• 16 Jan
    • 【マーケット】理想と現実

      前回『理想買いと現実買い』で書いた。タイトルは似ているけれど…ちょっと違うテーマで。 理想(似て非なるものだとは思っているけれど、夢や目標と言い換えてもいい)はほとんどの人が持っている。それが生きていくうえで、仕事をしていくうえでのモチベーションになっていたりもする。自分自身、そういったものを常に持ち続けているタイプだと思う。若い頃はディーラー(運用者)としての目標であったりしたし、40歳過ぎたあたりからはまた別の目標を持っていたりする。ただその理想ばかりを追い続けて、足元の現実が見えていないと多くのものが叶えられない『夢』に終わり、形にすることは出来ずに終わる。一方で、現実に囚われて『どうせ難しいから』『こんなもんでしょ』と自分の未来の可能性を追えなくなってしまうのももったいないと思う。 『理想』を持つことは自分自身を向上させていくうえでも大切なもの。『現実』を知ることはそれに対して足りないものを自覚し、改善させていくためにも大切なもの。いわば『現実』が出発点となり、『理想』が将来の目標地点となる。 そのバランスが適切にコントロールされていないが故に失敗する人も沢山見てきたし、可能性をつぶしてしまっている人も沢山みてきた。プレーヤー(ディーラー)であれば、現在の自分の力量、能力など様々なものを自覚し、そのうえで未来の目標に向けて何をすべきか、何ができるかを考えて日々積み重ねていく。マネジメントであれば、現在の組織の力量、リソースなど様々なものを客観的に分析し、そのうえで未来の目標に向けて足りないものをどう埋めていくかを考え、様々な手を打っていく。一足飛びにそこまでいきたいと思うことも少なくはないが、どんなに小さいことでもスタッフの経験値を引き上げていくことや、能力向上、人材獲得など様々な面でそれが求められてくる。未来を考えずに現実に囚われて動かないことは楽だけれど将来の淘汰にさらされるリスクになる。何もしないことがリスクであるという認識が出来ているマネジメントは思いのほか少ないものだ。でも未来ばかり見て現実を見ずに飛躍したことばかりをやっていればどこかで破たんする。 組織も個人もそれは同じだ。ふと最近そんなことを改めて感じる機会が続いたので…。 さて2月10日(金)のMarketForum大阪ですが、定員がいよいよ近づきつつあるようです。特に今回は個人投資家の皆さんにも沢山参加いただきたいと思っています。ぜひご参加ください。http://marketforum.jp/index.php/about/mfosaka2017_info/ 

      11
      テーマ:
  • 13 Jan
    • 【マーケット】理想買いと現実買い

      トランプ氏の会見。『リスク』の部分が表面化してきたかな。『トランプ・リスク』から『トランプ・ラリー』へ。おかしな話ではあるけど、相場はそれほど合理的には動かないときもある。これまでは『理想』で買えた。でも実際に大統領になろうというこの一月以降は『現実』を見なければいけなくなる。相場は理想買いの局面が一番上がるし、強い。そして現実買いの局面になるとそれほどでもなかったりする。理想であれこれと勝手に想像膨らませている分にはイケイケドンドンでいけちゃう。ITバブルなんて典型的。『インターネット』という言葉がつけば、なんでもかんでもインターネット関連銘柄(笑)とりあえず飛びついておけば上がった時期がある。それを本当に実業として収益に結び付けられるかどうかなんて後回し。そのフェーズが終わると、収益性などを評価されなければ買われないという当たり前の状態になり淘汰も進んだ。トランプ・リスクを散々言っておいて、手のひら返して『これからは米国が良くなるから』とただ盲目的に言っているような人には要注意。実際に大統領に就任すれば必ずボロが出る。様々なリスクも表面化する。だからといって暴落する訳ではないけど。トランプ次期大統領という存在が何を生み出し、何を失わせていくのか。大きな変化の中で受ける影響を見極めていく必要がある。あのやり方は他国からの反発を生み、世界のリーダーとして尊敬されてきた米国の立場を変えていくだろう。自国優先といえば国民受けはいいが、利己的・排他的な政治は他国やグローバル企業との間に様々な軋轢を生む。人が一人では生きていけないように、国も他国との関わりの中で存在している。グローバル化、ボーダーレス化がここまで進んでいる時代ではなおさらのことだ。ヒト・モノ・カネが国という枠組みを越えて活動することが当たり前になった現代。その反動が生み出した現実。これからの相場はそんなに簡単ではない気がする…。

      9
      テーマ:
  • 12 Jan
    • 【参加者募集】MarketForum大阪

      来月10日(金)に大阪で開催される交流イベントです。MarketForumについてはこのブログでは何度もご紹介しているので割愛しますが、参加者募集中です。すでに100名を超えてきており、定員が徐々に近づいているようですので参加のお申し込みはお早めに。自分も参加しますので、当日会場で色んな方にお会いできるのを楽しみにしております。 http://marketforum.jp/index.php/about/mfosaka2017_info/

