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2012-01-31 16:27:35

2つしかない砂地のバローロ

テーマ:ブログ

新年明けてすぐのネッビオーロ試飲会。

多くの皆様にご参加頂きました。有難うございました。


クアトロ・エレメンティとしての初めての取り組みとなりました。


クアトロ・エレメンティとは・・・

インポーターの垣根無しに、本物のイタリアワインを広めていくことを目的にAVICOの阿掛さん、ワインウェーブ土橋さんが中心となり立ち上がりました。今後、本物のイタリアワインをソムリエの皆様、小売店様、そしてワイン愛好家の皆様にも啓蒙していくつもりです。フーデックスにも出展致します。皆様、ぜひ、クアトロ・エレメンティのブースにお立ち寄りください。

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さて、ネッビオーロについて。

ネッビオーロは数少ない土壌個性をしっかりとワインに反映させる品種と言われます。ピノ・ノワール同様に土壌、気候、日照、水はけ、樹齢の影響を受けます。そんな神経質な品種でありながら、今まで、土壌について全く語られることがなかったのは驚きではないでしょうか?

ネッビオーロと言えば、バローロ、バルバレスコを擁するランゲ地方。

土壌は北ピエモンテよりも比較的若く、石灰含有量はところどころ違うものの、そのほとんどが粘土質です。バローロで言えば9割9分が粘土質土壌と言ってよいでしょう。よってバローロの個性は土壌個性と言うよりも、標高や微気候の影響が大きいようです。

おおらかで柔らかいバローロ村

(G.D.ヴァイラ)、

エレガントで上質な絹のような舌触りのラ・モッラ

(マリオ・マレンゴ)、

厳格で引き締まった構成のセッラルンガ・ダルバ

(プリンチピアーノ)、

間を取ったようにバランス感のあるカスティリオーネ・ファレット

(カヴァロット)

といった感じでしょうか。


そんなバローロにも2箇所だけ砂質土壌の畑があります。

1つが、大御所カペッラーノの所有する一部の畑。



そして、もう1つがロアーニャが所有するロッカ・エ・ラ・ピラ。

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砂質土壌のネッビオーロは香の豊かさが特徴。

しかし、最も大切なことは”自根”であること。1800年代にアメリカからヨーロッパに伝わったフィロキセラによってイタリアだけでなく、ヨーロッパ中の葡萄のほとんどが死滅した訳です。その後、アメリカ産の台木に接木することで一応の回復を見せるわけですが、ヨーロッパ全土の葡萄は、ネッビオーロも含めて根っこはアメリカ産なのです。100%オリジナルのネッビオーロではないのです。

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(樹齢100年/ロッカ・エ・ラ・ピラのネッビオーロ)

しかし、フィロキセラは火山灰や砂の中を進むことはできないらしく、砂地の葡萄畑や火山灰に囲まれた畑などでは100%オリジナルのヨーロッパ品種が残っているのです。フランスから近く、粘土質のバローロではフィロキセラによって全滅しましたがカッペラーノとロアーニャが所有するロッカ・エ・ラ・ピラにはフィロキセラにやられていない、アメリカ産の台木でない、100%オリジナルのネッビオーロが残っているのです。イタリアを代表する葡萄、ネッビオーロの根っこがアメリカ産だなんて、考えたくもない話ですが、事実なのです。

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(プロヴィナージュで保存)

では、自根のネッビオーロは味わいに何か個性を与えるのでしょうか?

これは皆様、ぜひ体験して頂きたいのですが、明らかに奥行きが違います。ロアーニャのワインは非常に不安定なところもあり、その時々で大きく表情を変えてしまいますが、黒果実系の香ではなく、タバコ、リコリス、香草系の香が主体であり、凝縮度よりも繊細さを感じさせます。決して濃厚な目の詰まった液体ではないのですが、実は要素が詰まっている。薄い色調で、一見物足りなささえ感じさせるが、日本の出汁のようにしっかりと味の濃さ、強さを秘めているのです。この奥ゆかしさ、上品さがヨーロッパ品種の本来の個性なのでしょう。

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(さらさらとした砂質土壌)
この大きな違いを体験してしまえば、ネッビオーロのイメージがまた少し違ってくるはずです。ブルゴーニュの昔のワインを飲んでいるようだ、とはフレンチの某有名ソムリエの言葉。ヨーロッパのエレガンスを感じることのできる数少ない自根のネッビオーロ、お試しください。


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2012-01-18 11:36:44

400年一度も薬剤が使われていない唯一のボルドー

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2億5千万の微生物の唾液がテロワールの味を生み出す。


「シャトー・ル・ピュイがテロワールの味わいを表す事が出来るのは、この土中にいる微生物の唾液のお陰だ」葡萄樹の傍らの驚くほど柔らかい土壌に立ちながらアモロー氏は語る。

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シャトー・ル・ピュイの畑には1立方メートル当たり2億5千万匹の微生物が住み付いている。

目には見えないが、まとめると150グラム程。

微生物は葡萄の根に寄生して、樹液の中の糖分を吸い上げる。その後彼らが吐き出す酸性の唾液が土中のカルシウムを溶かす事で、土中にミネラルが豊かに含まれる様になる。このミネラルこそが、その土地ならではのテロワールを表す要素となるという。

