TRIP 嵐 妄想小説

嵐さん大好き♡
智君担当♪山好き♡で
皆様のブログを見ているうちに書きたくなってしまいました。
妄想小説です。腐っているので注意してください!
タイトルに愛を込めて、嵐さんの曲名を使わせていただいてます。
ご理解いただけると嬉しいです。

      嵐さんの腐的妄想小説です。 

      苦手な方は避難してください!

     男性、未成年の方もご遠慮ください。 

       よろしくお願いしますm(_ _ )m


このお話は


  『a Day in Our Life』 → 『Kissからはじめよう』 → 『Step and Go』 → 『果てない空』


  と続きます。それぞれでも楽しめますが、

  順番に読むと2人の成長がより感じられるのではないかと思います。



アメンバー申請について


限定記事は誰でもOKという内容ではありません。

なので、恐縮ではありますが、以下の内容を満たす方に限らせていただいています。


①嵐が大好きな女性の方。

 (もちろん、誰のファンでもOKです)


②心優しい成人の方。

 (誹謗・中傷の類をきらい、私の智君贔屓を

 大きな心で受け入れてくれる心の優しい方)


上記内容が、プロフィール、メッセージにて確認できれば

すぐに承認させていただいています。

よろしくお願いいたします。


NEW !
テーマ:


カズの受難


 

ツーンとする薬の匂い。

赤い照明。

手元には薬の入ったトレイ。

ピンセットの先で、徐々に浮かび上がるのは、笑ったサトシの顔。

薬の中で、サトシの笑顔をそっと揺する。

印画紙を持ち上げ、色の出具合をチェックする。

笑ったサトシの視線の先にはショウちゃんの顔。

この間、久しぶりに5人で会った時のだ。

高校を卒業して、進路もバラバラで。

ショウちゃん達は大学へ。

マサキは就職。

私は専門学校へ進んだ。

いろんな学科のある大きな専門学校。

何がやりたいのかわからない。

でも、時間は待ってくれない。

取りあえず進むにはちょうどよかった。

写真を続けたい気持ちもあった……。

でも……。

一人でするこの作業は、私が自分を見直す特別な時間。

シーンと静まり返った、薬の匂いのするここは、私を落ち着け、穏やかにしてくれる。

戸惑いも焦りも、何もかも浄化してくれる。

私の醜い心の内も。

暗室の外で、ガチャッと音がする。

おかしいな。

今日は誰も来ないはず……。

やばっ。

携帯、置きっぱなし。

印画紙を目の前の洗濯バサミで挟み、ライトを消しつつ暗室のドアを開ける。

眩しい光の中、見慣れた人影に、ああと息を吐く。

「先輩……。」

「おお、お前も来てたのか。」

先輩はニコッと笑って、私に近づいてくる。

よく言うよ。

私がここにいるの、わかってて来たくせに。

同じ学科の1つ上の先輩。

まずまずのイケメンで、モテるって評判。

ジュン君達には遠く及ばないけどね。

「先輩も暗室?」

私はテーブルの上の携帯を確認し、ポケットにしまう。

「いや……ちょっと近くに用事があって……。」

あいまいな返事。

私に用があるんでしょ?

見てればわかりますよ。

何かと言えば、ねちっこり視線で私を舐めまわしているじゃないですか。

「そうですか。じゃ、暗室、片づけてきますね。」

先輩に背を向けると、後ろから、ガバッと先輩が抱き着いて来た。

うわっ……くせぇ。

なんだ、この匂い?

なんの匂いだろ?

「……気づいてるんだろ?」

生乾きの匂い……かな?

「俺さ……これでも結構モテるんだよ?」

煙草じゃないし……。

「この間だって、レイコと……。」

昼間からお酒……ってことはないか。

「固いって話だったけど、そうでもねぇのな?」

体臭……だったらアウトだな。

先輩が私の肩を撫でる。

「お前だって……まんざらでもないんだろ?」

ま、人のこと言えない?

私も相当、薬の匂いが付いてるはず……。

「いろいろ……試してみようぜ。」

後ろから抱き着いたまま、先輩が私の耳を甘噛みする。

ねっとりした感触が……気持ち悪い。

「先輩……。」

「ん……?」

私の耳を舐めながら、生温かい息を吹きかける。

ゾワッとして、身震いする。

「何?感じてるの?」

ちげーよ。

気持ちわりぃんだよ!