      4
      テーマ:
    • 【トレード】攻めと守り②

      常にフルスイングで勝負していないと満足できない。もしそれで儲かったら、『もっと勝負しておけばよかった』と損をした気になる。その貪欲さは評価できる。でも損をしたときのこと、その相場観が間違えていたときのことを想像しないと。 相場は表情を変える。銘柄によっても値動きが違う。自分の置かれている状況もその時々によって違う。 バブル的な勢いのある上昇相場やパニック的な急落相場。少なくとも方向性が極端に強く、ボラティリティが大きい相場。順張り的なリスクをとっても成功率は比較的高い。そういった相場では値動きが大きくなり、同じ金額でポジションをとっても損益のブレは当然大きくなる。そういった相場で逆張るのであれば、それは結構なリスクになる。そういったときにはポジション量を抑えるなり、打診売り(買い)から入り、状況を見ながらポジションをコントロールするなどのリスクコントロールが求められる。 でも何も材料がなく、値動きの乏しいボックス相場ではチマチマやっていてもなかなか利益は増えていかない。かといってそういった相場では出来高自体も減少しがちなので、極端に大きなポジションを取るとさばくのが困難になる。大型株の値動きと小型株(特に直近IPOなど)の値動きもまた全然異なる。同じ1億円でも損益のブレは全く違ってくるし、流動性も異なるから、それに伴うリスクも変わってくる。そして自分自身に余裕があるときとないとき。積極的に攻めていいときと、守りを固めてコツコツと利益を積み上げる必要があるとき。特に損が出ていて苦しい時にコツコツとやるなんてのは修行しているようなもんだ。我慢に我慢を重ねて少しずつ取り返しても、不用意なトレード一つでまた振り出しに戻るなんてこともザラ。一歩ずつ階段上っているのに、あっという間に落ちる。モグラたたきのモグラになっているような気分。でもキレたら負け。歯を食いしばって乗り越えていくしかない。またお金の色を理解しておかなければいけない。自分のお金であっても、最悪なくなっても生活に困らないようなお金なのか、絶対になくなっては困るようなお金なのか(個人的にはそういったお金では相場を張るべきではないと思うけど)、リスク許容度が変わってくる。ディーラーやファンドマネージャーなどの他人様のお金を預かる身ならなおさらのこと。その会社や投資家のリスク許容度を理解しておかなければならない。ディーラーなんて会社によってその許容度は大きく違ってたりもする。それに合わせてどこまで攻めていいのか、守っていかなければならないのかをバランスしていく必要がある。自分の置かれている状況を客観的に分析し自分自身の状況を客観的に分析し相場環境や銘柄の値動き・特性を客観的に分析し合理的にそれに合わせてリスク量をコントロールする。その強弱こそが『攻め』と『守り』だ。多くの人が儲かったときのことだけを想像し、全力で勝負してないと儲かったときにもったいないと思う。自分だって『もっとやっときゃよかった』と思ったことは一度や二度ではない。でも実際には負けることもある。そして全力で勝負し続けて負けたときは大きなダメージを負う。相場はやらなければやられることはない。日計りなどの短期運用で勝率を上げていくためにはポジションを取らずに見ているときだって必要。ポートフォリオマネジメントにおいても、リスクを抑制しておくべきときも必要。『待つのも相場』実際にはヤラレてもいないのに、『やっておけばよかった』『もっと勝負しておけばよかった』と損をして気分になってしまうのは心情としては理解できるけれど、それは合理的な考え方ではなかったりする。やらなければ儲け損なうことはあってもヤラレではない。合理的かつ客観的な分析に基づいてトレードに強弱をつける(リスクコントロール)。それに『待ち』が出来るようになれば、少しずつ勝率も、損益のバランスも改善していくはずだ。自分がディーラーだった頃・勝率(個々のトレードおよび日々の損益)・利益と損失のバランス(損小利大)。最大利益と最大損失、平均利益と平均損失がどちらも利益が大きいこと。を常に意識し、自身のトレードを必ず毎日、毎月分析していた。歯車が狂い始めたとき、自分を客観的に分析し直してみると、どこかにその要因が見えてくる。『攻め』と『守り』と『待ち』それを主観的(悔しい、焦り、思い込み、怒り…)ではなく客観的な分析に基づいてバランスできたとき、最終的に積みあがる収益は変わってくるはずだ。毎月・毎年の損益は、結局のところ一つ一つのトレードの積み重ねでしかない。その一つ一つのトレードを大切にできなければ、ブレばかり大きくなり、数字は残らない(シャープレシオ)。

      4
      テーマ:
  • 11 Jan
    • 【トレード】自分と向き合う

      苦境に陥ってしまっているディーラーを連れてちょっとガス抜きにお茶してきた。彼はちゃんと自分と向き合えているからきっと大丈夫。 俺の失敗談やら、体験談やらも交えながら色々と話した。『部長はそういう失敗とは無縁だったんだと思っていました。』と。失敗散々やって、迷って苦しんで足掻いて…でも必死に向き合ってきたから現在があるんだよ。最初から強いやつも、最初からすごいやつもそうはいない。俺はどちらかといえば落ちこぼれで凡人で…(^^;ただただ懸命で、ただただ必死であっただけ。 短期運用では特にメンタルが重要。追い込まれている自分。焦っている自分。苛立っている自分。熱くなっている自分。そういった自分を客観視しながらしっかりと手綱を握らないといけない。自分を見失ったまま戦い続ければいつかポッキリ折れてしまう。真面目なやつほど自分を追い込む傾向が強い。だからこそ時には休むことも必要だし、出来ていない自分を素直に認めてあげることも必要。俺もそれは苦手だったけど。 だから場中に漫画読んだり、机に足を乗っけて座ってるなんて傍目でみたら酷い姿勢でいたこともある。そういう姿勢でいるときには理由があった。モニタにしがみつくようにしてマーケット見ていたら、自分にブレーキかけられなくなると思ったとき。つい指が動いて売買をしてしまうと感じたとき。マーケットからあえて目を離す(決まった水準でアラートが出るようにはしていた)。すぐには手がキーボードに届かないようにする。そうでもしないと自分を抑えられないと思っていたときだ。 『一日一日を大切に。一トレード一トレードを大切に。』なんて標語みたいな言葉をプリントして目の前に貼っておいたり、子供たちの写真をデカデカとPCの壁紙にして、自分を見失いそうなときや心が折れそうなときにそれを見て勇気をもらったりしていたこともある。 責任感が強く、真面目で、力の抜き方が苦手な人間ほど陥りやすい罠。肩の力を抜いて、8割程度の力でやればいいものを、ついつい10割以上の力で全力投球をしてしまう。そして余裕を失い、追い込まれ、メンタルコントロールを失ってしまう。俺なんて何十回も何百回も経験してきたよ(笑)その度に焦る自分を抑え込んで、歯を食いしばって一歩ずつ乗り越えてきたからその先の収益につながった。最初からすごいやつなんていない。自分は自分でしかない。まずは現在の自分を知り、それを受け入れ、認めてあげること。そこが再スタートの場所だ。そこから始めて、乗り越えていったとき、少しずつ強くなっていく。そうやって経た時間があって、年輪を重ねるようにして経験を積み重ねていったからこそ得られる強さもある。 俺は元々、落ちこぼれだったし、小学生の頃は背も小さくて、メンタルも弱い、どちらかといえばいじめられっ子だったんだから(笑)