つまり土中のミネラルを葡萄樹が吸い上げる事は、テロワールを葡萄に蓄える事になるのだ。その為には土中の微生物がかかせない。一度でも除草剤や化学薬品を使ってしまうと、土中の微生物は激減してしまう。必然的にテロワールを表したワインは造れなくなるという事だ。

「最近では除草剤や化学薬品を大量に使っている造り手達でも、皆が自分のワインはテロワールを表現していると主張するが、それは我々の理論では不可能だ。我々が400年以上も有機栽培にこだわっているのはテロワールの味わいを表現し続ける為なのだ」

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科学的には地中のミネラルを根が吸い上げ、ワインにミネラルを与えるという工程は証明されていません。しかし、現在の多くのボルドーワインとシャトー・ル・ピュイの違いは明確です。

あるソムリエさんは”ブルゴーニュのようだ”と表現していました。

果実の圧倒的な濃度ではなく、ワインの輪郭をしっかりと形作っているのがミネラル感なのです。これはアタックではなく、アフターの”伸びと広がり”を与えてくれます。アモローさん曰く、30年前のトップシャトーは皆ミネラルを感じさせるものだったのだそう。この感覚こそがボルドーワインの本来のテロワールなのだと。

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完璧な生態系が葡萄樹を守る。


観光客で賑わうサン・テミリオンの町から、シャトー・ル・ピュイまでは車で20分程。

しかし、そこはまるで嘘のように、静謐な空気に包まれている。メドック地区の豪華絢爛なシャトーとは異なるシンプルな2階立ての醸造所の周囲には葡萄畑と森が続き、周囲の道の車通りはほとんど無い。

「我々の敶地の中では、出来る限り生態系を整えるようにしている。有機栽培を続ける為には、それが一番大切なんです」

現在シャトー・ル・ピュイの敶地は60haあるが、葡萄を植えているのは38haのみ。

残る敶地には森や沼が広がり、のんびりと馬や牛が草を食んでいる。「葡萄畑の周囲の生態系を保つ事で、そこに住む動植物が自然と葡萄を守ってくれる」例えば葡萄樹が蜘蛛に襲われそうになると、周囲の環境より蜘蛛の天敵となる昆虫がやってきて、自然と退治してくれる。だから、化学薬品を使用しなくても毎年良い葡萄を得る事が出来るという。ある葡萄畑の隣には、わずかに畝の形が残る草の生えた場所がある。

「数年前までは“エミリアン”用の葡萄樹を植えていた場所だ。でも、あそこに葡萄を植えた事で敶地全体の生態系のバランスが崩れてきた事に気付き、去年葡萄樹を引き抜いたのです。」フラッグ・シップとなっているキュベの葡萄畑を惜しげも無く引き抜いてしまう程、生態系を重視している。「森も畑も動物も微生物も全てが生態系の一部で、我々のワインを造るには欠かす事が出来ない」

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そんなシャトー・ル・ピュイからセカンドワインが入港。

将来的にはエミリアンになる若い樹から造られているデュック・デ・ノーヴ。

2009年は柔らかく若さを感じさせましたが、2010年は全く違う印象。


完璧なまでに整っていて、バランスしています。

まさにエレガントなボルドーワイン。

まだお試しいただいていない方はぜひお早めにお試しください。

ボルドーワインが好きになるかもしれません。


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2011-12-22 21:25:38

ネッビオーロ試飲会

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世界中には色々な葡萄品種が存在しますが

ネッビオーロは間違いなく5本の指に入る偉大な葡萄ではないでしょうか?

偉大な黒葡萄と言えばピノ・ノワール、カベルネ・ソーヴィニヨン、フラン、メルロー・・・。どの葡萄も特徴的なのは粒が小さいことではないでしょうか。粒が小さい=果汁に対して果皮の比率が高い、ということになります。これこそが偉大な品種の大きな特徴だと思います。


果皮は色素だけでなく、香味成分、アントシアニン他、色々な要素が集まっています。果汁のそれに対して果皮は旨み、ワインを構成する酸、糖以外の骨格的な部分を多く含有している訳です。よって果皮の厚い、果皮比率の高い葡萄は高い品質のワインを生み出すことになります。

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(自然酵母のみで発酵開始するネッビオーロ)
さて、ネッビオーロです。

実はネッビオーロは粒の大きな葡萄なのです。

それにも関わらず魅惑的なワインを生む。

果皮比率が高くないにも関わらず偉大なワインを生む唯一の品種。

更に、ピノ・ノワール同様、産地によって大きくスタイルを変えることも大きな特徴の1つです。カベルネやメルローが多くの産地、土壌に適応するのに対してピノ・ノワールやネッビオーロは世界でも限られた地域でしか育たず、更には区画ごとの土壌や微気候によって大きく異なる結果を生み出します。


この土壌や微気候の要素を反映させる能力こそが最も高貴なワインの面白さかもしれません。そう考えるとネッビオーロは本当に不思議で、本当に高貴な品種です。

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(足でソフトプレス)
そんな素晴らしい品種ネッビオーロにスポットを当てた合同試飲会が年明けに開催されます。参加インポーターは下記の通り。


