医療の専門記事をみていたら、

 

アトピー治療のひとつに、こんな発汗促進の記事がでていました。

 

以前から、若いアトピーのかたには、ジョギングやウォーキングなどを薦めていましたが・・みなさんも参考にしてくださいね。

 

発汗して、代謝を上げることが大事なようですね。

 

 

アトピー性皮膚炎患者は汗をかこう!? 杏雲堂病院 大谷先生

日本皮膚科学会の「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2016年版」1)が7年ぶりに改訂されました。今回の改訂では、アトピー性皮膚炎の悪化因子の1つである「汗」に関して、詳しく記述がなされています。患者さんにスキンケアについて説明をする上で知っておきたい、汗とアトピー皮膚炎について、同ガイドラインをもとに紹介しましょう。

汗には、皮膚の温度調節や感染防御、保湿といった大切な役割がありますが、アトピー性皮膚炎に関しては、症状を悪化させる因子といった見方をされてきました。実際、アトピー性皮膚炎は冬だけでなく、夏にも増悪する患者さんが多くいます。アトピー性皮膚炎の患者さんで症状が悪化すると感じることから、汗をかかないようにしている人も少なくありません。
しかし、改訂された「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2016年版」では、「汗をかくこと(発汗)」と「かいた後の汗」を区別して考えるよう示した上で、発汗自体が皮膚の症状を悪化させるという科学的根拠は存在せず、発汗を避ける指導が症状を改善するとしたエビデンスはなく、汗をかくこと自体を避けるように指導する必要はないと示されました。

アトピー性皮膚炎では、発汗機能に異常を認め、時間あたりの発汗量が少なく、アトピー性皮膚炎において問題となる皮膚の乾燥は、角層のバリア機能の異常によるTEWL(Trans Epidermal Water Loss:経皮水分喪失)より、汗の減少が主な原因となっている可能性も指摘されています2)。
発汗異常が起こるメカニズムは、完全には解明されていませんが、皮膚のバリア機能の異常によって汗管から汗がうまく排出できないことや、発汗をコントロールする自律神経の異常によるものなどが考えられています。
同ガイドラインでは、発汗機能の回復もアトピー性皮膚炎の治療到達目標の1つであり、汗をかく習慣が、アトピー克服へとつながる可能性があると解説しています。

一方、「かいた後の汗」については、痒みを誘起することがあるため、放置せずに洗い流すなどの対策を行うよう推奨し、症状改善にシャワー浴が有用であるとしています。
アトピー性皮膚炎の患者さんから「運動してもよいですか」と質問されたときには、運動をしてしっかり汗をかいて、その後はシャワーを浴びる、おしぼりやタオルなどで汗を拭きとる、衣服を着替えるといった対策をとり、汗を皮膚に残さないように説明するとよいでしょう。