      6
      テーマ:
    • 【トレード】攻めと守り

      毎日毎日相場と向き合う。ディーラーにとってはそれが仕事。でもいい時もあれば、悪い時もある。それは当たり前のこと。 戦い続け、勝ち続けるためには、常々『コントロール』が大事だと言ってきた。メンタル(コントロール)、リスク(コントロール)など様々な面で求められる。損益(PL)についてもコントロールは必要だ。でもそれを結構出来ていない人が少なくない。 分かりやすいのは、どんなときでもフルスイングしちゃう人。いい時でも、悪い時でもぶん回し続けて、簡単にロスカットまでいってしまう。最悪の人は、損が出れば出るほどムキになってリスクを増やす。ギャンブルで負けがこめばこむほど掛け金増やすパターンだ。こういう人にはハッキリと『戦い続けなければいけない勝負の世界には向かないよ』と思う。 損が出る(=相場で負ける)。それには必ず理由がある。自分の相場観やストラテジーと、実際の相場が合ってないから負ける。その理由が見えてもいないのに、損を取り返したいという自分の都合だけでリスクを取り続ける(増やし続ける)。たまたま相場に救われることもあるかもしれない。でもそれは実力ではなく、運頼みでしかない。合っていないときは、損を早く取り返したいという自分の中にある焦りと向き合いリスクを抑制する。そのうえで合っていない要因を客観的に分析し、少しずつ立て直していく。うまくいっていないときほどリスクを抑えなければならない。いわば『守り』が求められる。 儲かっているときはガンガンいけばいい。いわば『攻め』だ。ただし、自分の中に育っていく慢心に対して細心の注意を払い、落とし穴にハマらないように気をつける(それでもハマる)。ハマったら、いったん手を止めるなり、攻めの手をニュートラルに戻す。 『攻め』と『守り』。言い方を変えれば『強弱をつける』。これって実はとても大事なことだ。何年・何十年と戦い続け、勝ち続けたいのであれば必要になる。 守りばかりでは成長も成功もしない。攻めばかりではどこかで消えていくことになる。 その切り替えは…・自分自身の損失に対するキャパシティを把握する(リカバリー可能な損失にとどめる)。・ディーラーやファンドマネージャーなら、会社なり投資家なりの損失許容度を理解し、それに達することがないようにコントロールする。・自分のストラテジーの長所・短所を理解し、それに現在のマーケットがマッチしているのかどうかを客観的に分析する。言い方を変えると、KO狙いでガンガン勝負していいマーケットなのか、ガードを固めながら判定勝ちでもいいと割り切るべきマーケットなのかを見極める。例えば、順張りを得意とするならば大きなトレンドにある最中はガンガン攻めていくことも容易だ。逆に攻めきれなかったり、不用意なところで逆張りをすれば儲け損なうか、ヤラレにすらなってしまう。一方で、その手の人はトレンドの転換点やもみ合い相場になると乗り切れなくなる。ヘタをすると高値買って安値売って、安値売って高値を踏む…往復ビンタすら食らいかねない。だから日計りであっても、相場全体の流れや見通し、現在の位置を考え、チャート上のポイントや出来高・売買代金などの市場エネルギーを見て、経済統計やイベントなどのカレンダーを把握し(例えば重要イベントの前は相場は動きづらくなり、そんな中でフルスイングしても儲けづらい)、今日をどう戦うかを考える。外部要因や、自分が置かれている環境、自分自身の状況など様々なものを客観的に分析しながら、強弱をつけ、攻めと守りを使い分けないといけない。それがある程度出来ていないと、損益がブレる割には利益はたいして残らないプレーヤーにしかならない。要するにリスクとリターンが見合っていないのだ。運用の世界ではシャープレシオで見られるもの。自分の運用の目的や資金の性質に対して、自分自身の損益の動きが適正であるかどうかも含めて考えられてこそのプロだ。これから運用の世界を志す人は『勝つこと』『儲けること』『成功すること』ばかり追い求めるのではなく、そういったことも理解しておいて欲しい。相場でヘタうつ人のほとんどは『いいこと』しか想像しないでリスクを取る人達だ。『悪いこと(負けたときのこと)』を想像できている人は最低限の守りが出来るし、ちゃんと長いこと生き残る力を持っている。もちろん負けたときを想像して怖くて手が出ないでは話にならないけど…。

      4
      テーマ:
  • 10 Jan
    • 【政治雑感】トヨタの報道を読んで

      通勤電車にて。『トヨタ、米で1.1兆円投資 社長が表明 トランプ政権にらむ:日本経済新聞』トランプ氏に言われたからではないそうだが…。このタイミングで表明するということは、トランプ氏のTwitterでの発言を意識したものではあるだろう。なんかトランプ氏のやり方って小学校ぐらいの頃のいじめっ子に似てる気がする。まるでジャイアン。意に沿わないことやる奴には脅しかけて、周囲はビクビク顔色伺いながら行動していく。世界最大の経済力・軍事力を誇る国の大統領だから、その脅しも半端なく効く。それを米国民が望んでしまうほど、様々な歪みが生活を圧迫し、脅かしていたのだろうな。それは雇用統計とかの数字のみでは計れないものなのかもしれない。そこに目を向けないと本質的な解決は出来ない。今年は欧州でも多くの選挙があり、ポピュリズムの台頭が予想されている。これまで理想と現実とのバランスが適切に取れていなかったから、大衆の不満を支持に変えて彼らが大きくなっていく。理想社会の実現に向かって努力することも大事。でも足下の現実にも目を向けて、段階を追うことも必要なのだろう。でもジャイアンは実は仲間思いだったりもする。トランプ氏も米国民、支持者、理解者の面倒はトコトンみるのかもしれない。だからこその支持だったのかな。だからといってトランプ氏のやり方が正しいとは全く思わないけど。今年は政治・経済が大きく変わる年になる気がする。『自分達には関係ない』ではなく、一人ひとりが知る努力をし、考えることが大切なんだろう。

      8
      テーマ:
  • 06 Jan
    • 【ご案内】MarketForum大阪開催のご案内

      このブログでも何度か紹介してきたMarketForumが2月10日(金)に大阪で開催されます。東京で2005年から毎年開催されてきた証券業界の交流イベントです。大阪は4年前から開催するようになりました。今年は個人投資家の方々にもより扉を開き、証券ディーラーや、市場を取り巻く様々なビジネスをされている方と交流いただけたらと考えています。またディーラーに興味がある方もぜひ。昨年参加した個人投資家の大学生が、現在ディーラーとしての道を歩んでいたりもします。それぞれを知り、交流を広げ、視野を広げてもらう機会になればと思います。著名個人投資家のむらやんやヤーマンも今開催では一緒に取り組んでくれています。もちろん自分も参加します。年に一度の機会なのでぜひご参加ください。また会場の関係で定員がございます。早い段階で定員に達する可能性がありますので、お申し込みはお早めに。詳細は下記からhttp://marketforum.jp/index.php/about/mfosaka2017_info/

