ひねったタイトルが思いつかん・・・
【出会い】
彼を初めて見たのは「刈りJAM Vol.18」だった。
確か出番は最後でGホースというバンドだったと思う。
それまで、パープルのコピバンは結構な数を
見ていたので、正直言って食傷気味な気分だった。
しかし、
彼が登場してビックリ!
それまで、リッチー完コピ・ギタリストは
見た事はあるが、「風貌」「空気」まで連れて来た
ヤツは初めて見た。
それでいて決して「そっくりショー」にならないところが、
あのバンドの凄いところだった。
この日はお互いコンタクトはないままだった。
【再開】
月日が少したって、再開したのは「しゃかバン Vol.7」の
府中Flightの客席。
K-ONは出番待ちの出演者で、彼はお客さんだった。
この時の彼の挨拶は、
「寺爺さん、はじめまして、こんにちは♪」
「小金井リッチーです♪」
これは、一字一句間違いない!
横にいたPatが大喜びしたのも覚えている。
その数秒後には何年も付き合いがあるような
空気になり、ZEPP/Purple談義になった。
あー、この時を思い出すとホントに泣けてくるよ。
ぐすん・・・
少しすると、彼の大きめなリュックから、
直筆サイン入り(誰だか忘れた)のLPレコードが
数枚現れ、嬉しそうに話を始めた。
また少しするとCD-Rを渡され、
「これ、ボクのバンドの音なんで、良かったら
聞いて下さい」
全盛期の「WESS HEIM」のサウンドボードだった。
K-ONの出番が終わって客席に戻ると、
興奮気味のリッチーさんがいた。
「いや~、よかったっす!」
「K-ONさん、好きっす!」
「ボク、リッチーの前はペイジだったんす!」
↑ 本当にそう言った。
"オイル"がよく行き渡ったようで、みんなが知ってる
リッチーさんに変身していた。
【共演】
出会ってから約2年後、やっと共演の機会ができた。
「Monsters of Rock Vol.1」
横浜アリーナ・サウンドホール
出演者は、
・Happy草餅
・Neon Knights
・K-ON
・石井商会
・WEISS HEIM
フライヤーからチケット、受付、会計、みんな手作りの
LIVEだった。みんな「尖った演奏」していた。
オイラは発熱でリフ数を間違えるなどの大失態・・・
【Candiceさん】
Candiceさんに会ったのは、所沢野外LIVE会場の
下見の時だった。
まだ生まれて数ヶ月の赤ちゃんを抱いてきた。
野外LIVE当日をイメージして、浮世離れしている
男たちを横目に、Patと育児談義してましたね。
左端がリッチーさん
Pat(左)とCandiceさん
その時の赤ちゃんも、もう小学生ですよね?
バンド仲間で見守ります。(頼りねぇか・・・)
残念ながらこの年の所沢は、タカシが体調を
崩してしまい、ドタキャンしてしまう。
この時の体調異変が、後に大変な事になるとは、
オレは想像もしてなかった。
【K-ON危機一髪】
K-ONが何を思ったか、独自企画を企てた。
「DESTROYER Ⅲ」
別名:「平成の2.26事件」
概要や出演バンドが決まってホッとした晩秋、
タカシが倒れた。
素人が聞いたその病名は、一命をとりとめても、
後遺症などの不安が拭えないものだった。
幸い手術は無事終わって、後遺症の心配もなくなった。
しかし、3ヵ月後のLIVE本番は到底ムリ・・・
企画の中止か、大幅見直しかで悩んでいた師走。
リッチーさんから電話
「ボクでよかったら代役しますよ♪」
まじで?
でもなぁ、いくら、
「ボク、リッチーの前はペイジだったんす!」
と言っても、ムリがあるよなぁ・・と考えた。
せっかくの話をオレ一人で結論出すのも何なので、
メンバーに確認。
「面白そうじゃん!ダメもとでやってみんべ!」
↑ 誰のセリフか想像できますよね?
オレぢゃないっす・・・
早速、リッチーさんご自慢のスタジオでセッション。
しかし案の定、”波長”が全く合わない。
でも、
3回目の練習では、なんとかブレイクなども
決まり出し、「GOサイン」!
迎えた当日、リッチーさんがこの日に向けて
改造したピックアップと、ハコのアンプの
マッチングが最悪のものとなってしまい、
ハウリングと戦っているうちにステージを終えた。
終演後のリッチーさんは納得がいかない様子。
「今日は納得できないなぁ!」
「いつでも代役しますから!」
「また演りたいなぁ!!!」
所沢でのドタキャンに続いて、独自企画も
ドタキャンとなる、まさに「危機一髪」の状況だったが、
リッチーさんには本当に助けてもらったね。
その後、タカシはリッチーさんの気配を感じてか、
驚異的な回復を見せ(笑)、この年の7月、地元横須賀で
見事に復活した。
【長電話】
リッチーさんとはよく長電話したね。
この長電話の”成果物”として、「初期パープル・プロジェクト」
があった。
あくまで構想であって、リッチーさん亡き今となっては実現不可能。
発案はオレからだった。
「レインボウのコピーでは、リッチーさんのソロの
"前音"がぜんぜん出てない!」
「もっとリッチーの鋭い音が出せる曲を選ぶべき」
「初期か "In Rock"から選曲しよう!」
話は結構盛り上がった。
セット案
・Hush
・Wring That Kneck
・Mandrake Root
・Child In Time
・Speed King
「"Child In Time"は、アライさんしか歌えない?」
「そうだね、頼んでみるよ」
結構話は進んでた。
その後、K-ONは横須賀YTYでの企画が
コンスタントに入ってきて、リッチーさんとの構想は
モヤに消えた・・・
【合掌】
あー、ただ思い出を書き綴っただけだね。
ここでリッチーさんの人柄を書き綴っても意味ないしね。
ただ、ご冥福を祈るのみ。
バンドから足洗っても、あなたの事は忘れないよ!
いずれみんな"そっち"行くから、気長に待ってて!