株式会社 アッシュトレーディング / Malvira社、Bric Cenciurio社
有限会社 アビコ / Anzivino社、Casavecchia社
株式会社 アルトリヴェッロ / Monchiero Carbone社、Pecchenino社
ウインターローズ・ジャパン 株式会社 / Alario Claudio社
有限会社 エトリヴァン / Cantalupo社、Le Formiche社
株式会社 オーバーシーズ/ Michele Chiarlo社
大榮産業 株式会社 / F.lli Cigliuti社、Aldo Rainoldi社
テラヴェール 株式会社 / Roagna社、Antoniolo社
パシフィック洋行 株式会社 / Jozetta Saffirio社
有限会社 フードライナー / Pelissero社、Cascina Chicco社
株式会社 MONACA / Adriano Marco E Vittorio社、Gagliasso Mario社
株式会社 ラシーヌ / Cappellano社、Rivella Serafino社 
株式会社 ワイン ウェイヴ / Roberto Voerzio社、Mamete Prevostini社


ネッビオーロは本当に奥の深い葡萄です。

日本でもっともっとネッビオーロが楽しめるよう頑張ります!!!

皆様ぜひご参加ください。


日時:2012年 1月 12日(木)
13:30~16:30 (受付16:00)
会場:銀座 アルジェントASO
東京都中央区銀座3-3-1 ZOE銀座9階


※一般の方の入場はできません。

※酒販店様、飲食関係者、プレス関係者対象

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2011-12-16 17:02:49

美食とワインの州”エミリア・ロマーニャ”

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ラ・ストッパを飲んでいるとワインは料理あってこそだと実感してしまう。

彼等の位置するエミリア・ロマーニャ州は『美食の街』とも言われます。

皆様すぐにでも思い出して頂けるものでも、パルマの生ハム、パリムジャーノ・チーズ、モデナのバルサミコ酢もここの名産品。一面にはイタリアでも1位2位を争う田園地帯が広がり、米が多く収穫されるのでリゾット料理でも有名。更には豚足のソーセージ、ザンポーネもここの名産品。もう、とにかく美味しいものの豊富さではイタリアNO.1かもしれません。

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料理の特徴はと言えば、オリーブオイルよりもバターを多用すること。生ハムや豚足、ゼラチン、そしてラグーソースというように脂を使った料理、肉料理がとにかく多い。そんなこの地域の食文化に合わせて存在するのがランブルスコのような発泡性の赤ワイン。日本では馴染みにくい赤の発泡ワインですが、バターを多用したり、脂の美味しさを楽しむ肉料理と合わせる時に赤の微発泡ワインは最高の相性を見せます。この地域で赤微発泡ワインが根付いているのは当然のことなのです。

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さあ、ラ・ストッパについて。オーナーはエレナ・パンタレオーニ。

2010年のガンベロ・ロッソで最も優れた栽培家に選出されたこともある実力派。資産家である彼女のワイナリーの歴史は古い。カンティーナには70年代のボトルも残っている。(当時のワインはロッソ・ボルドーなんて今では考えられないエチケットです)

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カンティーナ周辺の土地もほとんどが彼女の所有地で広大な放牧地まであります。彼女の所有地はすぐに解ります。彼女の所有地から向いの丘を見れば緑と茶のしま模様。そう、除草剤を撒いている畑は緑と茶のしま模様に見えるのです。それに対して彼女の所有地は緑一色。すぐに判別できます。

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醸造責任者はジュスト・アルマーニ氏。

色々な造り手から慕われる先生のような存在で各地域での試飲会でも彼の周りにはいつも人だかりで質問攻めに遭っています。素晴らしいピノ・ネロを醸すアルベルト・アングイッソラもジュストを慕う1人。エレナとは非常に相性が良いようでお互いに信頼しあっている。

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(ジュスト氏は自身でデナーヴォロも運営)
1973年にカンティーナを購入し、現在では全ての区画で有機栽培が徹底されている。敷地内には小川も流れ、飛び地になっている各畑はそれぞれ異なるミクロクリマを持っていて、それらをブレンドすることで全体のバランスが取れるのだと言う。


1982年からは一切の除草剤の使用を中止した。

畑は木製の杭が打たれ雑草が生い茂る。ルーコラ、豆類、タンポポが一面に咲き一面黄色と緑。葡萄樹は活き活きとして活力がみなぎっているのを感じさせる。ところどころに存在する急斜面の畑の下部では土が流され葡萄樹ごとさらわれる事があったが、1978年以降は無耕起が採用され雑草の根が土を固定してくれるようになったのだと言う。本当に自然で緩やかな空気が漂う風景。

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彼等の大きな特徴の1つが熟成期間の長さ。

地下セラーには大きな樽が何十個も並び、ボトリングされたワインも飲み頃を迎えるまで天井近くまで何段にも重ねられている。こんなにも大量のボトルが並んでいるカンティーナはフランチャコルタでも見たことがない。

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物凄い量のボトル

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ラ・ストッパのワインはこの地域の食文化を反映した豊かな果実の厚みを存分に楽しめるものだが、それだけではない。一見甘みさえ感じさせる果実の詰まった味わいに見落としてしまいがちだが、その奥に見事なバランス感覚を保っている。

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(グットゥルニオはコッリ・ピアチェンティーニ・ロッソに変更)
果実という一見子供っぽいものの奥に実に大人なバランスを保っている。