      7
      テーマ:
    • 【政治経済】珍しくこの手のことに雑感を

      トランプ氏がトヨタに対してメキシコでの投資に対して否定的なコメントをした。米国向けに売るのなら米国で工場建てて雇用もしてやれということなのだろう。 このところ世界各国、特に先進国でポピュリズムが台頭し、寛容から不寛容・排他への変化が表面化しつつある。それはここ何年もの間に拡大していった歪みの反動なのだろう。 社会主義国家が崩壊していき、民主主義・資本主義国家中心の世界が醸成されつつある。かといって民主主義・資本主義が完全であるということではない。日本の長期低迷や様々な先進国で起きていること。中国をはじめとしたかつての新興国の台頭の背景にあるもの。資本(企業)と国家の関係。様々なところに歪みがある。 資本(企業)は世界での競争にさらされている。かつては各国内を中心に戦い、そして海外へ輸出をし、より強く成長すればよかった。しかし、今競争相手は海外の企業群だ。東芝、日立、NEC、シャープ、ソニー、三菱電機…エレクトロニクスに分類される企業はそれぞれがライバルであり、比較されることが多かった(ペアトレなんかではよく組み合わされたりもした)。それがグローバル化に伴って、AppleやSamsungが競争相手となるようになっていった。当然、競争力を保たなければならない。そのためには人件費の安いなど生産コストの安い国で生産を行い、商品自体の価格競争力を維持する必要があった。ユニクロなどはそれをいち早く実現して成長していった企業のひとつでもある。ただそれは日本での生産が減り、雇用が減るということにもつながる。結果、様々な先進国企業が進出し、世界の工場となった中国は急速に力をつけていった。 日本は移民問題こそ蚊帳の外の感があるが、欧州などでは移民や難民受け入れに伴って、より安く雇える彼らに自国内の雇用ですら奪われていった。貧富の格差は拡大し、雇用不安が強まった民衆はその声を聞いてくれそうなリーダーを支持し始めた。 資本(企業)は国家という枠を超えて世界をまたにかけるようになり、アルファベットもAppleもAmazonも世界的な企業群はより税制面で有利な国へと拠点を移し、資本効率向上に努めた。結果として、税金が比較的高い先進国では資本(企業)・人材の流出につながり、税収減にもつながっていく。それが米国発のFATCA、日本での税制強化など税の徴収強化の流れを生み出してもいる。企業が国家を訴えるなんてこともずいぶんと増えている。グローバル化の流れ、EUやTPPなどの国家共存、開かれた貿易という道筋はメリットも多いが、必ず痛みを受ける人たちもいる。資本(企業)は基本的に合理的に動く。より利益を上げ、コストを下げる。それが行動原理だ。しかし、国家はそうはいかない。そして今回のようにトランプ次期大統領は企業を縛ろうとしている。国家vs企業。そしてそれは国家間の対立を強めることにもなるかもしれない。様々な歪みが表面化しているのが現在の状況なのだと思う。民主主義・資本主義がどうあるべきか。世界最大の国家である米国で生まれた次のリーダー。自国優先を打ち出すトランプ次期大統領。これから世界は大きく変わっていくのかもしれない。民主主義・資本主義の在り方。企業と国家の関係。政治や経済の流れを知る努力を一人でも多くの人がして、沢山の議論が起きていくことが、少しでも世界を正しい道筋へと導くのだと信じたい。世界が寛容であり、理解し合えることが理想であると思うけれど、その理想に近づくためにこそ現実を見て、ひとつひとつの問題を解決していく努力を続けていくしかないのだろうなと思う。そのためのプロセスのひとつとして、今時代が揺れているのだろうなと感じる。

      2
      テーマ:
  • 05 Jan
    • 【ビジネス】最後のメッセージ

      ディーラーという仕事。会社の資金を相場で運用して利益を出すのが仕事だ。相場だから、勝つこともあれば負けることもある。でもこの仕事は勝ち続けなければならない。負けたらクビ。拾ってくれる他社があればいいが、今のご時世そんなに甘くはない。撤退・縮小が相次いでいる中での椅子取りゲームだ。そんな厳しい世界だけれど夢もある。本当に一流のプレーヤーになれば、年収は数千万どころか億にもなる。ただそれを手に入れられるのはほんの一握りの人間だけだ。野球やサッカーでもそうであるように。他人様のお金でリスクを取る。それだけ責任の重い仕事だ。勝負であっても博打ではいけない。プロの運用者として続けていくためには、プロとしての自覚、誇り、矜持、努力、知識、経験、実績…様々なものが求められる。自分は二十数年間、ディーラー(プレーヤー)として戦い続けてきた。もちろん年間を通して負けたことなど一度もない。会社から求められる結果以上のものを出してきた自負もある。でもいつも不安を感じ、自分に疑問を投げかけ、明日終わるかもしれないという怖さを感じていた。だから必死だった。人の何倍も努力して、懸命であること、それが結果に繋がる。それだけがその不安を乗り越える勇気の糧となった。今日、部下の一人に今期末でのクビを言い渡した。若いし、その可能性も楽しみにしていたから、とても残念だった。何度も諭し、叱り、怒りもした。それでも伝わらなかった。自分は部長として後輩達、部下達がヤラレて怒るなんてことは滅多にない。ヤラレようと思ってヤラレるヤツなんて一人もいないことは分かっているし、そのヤラレをこいつらなら必ず糧にしてくれると信じているから。でも何度も同じことを繰り返し、いくら言っても博打的な売買を繰り返す。損失が拡大しても意地になって突っ張るばかり。会社が決めた限度額に何度も達してしまう。それはもはや運用ではなく、博打でしかない。昨日成田空港で状況を聞いてから、ずっと悩んでいた。でも会社の資金をただのリスクにさらすわけにはいかない。300万…この仕事をしていると軽く感じてしまうけれど、大切なお金だ。若い子なら人一人を一年間雇ってやることすら出来る。『他人のお金だから負けてもいい?』そんなことはプロとして絶対に思ってはならないことだ。相場は勝ち負けのある世界だ。その中で戦い続ける以上、負けてもいい。いや負けることがあるのが当たり前だ。でもそれはコントロールされたものでなければならない。負けとどう向き合うか、それはつまり自分自身とどう向き合うかということでもある。悔しいとか、怖いとか、意地とか、そういった主観的な感情に流されることなく、自分と向き合い、強い意志で理性を保たなければならない。彼がこれから他社に拾ってもらえるかどうかは分からないが、これからも相場の世界にいたいと思うのなら、そのことだけは覚えておいて欲しいと思う。

      8
      テーマ:
    • 【趣味】サイパン・ダイビング

      あけましておめでとうございます! 年末年始にサイパンにダイビングに行ってきました。そこで撮った写真をいくつか。 ラウラウビーチにて。ビーチからアジ玉が見られるポイントです。動画はこちら。https://youtu.be/5rx16-CBpmk  オブジャン・ビーチにて。白い砂地が広がる綺麗なポイントです。そこにいたガーデンイール。サイパンにはあとグロットというビーチポイントがありますが、それぞれが全く違う表情を見せてくれるビーチです。 エミリーポイント(旧B29) インリーフにこういった航空機や沈船などがあります。 マリアナ・ブルーの海でしっかりリフレッシュしてきました(^^)