「やっぱりお前……可愛いな。」

……バカか?

私は先輩の手を握り、クルッと後ろに向き直る。

「先輩……。」

見上げると、勝ち誇ったような先輩の顏。

「ん?」

俺に落ちないやつはいない……って?

ムシズが走る。

「私……ヘタクソは嫌いなんです。」

先輩の手を先輩の胸に返し、先輩の頬に手を添える。

「匂いにも……敏感なんです。」

先輩が私の顎に手を掛ける。

先輩の顔が近づいてくる。

私はスッと避けて、先輩の耳元で囁く。

「だから……先輩とは無理みたい。」

先輩の手から逃げ、一歩退く。

「何を……。」

「ごめんなさい。」

にっこり笑って、暗室のドアを開ける。

「ま、待て!」

先輩が私の腕を掴み、力づくで引っ張る。

「本当は、俺に気があるんだろ?」

あるわけないじゃん。

「わかってるから……。」

どこまで自惚れ、強いんだ?

「カズ……。」

私の中の何かが弾ける。

こんなやつにカズなんて呼ばれたくない!

「お断りします。」

私が先輩から離れようとすると、先輩が私をテーブルの上に押し付ける。

テーブルの角が背中に当たって痛い。

「うるせぇ。逃げられると思ってんの?

 ちょっと高校で賞を取ったくらいで、生意気なんだよ。」

先輩に両手を押さえつけられ、身動きできない。

「あんなのまぐれに決まってんだろ。お前に才能なんかない。」

……わかってるよ。それくらい。

そんなの本人が一番わかってる。

サトシは毎年、賞を取り続けてる。

私は佳作以上になれない……。

だからって、あんたに言われる筋合いはない!

私は溜め息をついて、先輩を見つめる。

「じゃあ、先輩?」

できるだけ、か弱そうな表情を作る。

「試してみてもいいけど……。」

「……けど?」

私を見つめる先輩の表情が和らぐ。

「ここじゃ……やだ。」

先輩がニカッと笑う。

「じゃ……ホテル行くか?」

先輩の腕の力が緩み、腰を押し付けてくる。

「うん……で、シャワー浴びて。」

「シャワー?」

「臭いから!」

私は思いっきり、先輩の股間を蹴り上げる。

「い、痛ぇっ!」

先輩が飛びあがる。

「ふ、ふざけるな!こ、こんなことして、俺が黙ってると思ってるのか?」

「思ってますよ。」

私はにっこり笑う。

テーブルから起き上がり、先輩から離れると、尻ポケットから録音中の携帯を取り出す。

「これ、みんなに流されたくなかったら、もう二度と、こんなことしないでくださいね。」

椅子の上の荷物を掴んで、後ろ手で廊下に続くドアを開ける。

「二宮……。」

「さようなら。」

ドアを勢いよく閉めて、廊下を走った。

無我夢中で学校から出て、繁華街を走る。

昼間の太陽は眩しくて、前がよく見えない。

どうしょうもない孤独と寂寥感に襲われて、グッと唇を噛んだ時、

突然、誰かに呼び止められる。

「カズ!」

振り返ると、サトシがにっこり笑って立っていた。

私はグッと込み上げるものを飲み込んで、サトシに抱き着く。

「カズ……どうしたの?」

「……何も。」

サトシはちょっと間を置いて、私の背中に腕を回す。

「そっか……。」

黙って背中を撫でてくれる。

サトシの香りに包まれる安心感……。

それと同時に沸き起こる、小さな嫉妬。

私はサトシのようにはなれない。

才能も、恋愛も……。

大好きで、大嫌いなサトシ……。

すると、グゥ~と、サトシのお腹が鳴る。

「ご、ごめん~。お腹空いてるみたい。」

顔を上げると、サトシがすまなそうに笑う。

「ふふふ。……ご飯食べに行きましょう。私もお腹空いた!」

「うん。」

私達は並んで歩く。

「……私ね、学科、変えることにしました。」

「へぇ。写真やめちゃうの?」

「いえ……やめはしないけど、ゲームも好きだから。」

「そっか。カズなら何やっても大丈夫。」

「ふふふ。そうでしょう?」

「うん。」

サトシの香りがして、フッと何かが軽くなる。

サトシを見ると目が合って、サトシがいつもの顔で笑う。

大好きで大好きな……。














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