飲み進むほどに果実ではなく、熟成と酸、甘みのバランスの取れた余韻(しかも長い)に気付くでしょう。表向きの美味しさで満足せず、ぜひバルベーラとボナルダのエレガンスを感じてください。彼等の目指しているこの土地にしか表現できない美味しさはエミリア・ロマーニャの食文化をワンランク上に持ち上げてくれます。


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2011-12-07 11:57:07

タウラジは進化している

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開花してから葡萄が結実するまでの期間は

どの品種でもどこの地域でもほぼ100日間と言われています。


毎年違う気候に影響を受けながら100日間をかけて葡萄は成熟していきます。その間、色素や糖分、香味成分といったワインの味わいに大きく寄与する各要素も成熟していく訳です。


長い時間をかけて成熟した果実は明らかに多くの要素を手に入れます。

特に成熟したタンニンと種子さえも完熟することで種子をかじろうとも青さを感じない状態にまで成熟した葡萄はワインになっても未熟さがありません。また、アントシアニンの量と質も高まり、これによってワインは安定を手に入れるそうです。更に最も大切な要素として多くの造り手が挙げるのが香味成分の成熟度。

長い時間をかけて成熟した果実は多様な香味成分が含まれるようになるのだと言う。これは高地で育ったハーヴが、より繊細で複雑な香を蓄えるのと同様のことと言えるかもしれません。


イタリアで、いや、恐らく世界で最も遅い収穫が行われているのはカステルフランチ村ではないでしょうか?

タウラジのエリア内で最も高い標高を誇るカステルフランチ。ワイン名の由来ともなっているタウラジ村から車で30分以上も上りきったところに位置する標高680mほどの村です。タウラジ村よりも標高で100-150mほど高く、年間平均気温では3-4度程度低いそうです。

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ここでの収穫はなんと11月後半。年によっては12月に入ってから収穫することもあるのだそう。

雪が降ってから収穫されるわけです。勿論、干している訳ではありません。完熟を待ったらこの時期になってしまうのだそう。

『葡萄が完熟するまでしっかり待つことが大切。雨季がきて雨が降っても焦る必要はない。雨季が終わって、まだその先の先に収穫すべきタイミングがあるのだから』


圧倒的な凝縮度、厚い果皮、豊富なアントシアニン、高い酸度、そして成熟した香味成分・・・。よりピエモンテやブルゴーニュに近い繊細で伸びのあるタウラジが生まれる。


仕立は伝統的仕立“ラジエッラ”。

昔は葡萄樹を高く仕立て、その間で野菜などを栽培していた。これは先人達の知恵で野菜やハーヴを育てることで葡萄を害虫から守ったりといった効果があったのだそう。現在では、その収量の多さや、管理の難しさでほとんどがグイヨに植え替えられているが、ペリッロでは100年以上の樹齢の高さを活かす為に、この仕立を存続させている。恐らく、グイヨで仕立てれば仕事効率は2倍程度まであがるだろう。

しかし、100年を越すアリアニコがこれだけ多く残っている畑は他に存在しない。

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畑では薬剤の使用を厳しく制限し、勿論除草剤も使用しない。

(正確には樹が病気に対して抗体を持っていることと高地で乾燥している為病気自体が少ないのだそう)南西を向くカステルフランチの畑は急な斜面になっていて乾燥した冷たい風が年間を通して通っている。土壌は粘土質の奥にカルシウム豊富な岩盤があり、地表には白い石灰岩がところどころに顔を出している。下草は自然に残され毎年7月に年1回だけ刈り込みが行われるのみで基本的には不耕起が実践されている。

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そしてペリッロの大きな特性が

コーダ・ディ・カヴァッロと呼ばれるアリアニコ。

通常のアリアニコよりも1.5倍長く垂れ下がった房。色素は濃く、果皮は厚く硬い。豊富なアントシアニン。粒は小さく、まばらな大きさで安定しないのも特徴(ピノ・ファンのような感じです)。果実と果実の間に空間ができて乾燥した風が通ることでカビの害から逃れることができる。これによって更に果汁に対する果皮の比率が高まることになります。

通常のコーダ・ディ・カヴァッロの1/4程度にしか育たない結実不良の小さな果実は成熟するスピードが遅い。この結実不良果実の色づきを待ってから収穫に入るので、収穫は遅くなる。元々酸度の高いアリアニコはこれだけ遅い収穫でも鮮烈な酸をキープします。


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(個人的にも今、一番美味しいと思えるタウラジ2002)

しかも彼等の畑のアリアニコは平均樹齢90年。そのほとんどがピエ・フランコ(自根)。

ある意味ではタウラジの個性とは違うかもしれません。しかし、タウラジとしてというよりも、アリアニコとして最高のワインの1つと言えるのではないでしょうか?もはや、偉大なバローロをも超える完成度とも言えそうですし、果実の奥にはブルゴーニュをも凌駕するエレガンスが存在します。ペリッロのタウラジ、ぜひお試しください。


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2011-11-28 16:36:57

来年もやりましょう!!!フェスティヴァン!!!

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5年前では考えられないイベントではないでしょうか?