      4
      テーマ:
  • 30 Dec
    • 【ビジネス】大納会

      大納会です。この一年を振り返っての自己評価は60点といったところでしょうか。もっと出来たはず。思ったように進めなかった。課題を残した。でもちゃんと前には進めた。そんなところかな。来年はいろんなものが問われる厳しい一年になると思っています。部下達が仕事を楽しみ、一人一人が夢を持って輝けるように。ここにいるみんながワクワクするように。ここにいることを誇れるように。組織を強くし、みんなやその家族の生活や未来を守ること。業界をもっと活力に満ちたものにすること。過去の常識の壁を壊し、自分達の可能性をもっともっと広げていくこと。今のままではまだまだ足りない。来年はもっともっと頑張らないとな。でも俺自身が今の会社にいること。こいつらの上司であること。とても幸せだと感じられる一年でもありました。明日はサイパンに旅立ちます。大発会はお休みです。そんな部長ですいません…(^_^;)このブログは長らく開店休業状態でしたが、思うところがあって突然更新をマメに始めました。いつまで続くか分かりませんけど(笑)そんなブログにも関わらず、ご覧いただいた皆さんありがとうございました。皆さん、今年一年ありがとうございました。良いお年をお迎えください。

      10
      テーマ:
    • 【トレード】市場分析について-テクニカル分析②

      テクニカル分析って何種類ぐらい知ってますか?自分は数十種類は知っていますが、理解できているといえるのは数種類かもしれません。表面的な理解や計算式を知っている…ではなく、そのテクニカル分析の長所・短所などを本当の意味で理解すること。それは結構簡単なことではなかったりします。自分は若手の頃、鈍臭い環境下で一生懸命過去の株価データのデータベース化と蓄積に時間をかけ、バックテストのプログラムを作ったりしながら、様々なテクニカル分析を検証したりしてきました。そして少しずつ理解を深め、実戦で使い、日々の戦いの中で検証を進めて、取捨選択をしていきました。自分がかつて主に使っていたのは日計りなどの短期運用においてはMACD、移動平均線ぐらいでしょうか。RSIなど、他のテクニカル分析も見てはいましたが、本当の意味で判断を左右していたのは先の二つぐらいです。いくつものテクニカル分析を組み合わせてシグナルを出させたり、オリジナルの分析手法を考えてテストしたりもしてきましたが、結局行き着いたのはそのあたりです(^_^;)移動平均線は見ている人が多いから(笑)その水準を気にする人が多い分、価格上のポイントにはなりやすい。なので気にしていました。サポートやレジスタンス、トレンドの中での調整局面においてそれらを測るにはかなり有効でした。ゴールデンクロスやデッドクロスはほぼ気にしていませんでしたね(^_^;)遅行するそれらのシグナルを使うには、それなりの期間と値幅をみてトレンドを取るのでなければ意味はありませんから。短期運用においてはそれほど使いたいとは思いませんでした。MACDは多用していました。というよりも過去の分析をしていった中で、これがこういうパターンになったときは有効だとか、逆らってはいけないとか、これに従ったルールを持っていました。でもたまにそのルールを破ってしまう。その結果、ほとんどの場合で大ヤラレぶっこきました(^_^;)それだけごめんなさいさせられると認めざるをえない(笑)信頼性が高いと自分は考えていました。日計りにおいてはその二つを主に使って売買タイミングは図っていました。もちろんそれだけではないですよ。様々な指標やセクター、個別銘柄の動き、先物と現物の価格差から来る需給読みや、オプション市場の状況、海外市場や為替、金利、商品。様々なものを見て、考えてはいましたが、テクニカルという面ではこんなものでした。ポイントは教科書に書いてあるシグナルをただ盲目的に使ったのでは意味はなく、自分自身が取りにいくリターンの性質によって、そのテクニカル分析をどう使うか。得ようとしているリターン。どれぐらいの期間でそれを得ようとしているのか?それによって見るべき期間の設定もポイントも変わってきます。例えば…1分足で5期間移動平均線を見ている若手がいました。抜けた、割れた、抜けた、割れた…。その度に売ったり買ったりしていたら、見るも無残な結果にしかなりません。そんな期間設定していたら、当然ダマシも多くなる。移動平均線が悪いのではなく、彼の使い方が悪い。それぞれの道具には使い方があり、それを理解し、適切に使うことが大事ってことです。

      2
      テーマ:
  • 29 Dec
    • 【トレード】市場分析について-テクニカル分析①

      市場分析については、キリがないほどやるべきことはあります。そのどれも本来は必要で、でも全てを把握したから確実に勝てるというものでもない。かえって情報過多になり、自分の中で消化できていないとかえって判断ミスにもつながりかねない。自分のトレード手法によっても市場分析のあるべきアプローチ、優先順位は変わってくる。ファンダメンタルズ、ミクロ、マクロ、需給(短期・長期)、テクニカル…etc。その辺をちょっと掘り下げてみたいと思います。まずポイントになってくるのは、自分のトレーディング・スパン。日計りなのか、スイングなのか、もっと長期の投資やロング・ショートなのか、どういうリターンを取りにいっているのかなどを整理しましょう。それによって優先順位が変わってくるからです。例えば日計りなどの短期ならチャートやテクニカルはより意味を持ちます。板(注文状況)はかつてに比べるとそこから得られる情報はかなり少なくなり、難解になりました。手口非公開化や呼値適正化、市場の高速化、アルゴによる発注形態の複雑化が板による分析を困難にしました。かつては板の向こうに人の意志や思惑なんかも感じ取れたりしたものですが。結果として『板読み』に依存していたディーラーの多くは淘汰されていきました。一方で、チャートやテクニカルはそういったものの影響もあまり受けておらず、未だ『有効』です。ということで、まずはテクニカル分析手法について。ただテクニカル分析手法は決して『万能』ではないということは頭の隅には置いておいた方がいいでしょう。テクニカル・オタク的な人は、テクニカルを万能としたり、過信してしまったりしがちです。またあれやこれやと弄り倒したり、オリジナル指標的なものを作ってみたり、複雑化してしまう傾向があります。まさに若い頃の自分がそうでしたから(笑)でも色々と調べ倒し、研究してみたことはその後のトレードでとても有効でした。1990年代。まだパソコンの処理能力も低く、フロッピーディスクでガチャガチャデータのやり取りをしていた時代です。若い自分は、情報端末から取れる限りの過去データを取り込み、毎日そのデータをアップデートし、プログラムを書いて、様々なテクニカ分析手法のバックテストや検証を行いました。パラメータのアレンジや、複数のテクニカ分析手法を使ってシグナルを出す仕組みを作ったり…。先日ご紹介したFISCOの『展望』という週報では、コラムを書く前はテクニカル分析講座の連載をしていたりもしました。2000年頃から4年半ぐらいかな。ニフティさんの株式サイトでは自分が開発したJAVAベースのチャート・アプレットを使ってもらっていた時期もあります。だいぶテクニカル・オタクですね(^_^;)でもそんな自分はテクニカルは多用していたものの、テクニカル通りにやれば儲かるとは考えていませんでした。またテクニカルが未来を予測する魔法の杖とも考えていませんでした。テクニカルは客観的な分析を行うための一つの『道具』に過ぎないと考えていたのです。そして道具には用途があり、向き不向きがある。大切なことは、それぞれの道具を深く理解し、その用途・長所・短所を把握し、それらを適切に使いこなすことにあると思っていました。市場は様々な要因で変動します。今回のトランプ・リスクがトランプ・ラリーに変わることを予測なんて出来なかった。ほとんどの人がそうでしょう。テクニカルを使っても同じです(後講釈でシグナル出ていたものをいうのは出来るかもしれませんけど)。ただそれぞれのテクニカル分析手法は、先人達が研究し、検証してきた成果の一つであり、それなりの根拠があります。そして値動きから計算されるそれらは市場の状況を客観的に推し測るうえで有用な道具になりえます。また見ている人が多いテクニカル分析手法は、そのチャート・ポイントでアクションを起こす人が多くなることもあって、より意味を持つ場合もあります。次回は自分がどんなテクニカル分析手法を見てきたか、使ってきたかをご紹介します。

