コスモスと月の光・・・
別名 秋桜・アキザクラ・オオハルシャギク
キク科コスモス属
原産地 南米アメリカ
花言葉 美麗・乙女の心・美的な調和
誕生花 9月15日(9月27日)
花期 6月~10月
花の場所 祥雲寺本堂前 花壇
コスモスが、風に揺られていると、乙女が恥ずかしながら、はにかんでいるようにも、太陽の光を浴びて、うふふ
と喜んでいるようにも・・・
お辞儀をしておられるようにも思えます。
名前の由来は、ギリシャ語の「美しい・調和・飾り・美・装飾」
美しい花びらさんが、きちんと整って均等に咲く事から・・・ついたといいます。
お空・・・宇宙のことも「コスモス」というそうなのですが、![]()
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お星さんが、整然と輝いて美しいからとか・・・
日本には、江戸時代にもたされたといいます。
教育のために、日本に赴任したイタリア人の芸術家が、
愛した日本人女性にプレゼントするために・・・![]()
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持って来たものが、日本の風土に良く合い、全国的に広まったといわれています。
おなじかげにて すめる月かな 西行
コスモスって・・・空を向いて咲いています![]()
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空から吹く風に揺らされながらも・・・
今日は、新しくお檀家さまになられた方のお通夜をお勤めさせていただきました。その法要の最初に、この詩をお唱えさせていただき・・・
真如常住の月の光は水に射し入るも濡れず、
法性寂然の海の水は、月を浮かべて離れず
という言葉をお唱えさせていただきました。
お経の後に御詠歌をお唱えさせていただきました。
曹洞宗梅花流詠讃歌 追弔御和讃
(1)その名を呼べば こたえてし 笑顔の声はありありと
今なお耳にあるものを おもいは胸にせきあげて
とどむるすべをいかにせん
(2)立ちては昇り のぼりては 哀しく薫ゆる香の香に
かずかず浮かぶ思い出よ 供えし花はそのままに
霊位の座をば包むなり 清きが上に清かれと
(3)一世のいのちいただきて 会うことかたき勝縁をば
夢幻となどかいう うつつの形は消ゆるども
うつろうものか合わす掌に 契りて深き真心は
お通夜の最後に、お話させていただきました。
「ずっと、優しいご家族で、ずっと温かいお気持ちで・・・包み込んでおられたと思います。」
秋は月が綺麗な時期です。![]()

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随分と、街並みも変わり、人も・・・
と思う事もありますが・・・変わってはいない・・・
変わっちゃならないと思う事がよくあります。
お亡くなりになったから、自分にとってその方の存在が変わると思ってしまいますが・・・
本当はそうじゃないと・・・
お亡くなりになった後も・・・
大切な家族にかわりなく・・・
だからこそ、残されたわたくし達は・・・無常の風に吹かれても・・・
忘れてはいけない・・・かわっちゃいけないんです。
仏さまとなられた方を供養させていただくという事は・・・
絆や両手を決して、離さないように・・・お勤めさせていただくという事・・・
僧侶が仏事をお勤めさせていただくということは・・・
亡き方と生きて残された方との絆やふれあい・・・
どうぞ、手を合わして・・・掌を・・・
今も変わらずその中で・・・包み込んでくれた方は・・・愛し合った時と同じように・・・
慈しみ・・・抱きしめ合い・・・
離れてはいけないんです。忘れてしまわないように・・・
境内に咲く、コスモスを拝見しておりますと・・・
蜂が、
どこからか飛んできます。
空や宇宙を見ているようなコスモスの花びらを見ていると・・・
それと同時に・・・尋ねて来る蜂を包み込んでいるようにも思えます。
月の光に照らされて、明日も、綺麗な花を咲かせてくれるコスモス・・・
胸いっぱいに、抱きしめてみたいと思う事があります。
抱きしめると、花びらが飛んでいってしまいそうなので、
ユラユラと揺れるコスモスを拝見しておりますと![]()
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風に揺れながらも咲くコスモスのユラユラ揺れる愛しいお花と・・・茎や葉を![]()
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コスモスが見ている空の彼方の![]()
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お花とふれあいのお寺![]()
曹洞宗瑞龍山祥雲寺
山口県周南市平野2-7-26
℡0834-62-3922