昨日開催されました自然なワインのお祭り”フェスティヴァン”。

自然派ワインを日本に紹介したパイオニアである勝山晋作(東京六本木・祥瑞店主)さんが企画し、多くのインポーターと自然派ワインを愛する飲食店が一堂に会して、何百本ものワインが飛ぶように空いていきました。

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お客様も楽しそう。


テラヴェールだけでもシャンパーニュ、ドラピエは24本。他のワインも各4本ずつがほとんど空になりました。会場は大盛り上がり。飲みすぎたお客様もちらほら・・・。ライブも大盛り上がり。

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オルゴールを回しながらシャンソン!!!

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テラヴェールの一番人気は、勿論ドラピエでした。

自然派の集まりがあると必ず空くのはシャンパーニュ・ドラピエです。

故マルセル・ラピエールもいつも飲んでいました。やっぱり美味しい。

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そして、2番人気が、ジャン・マルク・ブロカールのシャブリ・サント・クレール。

実はキンメリジャン以外の地質も多いシャブリにおいて、キンメリジャン独特のニュアンスをしっかりと伝える造り手ジャン・マルク・ブロカール。湿気が多く気温の低めであるが為、カビに侵されやすいシャブリにおいてビオディナミを実践しています。

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ブロカールではビオディナミに使用する調剤も手作りしています。有名なところでは500番調剤。糞を角に詰めて熟成させるというものですね。

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角に糞を詰めて・・・

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実際に見てみると不思議な状態・・・

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地中に埋めていきます。
ジャン・マルク・ブロカール、ぜひお試しください。


フェスティヴァン。勝山さんやインポーター各社様、更には飲食店の皆様が本当に自然派ワインが好きで頑張って広めているからこそ、こんなに多くの人に認知されるようになったのではないでしょうか。もう、仕事の域を超えて本当に美味しいワインを少しでも広めていく為盛り上がりましょう!!!


最後に勝山さんから『来年もフェスティヴァンやるぞー!!!』との声が。


もっと自然にワインが楽しめるように、ワインが堅苦しい飲み物ではなくて、単純に楽しく飲めるように、テラヴェールも活動していきます。ご参加いただきました皆様ありがとうございました。来年は更にパワーアップしたラインナップでフェスティヴァンに出展いたします。また来年お会いしましょう!!!


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2011-11-18 20:43:26

酸化防止剤なんかいらない

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ここ数年で大きく変化した造り手カ・デ・ノーチ。

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レッジョ・エミリア、クロストロ渓谷に位置するカ・デ・ノーチ。

『このあたりは昔から貧しくて農薬なんて使えなかった』

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アルベルトとジョヴァンニはこの自然に囲まれた環境でしかできないワイン造りを楽しんでいる。彼等は本当にどんどん進化している。数年前の彼等のワインは還元しきっていた。

果実な覆い隠され、ピュアなはずの彼等のワインは素直に美味しいと思えるものではなかった。


『自然なワイン造りでは還元の問題は常につきまとう』

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毎年、色々な問題に対処するけど還元に関しては本当に微妙なところで起こる問題なのだそう。アルベルト曰く、ここ数年で少し還元から逃れる感覚を掴んだのだそうで、『セラーの温度、澱との接触の期間、そしてボトリングの最適なタイミング、そして酵母との会話が重要なんだ。香が成熟していく中で酵母の状態が鼻から確認できる。言葉では言えないけど、ある程度還元状態を逃れることはできると思うよ』


彼等のワインは現在、その全てのワインで収穫からボトリングまでSO2が添加されない。


『危険であるかどうかは飲んでみてもらえば解るよ。健全でない要素は全く存在しないよ』

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ぜひ、お試し頂きたい。

果実そのもののピュアさが前面に出ている。どこにも陰りはなく、”楽さ”がある。ヴィンテージの要素以上に健全で爽やかな酸が全体をしめてくれる。


ソットボスコは微発泡赤ワイン。

『ランブルスコは堕落してしまった。素晴らしい地酒であったはずなのに、今ではコカ・コーラと変わらない』


灌漑なし、施肥しない、除草しない。銅、硫黄のみ使用。

7月にグリーンハーヴェスト(カビにやられないようにする為と完熟を促進する) のみ。除草しないことで土壌のバランスを保つ、そして昆虫が住み着いて色々な植物の結実(葡萄も)を助けることで色異論植物が育つ環境にある。手摘みで収穫し、1晩セラーで低温保管し、翌日自然酵母のみで発酵開始。完全に発酵が終了する翌年5月くらいに低温保存しておいたモストと自然酵母を培養したものを加えてボトリング。一切フィルターにはかけない。発酵からボトリングまで一切酸化防止剤を添加しない。


砂糖の甘みは一切ない。果実の自然な甘みを連想させる香のみ。口中は最後までドライ。これはサラミの脂、バターを使ったリゾット、パルミジャーノに合わないはずがない。食事を盛り上げてくれる。


クエルチョーレは微発泡の白ワイン。

2009は素晴らしいワインに仕上がっている。もう既に今一番美味しい状態と言える。体の力が抜けるような”楽さ”を持っていて料理を選ばない。

スペルゴラという地品種を手摘みで収穫し、1晩セラーで低温保管し、。翌日自然酵母のみで発酵開始。発酵期間中は果皮は漬け込んでおきます。完全に発酵が終了する翌年5月くらいに低温保存しておいたモストと自然酵母を培養したものを加えてボトリング。一切フィルターにはかけないで出荷というシンプルな醸造。スペルゴラの独特な酸は控えめで、今素直に美味しい。これこそイタリアの楽しさかもしれません。