      7
      テーマ:
  • 28 Dec
    • 【トレード】ヤラレについて考える②

      ロスカットって知ってますか?(笑)この世界にいるなら言葉としては知っていて当たり前の言葉。でも中にはこいつロスカットって言葉知ってんのかなぁ?と首をかしげたくなるやつがいたりする。【▲100万の評価損に耐えて、10万円の利益でした】このトレードをどう思いますか?『そんな評価損耐えて利益にしたんだからいい根性してる。』もしそう感じるのなら、それはとても危険なことだと思う。ポジションとって、エライ値幅引かされて評価損散々耐えておきながら、同値かちょっとの利食い程度ですぐに外してしまう。結局、評価損に耐えて耐えて辛い思いをして、戻ってきたら早く楽になりたくて降りてしまった。自分にはそういう風にしか見えない。『こいつどういうリターンを取りにいって、あんな評価損耐えたんだ?全然、リスクとリターンのバランスが取れてないじゃないか。』と自分は思う。初めからそこまで引かされるリスクがあると覚悟した上でのポジションなら、もっと大きなリターンが見込めるから取ったはずのポジションのはず。初めから10万円儲けるために100万円のリスクを覚悟していた訳ではないはず。要するに想定外の動きをした時の想像が出来ていないから、ロスカットも決められずにポジションを取り、ただ意地になって突っ張っているだけ。そういうヤツは会社が決めたロスカットなどに達しでもしない限り、自分でブレーキが踏めなくなる。これだけディーラー見てきていると、そういうヤツも何人かいた。自分でコントロール出来ていないから、会社に決められたロスカットまで簡単にいってしまう。それを勝負とか根性とかいう言葉で正当化してしまう。ロスカットはここまでヤラレていいという金額ではなく、これ以上はヤラレてはいけないという金額なんだということを何度も言ってきた。そして自分は二十数年のディーラー人生で月間損失限度額に達したことは一度もない。プロである以上、コントロールを完全に失ってしまうことだけは絶対にやってはいけない(少なくともそういう意識は持っておくべきだ)。ロスカットは自分を守るためにも必要な手段だ。どんな人でも必ず間違える時はある。自分なんてしょっちゅう間違えてた(笑)たとえ考え方は合っていたとしても、相場は時として合理性を失ったような動きをするときもある。それでも相場が正しくて、自分が間違いであると認めなければならない。相場に対しては謙虚で在らなければいけない。なかなか難しいことかもしれないが、出来る限りポジション・テイクの時にロスカットは決めておくこと。見通しが外れた場合に、負けを認めるべきポイントを決めておくことが大事。それが出来ていれば、そこに達した時点でただそれを実行すればいい。それが出来ていないと、見通しが外れて評価損が増えていく中で考えていかなければならなくなる。そのプロセスでは焦りや願望が生まれ、冷静な判断が出来なくなる。逡巡したり、躊躇している間に評価損は拡大し、切るに切れなくなる。そして長くて辛い時間を耐えに耐え(もしくは現実から目を背けて現実逃避してしまう)、もし株価が戻って救われたとしても早く楽になりたくて、最初のようなヤレヤレの利食いで終わってしまう。一つ一つのトレードにおいて、リスクとリターンをしっかりと考えていくこと。200万円のリターンが見込めるなら100万円の評価損を耐える価値はあるかもしれない。でも10万円のリターンのために100万円のリスクを抱え込んだのなら…それはあまりにも非合理的なトレードでしかない。何度か相場に救われるかもしれないけれど、そんなトレードしている限り、結局数字は残らないし、どこかで消えていくだけのことになる。相場に救われるトレードではなく自分で自分をコントロールしリスクとリターンをコントロールし損益ですらコントロールする(思ったように利益を出すという意味ではないですよ)そのためにもロスカットってとても大事なもの。この勝負の世界で長く生き残りたいのなら、その大切さは理解しておくべきだろう。

