気なんだそうだ。


 なんで人気なんだ?


 会津若松から田島町(南会津町)に向かう国道121号の、湯野上温泉から少し南下したところに看板が出ている。左折するとすぐにある。


 グリーンタフだ。


 上に硬いもの(石や硬い地層部分)があるとそこは残り、無いところは風雨に削られて塔になったグリーンタフ。


 グリーンタフはへつりの床だけでなく、阿賀側の崖でも見ることができる。


 また、会津若松から新潟に向かう国道49号線で、会津坂下を過ぎ只見川を越し、峠を越えて下りになるあたりの左右の崖にも見ることができる。

 雨に濡れている石は、淡い緑だ。


 乾いていると白く見える。


 採石していた跡はあるが、近くの民家で何かに使っているのは見たことがない。

 すぐにボロボロになる。

 若草石、などと言っている人もいる。


 そこからしばらく新潟側に走ると、オパールを採掘していた宝坂地区になる。


 そこらには、石灰岩地帯があるらしい。

 これは、不動産屋から聞いただけで、自分でいったことはない。

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