そして、最後にスプマンテをご紹介。

日本には120本だけしか分けてくれない彼等の拘りの塊。

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発酵は果皮についている自然酵母のみで行う。驚くべきことに瓶内2次発酵時も、この自然酵母を培養して使用します。
『シャンパーニュもフランチャコルタも2次発酵は人口酵母を添加することが多い。僕等は100%自然酵母。これは自然を表現する者にとっては重要なことなんだ』
通常、2次発酵時は蔗糖を加えて発酵を促すが、彼等は蔗糖の添加も良しとしない。加えるのは収穫時に搾り、低温で保存しておいたモスト。モストの糖分と果皮についていた自然酵母で発酵させるのです。


36ヶ月間酵母と共に熟成させ1月の寒い時期に屋外にさらして自然の力を利用してデゴルジュマン。リキュールも一切添加しないドサージュ・ゼロ。勿論、SO2も添加しない。

難ししワインではありません。素直な美味しさを持っています。”ワインとはこういうものだ”という先入観だけ外して楽しんでください。きっと”楽な気持ち”になれるんです。


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2011-11-15 19:29:33

ジュゼッペ・マスカレッロ

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もう飲まれたでしょうか?

ジュゼッペ・マスカレッロのバローロ・モンプリヴァート2006。


飲まれた方はご理解頂けると思いますが、過去のジュゼッペ・マスカレッロのどのヴィンテージよりも素晴らしい出来かもしれません。モンプリヴァートはバローロの中心カスティリオーネ・ファレットの中心に位置するジュゼッペ・マスカレッロのモノポール。(カヴァロットのブリッコ・ボスキスの南側に位置する畑です)

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各造り手声を揃えて『素晴らしいヴィンテージ』と言う2006ヴィンテージ。

先日来日致しましたGDヴァイラのジュゼッペ・ヴァイラが面白い説明をしてくれました。特にバローロ村について言える事らしいのですが、2006年は1996年と性質が似ているとのこと。ボルドーの1996同様、年間を通して気温が高すぎることなく冷涼な年で酸度が高くクラシックな年。熟成向きでワインとしての要素は非常に複雑である。バローロの古典的な良さを感じて頂くには最高の年とのこと。このような冷涼な年は結実から完熟までの期間が比較的長く、特に香味成分の成熟度が高まるのだそう。そして、重要なことですがここ数年の温暖化によってこのようなクラシックな良いヴィンテージは今後無くなってしまうかもしれないのです。2006が貴重な理由ご理解いただけますか?

『技術ではなく、気候、ミクロクリマの観点から見て最後のクラシカル・ヴィンテージが2006』なのです。古典派の代表格ジュゼッペ・マスカレッロのモンプリヴァート2006、ぜひお試しください。

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(雪景色のカスティリオネ・ファレット)
話は逸れますがジュゼッペ・ヴァイラによると1994と2004は非常に気温が低く酸度が高すぎるくらいの年でバローロ玄人向けのワイン。1995と2005は温暖で果実が前面に出た年で比較的若いうちから楽しめます。1997と2007は素晴らしいヴィンテージ。温暖であったが為に2003のように玄人には敬遠されがちだが、スケールの大きいワインなのだそう。


ジュゼッペ・マスカレッロに戻りまして、もうひとつの偉大なバローロがバローロ・ヴィレッロ。こちらは2004が240本入港致しました。イタリア国内でもここ最近見直されつつある2004ヴィンテージ。貴重です。畑はかの有名なチェレット社が所有するブリッコ・ロッケとブリッコ・フィアスコに挟まれた区画でもう1つ南の丘はブッシアです。

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ここの畑も素晴らしい畑です。

石灰比率が高く写真のように表土は白くなっています。この石灰のニュアンスをしっかり感じて頂けるのが2004ヴィンテージ。決してグラマラスではないが飲み終えた後の満足感は高い。まさに食事と共にあるワインではないでしょうか。飲むのに体力を要求されるバローロが多い中、2004のヴィレッロは癒されます。

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(石灰質が強く出た粘土質土壌)
そして、個人的にも大好きでリストにあれば迷わず注文してしまう隠れた名品がバルベーラ・コダーナ。モンプリヴァートという偉大な畑に隣接する最高の条件でありながらバルベーラが植樹されています。樹齢は100年を越すものばかり・・・。偉大な畑にバルベーラの古樹。バルベーラのほがらかな黒いフルーツの感じ、若い鋭角的な酸味は一切このワインには存在しません。アルコールさえ溶け込んでしまったかのようなシルキーでなめらかな舌触り、タンニンは細かく、徐々に甘みに変わってしまいます。濃厚ながら美しさ、バランスを感じさせる完成度。悪いところが全く無い”球体”のワイン。

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(歴史的醸造所)

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息子ジュゼッペと現当主マウロ、妻マリア・テレザ。

バローロの歴史とも言われるジュゼッペ・マスカレッロのワイン。素朴な中に繊細さが見えてきます。これこそイタリアにしかできない職人の世界ではないでしょうか。ブルゴーニュの完成品は素晴らしいものですが、イタリアの職人の拘りも捨てがたいものです。今後のジュゼッペ・マスカレッロにもご注目ください。

テラヴェールワイン商品情報は↓コチラ↓

   http://www.terravert.co.jp/

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2011-11-02 20:54:21

フェスティヴァン!!!