      12
      テーマ:
    • 【トレード】ヤラレについて考える

      『ヤラレ』嫌なもんです…。誰もヤラレようと思ってトレードなんかしない。みんな儲かると思ってトレードしたのにヤラレになってしまう。でもヤラレって全部同じではなかった。自分がトレードしていたとき、『しゃあない』とどこかで納得出来るヤラレと、決して自分で許してはいけないと感じるヤラレがあった。それは自分なりに分析して、ちゃんとコントロールが効いている中で勝負した結果のヤラレと、自分を見失い、やらないでいいところで手を出してしまった結果のヤラレ。と言い換えることが出来る。もちろんヤラレた以上、何か問題は必ずある。前者の場合でも、相場観が間違えていたのなら、何を見誤っていたのか?何を見落としていたのか?どうすればその間違いを犯さずに済んだのか?徹底的に自問自答する。後者の場合は、自己嫌悪しか残らない…。自分に自分で怒り、呆れるしかない。そんなアホなトレードしていなければ、そのヤラレはなかった。それがなければ、その後もっと楽に戦えた。そう一つ一つのトレードはそれで完結しているように感じるかもしれないけれど、実は連鎖がある。その無駄なヤラレが焦りや苛立ちを生んだり、その後のトレードを困難にしていく。無駄なヤラレを出して、取り返すのに一ヶ月かかったとしたら…その無駄なヤラレがなければリターンが残せたはずだ。前に短期トレードではメンタルが重要と書いた。その無駄なヤラレがリズムを崩すきっかけとなり、ガタガタに崩れていくことだってある。その無駄なヤラレは様々なところからやってくる。大きく勝った後に残る慢心が招くもの。ちょっとヤラレた後に取り返そうと思って手を出す安易さが招くもの。追い込まれて勝負しなきゃとつい手を出してしまう焦りが招くもの。思うようにいかない苛立が招くもの。その辺が人間の弱さなのだろう。相場を客観的に分析することと同じぐらい、自分のことを客観的に分析することってとても大事。相場の中で自分を見失うと、後から見たら自分がやったとは思えないようなアホなトレードしまくる時だってある。うまくいっている時、わずかな心の緩みや慢心が足元をすくう。いつもなら手を出さずにもう少し見極めるはずのところで安易に手を出す。分析や見極めが不十分だから、ポジションの根拠が弱い。結果として、つまらない値振れに振り回されて投げさせられる。でもまだちょっとのヤラレだ。取り返そうと安易に手を出し始める。『アレ?アレ?』と負けが続き始めて焦りが生まれる。『取り返さなきゃ』とバタバタ手を出し始める。そして大きなヤラレが生まれる。自分は現役の頃、短期トレードでは極力一度負けたら手を止めることを自分に課していた。一度負けたところで手を止め、相場と間合いを取り、自分を客観視して取り戻すプロセスが必要だと感じていたから。そして短期トレードでもポジションの根拠を常に考えるようにしていた。短期トレードではテクニカルを使うことが多かったかな。根拠をしっかりと持てなければ値動きに振り回されてしまうから。一つ一つのトレードを丁寧に。いつも自分に言い聞かせていたことだ。どんなに小さなヤラレでも、そこから(焦りが生まれて)綻ぶこともある。そして無駄なヤラレを出さなければ、その後の戦いが楽になる。結局は数字を積み上げなければならないこの仕事。いかに無駄なヤラレを減らし、勝ちを利益として残していくかになる。無駄なヤラレ出しまくると勝ちは損を取り返して終わりなんてことになりかねない。一つ一つのトレードを大切に出来なければ、数字は残らない。

      8
      テーマ:
  • 27 Dec
    • 【趣味】サブ機買い替え

      今日は昼飯カップ麺で外にも出ずに済ませたのでちょっと時間があるので趣味の話題を(笑) 写真が趣味の自分。メイン機はソニーのα7RⅡですが、サブ機にオリンパスのOM-D E-M1を使っていました。特にダイビングでは活躍してくれた。  水中でハイスピード・シンクロが出来る唯一といっていいメーカーなので、かなり明るい海でも黒抜きができる。この辺の写真はこのカメラだから撮れた一枚。  ダンゴウオの青抜き。  ワイドはちょっと青が強過ぎる気もするけれど…この辺は好みかな。で、風景でも結構活躍してくれました。特に夜景でのLIVEコンポジットというオリンパス独自の機能は結構楽しい。TG-4とかのコンデジでも使える機能なので持ってる人は使ってみてください。  神戸の夜景。星が流れてます。一時間ぐらい撮影に使ったかな。普通に星を綺麗に撮ろうと思うとかなりシャッター開けていないといけないので街の明かりが白く飛んでしまう。バランスとるには比較明合成という処理が必要なところをカメラ単体でここまでできてしまう。  シンガポールの夜景。船の航跡が光の筋になっています。  月島にて。左奥は飛行機の軌跡。水面のは屋形船の光。 こいつにはだいぶ活躍してもらいましたが、MarkⅡが出たということで今回買い替え。これらの写真を撮った初代は後輩が引き取って使ってくれることになりました。感謝の気持ちを込めて。

      13
      テーマ:
    • 【トレード】稼ぎ方色々

      『ディーラー(相場)に向く向かない』というのはとても難しいところです。 まだ若手の頃、チームの飲みの席での話ですが、チーフが『ディーラーはA型以外は向かない』とキッパリ申されておりまして…O型の自分としては痛く凹んだ覚えがあります…(^_^;)ま、そんな話はその後の実績で跳ね返したのであくまでそのお方の思い込みというところでしょうが(笑) 確かにメンタルがあまりにも弱い人や熱くなり過ぎて自分を見失う人は『ディーラーに』というよりも勝負事にはあまり向かないかもしれません。 ただマーケットと向き合う方法、稼ぎ方、トレード手法…は多種多様です。またそれによって求められるものが変わってきます。なので何かが苦手だからといってディーラー(相場)に向かないと決めつけるのはちょっと違うと思うのです。 よく根性や度胸がないとダメ。と決めつける人がいます。確かにある程度は必要な要素かもしれません。でも一方で、論理的な根拠もなく、ただ無闇にリスクをぶん回すような度胸、意地になって負けを認められない根性なんてものは蛮勇に過ぎず、危険でしかありません。そういった短期トレードでも論理的な思考プロセスはある程度なければ勝率は安定しません。 日計り・スキャルピングなどの短期売買には、瞬間的な判断力や決断力などが求められます。割り切りの良さや切り替えの早さなども必要でしょう。メンタルの強さがより求められる手法といえます。傾向としては、ギャンブルや勝負事に強い人、スポーツをやってきた人などが向いているかもしれません。 一方で、そういったものとは異なるものが求められる手法もあります。ロングショートやストラテジーに基づく中長期のトレードです。こちらはより緻密な分析力、銘柄発掘のための調べるという能力や根気強さが求められます。もちろん日々変動するマーケットで戦う以上は瞬間的な判断や対応が求められる場面もあるでしょうが。傾向としては、研究・分析が好きな人、読書家や掘り下げて考えることが好きな人が向いているかもしれません。 おおまかにいって、トレーディングの期間の長さによって取るべきリターンやリスクの質も変わってきます。前者の短期売買はある程度銘柄を集中させて取引を行った方が効率的でしょう。コンピュータを駆使して大量に瞬時に売買をこなせない限りは。ごく短期間の売買でリターンを取りにいっているのに、銘柄を分散させて取引執行に手間取ったのでは割に合わなくなってしまいますから。後者については、銘柄分散なども重要になります。ポートフォリオの構成や、そのリスクの捉え方も前者とは大きく変わります。 緻密な分析とか論理的な考え方が苦手(感性で生きているような人?(笑))なのにロングショートなどをやってもあまり効率的とはいえないですし、メンタルが弱いのに短期売買をやっても合理的ではないでしょう。 要するに自分に合ったトレーディング手法を見つけ出していくこと。それが大切なんだと思います。人も色々、手法も色々…です。 自分はオプションディーラーとしてスタートし、そのストラテジーに基づくトレードから入りました。裁定取引やCBのボラティリティ・トレードも少しだけかじりました。その後、新興市場のスキャルピング、スイング、それが全市場を対象にするようになり、プログラムによる分析を基にしたシステム・トレードや、ロングショートなども同時にやるようになりました。そしてアップティック・ルールがある導入された時に相場観通りにポジションが取れない現物株ではなく、先物メインに切り替えていきました。様々な戦い方を経験できたのはかつての上司のお陰でもあります。 一つのやり方しか出来ない→それがワークしなくなった時に稼げなくなり、市場の変化に対応出来なくなる。かつてアローヘッドが稼働し、HFTが急増し、呼値適正化で大型株の値動きが変質した。そして多くのディーラーが淘汰されていったように。 まずは己れを知ることです。自分という個性とよく向き合い、その良さを活かせる戦い方はなんなのかを考え、見つけていくこと。その武器を磨くことと、また違う武器も身につけていくこと。後者はなかなか難しいでしょう。なぜなら一つのやり方で稼げるようになると、収益化に時間がかかり、苦労もする他の手法に取り組むことが非合理的に感じてしまうからです。ま、稼ぎ方、戦い方は一つじゃないということだけは頭の片隅にでも置いておいた方がいいとは思います。

