それと同じように、正しい「話し順」で話せば、言いたい事がより伝わるようになります。
前回の記事で「育児の喜び」として「書き順が見えるようになったこと」をあげました。
このことは「話し順」にもあてはまるように感じています。
「育児」と「話し順」は、関係ないようなものに見えて実は関係の深いものだと思います。たとえば、乳幼児をあやす際の「いないないばあ」。誰にでもできる簡単なことのような気がしますね(ちなみに、「いないいないばあ」は万国共通で、アメリカでは「ピッカブー」、フランスでは「ククー、セ、モア」というそうです)。
ところが、「いないいないばあ」にも「コミュニケーションの①開始、②本題、③終了に関わる基本的なルールが包含されてい」るそうです(開一夫「赤ちゃんの不思議」参照)。ルール(手順)を守らなければ「いないいないばあ」で「あやし」の効果は発生しないのです。
まさか、「いないないばあ」にコミュニケーションの基本である「話し順」のエッセンスが含まれているとは…これまで、「いないいないばあ」で笑いがとれないときは「相手の調子が悪いのかな…」と乳幼児のせいにしていましたが、「いないいないばあ」を軽くみていた自分の方に問題があったのでしょう。
そうしたところ、これまでよりも相手(乳幼児)の反応がよくなってきたようです。10人の幼児に向かって「いないいないばあ」をやってみたところ、全員から笑いをとることができました。
「いないいないばあ」の効果は、乳幼児の笑いをとることだけには限られないでしょう。「①開始、②本題、③終了」という「話し順」は、書道における「守・破・離」、法律における「確かに…しかし…したがって…」という原則修正パターンなど、稽古の仕方や論文の書き方にも応用できるかもしれません。
たかが「いないないばあ」。されど「いないないばあ」。乳幼児たちとの触れ合いは、「話し順」に気付きコミュニケーション力を磨く絶好の機会です。
法律と書道の教室@コミュニケーション力を磨く場
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