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第2回 世界の自然派ワイン祭り!


~ヴァンナチュールだからうまいのではなく、うまいからうまいんです。~


昨年、約900名の来場者を迎えて好評を博した、自然派ワインのお祭り、FESTIVIN(フェスティヴァン)が、帰ってきます!


FESTIVINは、自然派ワインを日本に紹介したパイオニアである勝山晋作(東京六本木・祥瑞店主)とその仲間たちが、「おいしいワインを楽しむ機会を多くの方たちと分かち合いたい」という思いから生まれました。タイトルは、フェスティヴァルとヴァン(フランス語でワイン)を組み合わせた造語です。昨年同様、世界各国の約200種のワインがお楽しみいただけることに加えて、日本の生産者たちも駆けつけてくれる予定です。


お料理は昨年よりさらにグレードアップしております。第1部では、パッソ・ア・パッソ、ロッシなどイタリアン・チームによる「トラットリアFESTIVIN」、第2部では、祥瑞、UGUISU、アヒルストアなどビストロのシェフが結集した「ビストロFESTIVIN」が、この日のために店開きします。ほかに和食、中華、エスニックの屋台も出店します。また西アフリカの伝統音楽奏者ママドゥ・ドゥンビアほかによるアコスティック・ライブもお楽しみいただけます。


今年は、3月に起きた大震災で被災された方たちのために、さまざまな支援活動が行われておりますが、FESTIVINも、ワインを通じてみなさまの活力向上のお役に立てればと考えております。また自然派ワインを扱う立場から、エコフレンドリーを目指し、サウンドシステムの電力は太陽光発電でまかなう予定です。ぜひお誘い合わせのうえご来場をお待ち申し上げます。


お問い合わせ・チケット購入はこちらまで

http://festivin.com/


食べモノメニュー(予定)

1日かぎりの

「トラットリアFESTIVIN」(1部)

「ビストロ・フェスティヴァン」(2部)がオープン!


人気のあのお店や、著名シェフ有志のコラボレーション!!

門前仲町『Passo a Passo』
麹町『ロッシ』
六本木『祥端』
銀座『グレープ・ガンボ』
富ヶ谷『アヒルストア』
三軒茶屋『ウグイス』
西荻窪『オルガン』
西小山『カフェカウラ』
東銀座『ビストロ・ヴィヴィエンヌ』
西麻布『葡呑』、飯田橋『メリメロ』
代々木上原『ル・キャバレ』
渋谷『リベルタン』
神田『味坊』
新宿『レクリューズ』


そして、ワインは!!!

まだまだほんの一部ですが、テラヴェールもごっそり出品します。びっくりするワインももって行きますよ!!!


≪フランス≫
アルザス

ジェラール・シュレール / マルク・テンペ / リエッシュ / ガングランジェ /ピエール・フリック
シャンパーニュ

A・ボーフォール / ドラピエ / ユリス・コラン
ジュラ

エマニエル・ウイヨン / ボールナール
ブルゴーニュ

フィリップ・パカレ / シャソルネイ / クロード・マレシャル / A & O・ド・ムール
ボジョレー

マルセル・ラピエール / シャトー・カンボン / ニコラ・テスタール / クリスチャン・デュクリュー
ロワール

マルク・ペノ / ドメーヌ・サン・ニコラ / パスカル・シモニュッティ / ドメーヌ・デュ・ムーラン/ パ・サンマルタン / オリヴィエ・クザン / ドメーヌ・デ・ボワ・ルカ / フィリップ・テシエ / サンソニエール
ローヌ

ダール・エ・リボ / グランド・コリーヌ / ラングロール / ティエリ・アルマン / マゼル
ラングドック・ルーション

レオン・バラル / ドメーヌ・デュ・ポッシブル 
オーヴェルニュ

モーペルチュイ / ラ・ボエム 


≪イタリア≫
ピエモンテ

カッペラーノ / トリンケーロ 
ヴェネト

ラ・ビアンカーラ / ダリオ・プリンチッチ
フリウリ

レ・ドゥエ・テッレ / ラディコン 
ラッツィオ

レ・コステ
トスカーナ

マッサ・ヴェッキア
シチリア 

イ・ヴィニェーリ / イル・カンタンテ / フランク・コーネリッセン


≪ヨーロッパ各国≫
スペイン

ポンセ / マス・ベルトラン / ウリャス / デスセンディエンテス・デ・ホセ・パラシオス
ドイツ

ベッカー / フーバー / ブロイヤー
オーストリア

ヒルシュ / ヨハネスホフ ライニッシュ
ギリシャ

ハツィダギス / パルパルシス 
クロアチア

クライ
スロベニア

ムレチニック


≪日本≫
小布施ワイナリー / 四恩醸造 / ルミエール / タケダワイナリー / ボーペイサージュ / 金井醸造場 / ココ・ファーム・ワイナリー



さあ、皆様。昨年以上の盛り上がりは確実です。美味しいワインしかありません。皆様のお越しをお待ちいたしております。


2011-10-31 10:22:27

イタリアのスプマンテを考える

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世界的に有名なシャンパーニュ。


やはりイタリアよりも一歩も二歩も進んでいるスパークリングワインであって、その味わいは多様性に富んでいる。シャンパーニュの根底にあるのは豊富なミネラルと酸度の高さ。硬質なその酒質は口中で直線的に伸びていく。文句なく世界一のスパークリングワインの産地でしょう。