      6
      テーマ:
  • 26 Dec
    • 【トレード】相場はギャンブル?

      前にこのブログで『相場がギャンブルなのではなく、自分自身が相場をギャンブルにしてしまっている』と書いた。 少し掘り下げてみたいと思う。確かに相場にもギャンブルにも勝ち負けはある。そこは共通点だろう。だからといって自分はそれが同じだとは思わない。 ギャンブルだって様々だ。より自分でコントロール出来る範囲が多ければ多いほど、それは洞察力、分析力、リスク・コントロール(掛け金の増減)といった巧拙の差が出てくる。要は単なる運任せではなくなるということだ。相場においては自分でコントロール出来る範囲が非常に多い。いつ買ってもいいし、いつ売ってもいい。金額も自分で決められるし、買わなくたっていい。選択肢も沢山あるし、情報量も非常に多い。確かに相場でリターンを求める以上、リスクは存在する。だからこそリスク・コントロールというものがとても重要になってくる。要はそのリスク・コントロールを適切に行わず、夢ばかりを見て、その裏にあるリスクを直視出来ていなかった人が『相場はギャンブルだ』と言っているケースが多いような気がする。 『いくらまで上がりますよー』『もっと大きく稼げます』と美味しい話をする人。 『この銘柄はこういうリスクがあるから気をつけて』『多分、しばらくは強いかもしれないけれど、こういうリスクがあるから気をつけて』とある意味つまらない話をする人。 前者の人の話の方が興味を引くだろうし、どうせやるなら夢を見たいと思うかもしれない。それが商材屋的な人達の稼ぎの源泉になってなってるのかもしれない。また自分が先に買っておいて、誰か他人を煽ることでより値を上げて売り逃げるなんてヤツもいるかもしれない。一見、美味しい話には裏があるものだ。 後者の方は、『つまらないことをいうなぁ』とか『結論出すのを逃げてる』と感じてしまうかもしれない。でもそこにこそ本質がある。要はどんな人にだって100%相場を当てるなんてことは不可能なのだから。どこかに潜むリスクは必ずある。そこをちゃんと伝えることが大切なんだ。 2005年〜2006年に株ブームが起きた時、沢山の株についての本が書店に並んだ。『○億円稼いだ』『100万円を○億円にした』派手な文句が並んでいた。それは、嘘ではないかもしれない。でもその中のどれだけの人が生き残っているか?それを続けられている人がどれだけいるか? 自分は前日とあるネット証券の経営者の方とご一緒させていただく機会があった。個人投資家の皆さんに、ちゃんとリスクと向き合ってもらって相場を長く楽しんで欲しいとおっしゃっていた。そんな姿勢で取り組んでいらっしゃるのであれば、自分が出来ることはなんでもやらせていただきたいとすら感じられた。 人は派手な謳い文句や夢物語、景気のいい話に惹かれがちだ。そしてお説教的なこと、詰まらない話、真面目な話には目を背けがちだ。心理や感情としては当たり前のこと。耳障りのいい話だけを聞いて夢を見ていた方が心地よいに決まっている。でも…そういうものに流されがちな人はあまり相場には向かないだろう。そういう人の多くが夢ばかりを見て相場をギャンブルにしてしまうからだ。 ディーラーはプロだ。いい相場だけ儲かればいいというものではない。どんなに悪い相場でも、難しい相場でも勝ち続けることが仕事だ。夢ばかりを見ていてはそんなことは出来はしない。しっかりとそこに潜むリスクと向き合い、リスクから身を守る術を知る必要がある。 ボクシングなんかでも相手が弱ければ(楽な相手なら)大振りでKO狙いでも勝てるかもしれない。つまりバブル相場だ。でも相手が強ければガードを固めて守りながら、ジャブをしっかりと当てて判定勝ちにもっていく巧さも必要だろう(閑散相場)。見ててエキサイティングなのは一発KO狙いの前者だろうけど、勝率が高くより強い選手は後者だろう。多分、他のスポーツでも同じじゃないかな。派手なプレーを観客は喜ぶけれど、求められる勝利のためにはつまらない地味なプレーも必要になる。 本当に勝ち続けられる人、信頼できるコメントを出す人は、決して耳障りのいいことばかりを言いはしないだろう。 派手な売り文句や景気のいい言葉に踊らされたり、夢ばかりを見てしまわないようにして欲しい。 アナリスト、ストラテジスト、相場解説者と言われる人にも、当たった時だけ大騒ぎして、外したことはすっかり忘れてしまうずいぶんと都合のいい人が少なくない。自分の名前を売ることや目を惹くコメント出すことにばかり注力し、相場の厳しさや怖さを伝えようとする人があまりにも少ない。 相場には必ず『リスク』が存在する。そのリスクと向き合えたとき、相場はきっとギャンブルとは少し違うのだということを感じられるような気がする。 そういう意味ではこんなクソつまらないことばかり書いてるこのブログ読んでる人は、よほどの変わり者かもしれないですね(笑)失礼(^_^;)    

      10
      テーマ:
  • 25 Dec

プロフィール

しがないディーラー

性別:
男性
お住まいの地域:
東京都
自己紹介:
元証券ディーラーです。 二十数年ディーラーやって、シンガポールにも一時期行ってヘッジファンドを立ち...

続きを見る >

読者になる

AD

カレンダー

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

ランキング

総合ランキング
28562 位
総合月間
6548 位
アラフォー
382 位
金融・マネー
183 位

ランキングトップへ

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。