テラヴェールではイタリアのスパークリングを徹底検証しています。


その結果、行き着いた結果が・・・

①フランチャコルタの地域毎の個性の面白さ

②プロセッコの存在する意味

③食前酒に相応しい地品種の存在

④フランチャコルタの次世代


まずは、フランチャコルタです。

イゼオ湖の南に位置するイタリア最大のスプマンテ産地。フランチャコルタの語源は”フランスの丘”。まさにシャンパーニュを意識して名付けられた訳です。シャンパーニュの20年前がそうであったように、フランチャコルタもベッラヴィスタ、カ・デル・ボスコといった大手メゾンによって引率されてきました。現在でもこの両巨頭の品質は高いレベルにあるし、全世界で高いシェアを誇っています。

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ベラヴィスタやカ・デル・ボスコが位置するのはイゼオ湖の南西、フランチャコルタの西部にあるエルブスコ村。比較的肥沃。イゼオ湖の堆積物が主体の氷堆石土壌。氷堆石土壌と言っても粘土質、赤土、砂質に由来する土壌と様々で基本的には粘土質が強く出ているといった特徴的な村。葡萄は高い熟度と果実の凝縮度を誇る。そして、糖度が高いのも大きな特徴。ワインは果実のボリューム感が前面に出て、たっぷりとした雰囲気。近年の温暖化の影響もあり、果実の酸度不足が問題になっている地域でもある。

フランチャコルタを代表する2つの生産者がここに位置することもあり、フランチャコルタのイメージはエルブスコ村のイメージで固定されることとなった。このエルブスコ村に位置し、個人経営で自社畑のみのフランチャコルタ造りを行っているのがウベルティ。

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≪ウベルティ≫エルブスコ村

カ・デル・ボスコの生産量135万本に対してウベルティは18万本。1/10程度の小さい造り手です。エルブスコ村のどっしりとした果実感をしっかり表現しながらも、リザーヴワインの比率を高めていることで飛躍的に複雑味を出しています。フランチャコルタにありがちな”単純さ”が無く、リリース当初から熟成に由来する成熟した香が支配する訳です。ウベルティは西側フランチャコルタの個性を味わえます。

『西側』

イゼオ湖が運んできた堆積土で粘土質と砂質が混じりあっている重く肥沃な土壌
『粘土』

石灰比率は低く、重い土壌が主体となっていてワインは果実感の強いボリュームを感じさせる
『温暖』

年間を通して温暖な気候条件だが夜間は冷え込む 完熟した果実は糖度が高く、色々な要素を持つ
『複数ヴィンテージ』

リザーヴワイン比率が最も高いと言われるのがウベルティ より複雑で熟成の要素も入り込む

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そして東側のビオロジック生産者がヴィッラ。彼等は西側フランチャコルタにはない、シャープさを表現しています。

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≪ヴィッラ≫モンティチェッリ・ブルッサーティ村

ヴィッラの生産量は30万本。ウベルティよりは多くなっているが大手のやはり1/10程度。フランチャコルタ東側はイゼオ湖の堆積物の影響を受けていない土壌が主体となっている。(イゼオ湖は北東から南西に向けて流れていた為、エルブスコ村辺りに堆積土を多く残した)1億年前の海底部分が隆起した土壌が主体で粘土が混ざりこんでいる。貝殻も多く、より石灰比率が高い。要するに一般的なたっぷりとしたフランチャコルタの印象とは少し違う。ミネラルの多さ、西側より冷涼な分、葡萄の酸度もキープされている為、キレのある味わいが身上。ヴィッラではこのフレッシュな酸やミネラルをより表現する為に、リザーヴワインを一切使わずに、単一ヴィンテージでスプマンテを造っている。

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『東側』

イゼオ湖の堆積土壌の影響よりもアルプスに由来する土壌が主体となる痩せた土壌
『石灰』

石灰、マグネシウムの比率が高く、ワインはよりシャープで引き締まった味わいになる
『冷涼』

完熟までに多くの時間を要する。酸度を確保することが容易で酸とミネラルのバランスに優れる
『単一ヴィンテージ』

複数年のブレンドをせず、単一年でボトリングすることでその年の個性を表現するのがヴィッラの思想

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全く違う思想で、全く違うテロワールで造られたフランチャコルタ。どちらも未だに多くの工程を手作業でこなしています。(ベースのスプマンテでも全て手摘み)フランチャコルタのテロワール。ウベルティは大きめの白ワイングラスやブルゴーニュグラスで温度を上げながら、パスタから白い肉料理まで、ワイン感覚で楽しめます。ヴィッラは06の驚くべき完成度を太目のフルートグラスで食前から、途中で白ワイングラスに変えると、更に濃厚な果実とミネラルのモザイクが楽しめます。シャンパーニュでは味わえない、フランチャコルタだからこその味わい。すこしずつでも伝えていくことでフランチャコルタも育っていくのではないでしょうか。


テラヴェールワイン商品情報は↓コチラ↓

   http://www.terravert.co.jp/

 ◆新入港の御案内・欠品の御案内(PDF)
 ◆最新ニュース/試飲会案内等(PDF)
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