2012-02-19 14:50:36

過払い分断に負けない一連の主張を展開する

テーマ:【過払金】意見

個別計算をしてくる業者に対して、原告は一連計算で対抗しますが、裁判官にどうやって一連計算を認めてもらうかは非常に重要なことです。業者が個別計算をしてくるときはどんな場合かをまず見ましょう。

□第一取引が完済されて、第二取引までの間に貸付がない期間(空白期間)がある場合
□第一取引が完済されて、すぐに新たな第二取引が締結された場合
□第一取引が完済されずに、異なる取引が締結された場合

おそらくこの3パターンではないかと思います。一番始めの場合が最も多く争われる場合でしょう。2番目と3番目は契約が異なるため、個別で計算されることになります。よって、空白があるなしに関わらず個別に契約を結んでいるかどうかが最大の焦点となると思います。


消費者金融のリボルビング支払いは、借入と返済を永遠に続けることが可能なので、取引に空白があっても個別取引と認められることは少ないと思います。第二取引を行ったかどうかは、第一取引の契約書やカードの返還、新たな第二取引の契約書やカードの新規発行や利率の変更などが行われたかどうかで決まります。いずれにしても個別である証拠がなければ一連で計算されるはずです。分断を否定することが主張の中では重要となりますから、次は分断の否定をどう主張するか見ていきます。

個別計算をするためには、一つ一つの取引が別契約でなければならないことを指摘することが必要です。別契約である要件としては以下のものが挙げられます。

1.新しい契約書の存在=前契約書の破棄ないし返還があること
2.新しいカード(これは新規番号でなければならない)=前カードの破棄ないし前カードの停止措置があること
3.借入金の用途限定

1.に関してはこのように説明すればよいでしょう。


「被告は個別計算をしているが、それは第一取引と第二取引が別契約である場合の計算方法となる。では、別契約であるための条件として何が挙げられるだろうか?それは以前と異なる新しい契約を結んでいるかどうかで判断できる。いわゆる新規の契約書が存在するかどうかだ。新規の契約書がないのであれば、以前の取引が継続していると考えるのが妥当である。前契約書が廃棄あるいは顧客に返還されていないのであれば、前契約は生きている。すると、新たな契約を結んだとは言えない。」

2.に関してはこのように説明すればよいでしょう。


「新しいカードの発行については、新規番号でなければならないだろう。カードの紛失等の再発行であるならば、契約番号は変わっていないはずである。もし、番号の変更があったとすれば、それは業者都合の変更であり、契約書を伴わない新規カードの発行は新規契約による新カード発行とはみなされない。さらに、前カードの破棄あるいは前カードの停止措置がなく、いつまでもそのカードを使い借入と弁済が出来るのであれば、契約は引き続いて有効であるとみなされる。」

3.に関してはこのように説明すればよいでしょう。


「個別契約を結んでいるというのであれば、第二取引においては借入金の用途が限定されているはずである。借入金を顧客がいつどのように使っても構わないのであれば最初に借入の契約を結んだ金銭貸借契約が有効となる。もし、別の取引を途中で契約しているのであれば、それは住宅ローンであるとか起業ローンであるとかいった限定債務的性格のものとなるはずである。」

以上のように業者の個別計算の根拠を否定していくという主張を展開する。さらに、一連であるという原告の主張も同時に述べていく。一連の原告主張の方法については、次のように述べます。

一連計算であるための根拠としては以下のことがあげられると思います。結局は、個別計算の否定の裏返しになりますが、個別計算の否定をした後に、一連計算の優位性を主張することで主張が強化され、裁判官に対しての説得力が増すと考えられます。

1.新たな契約を結んでいない=契約書は当初の1枚しかない
2.カードは以前からの1枚だけを持っている=現カードで貸借できる状態である

1.については以下のように説明すればいいでしょう。


「新たな契約を結んでいないのだから取引に分断はない。再契約書がもしあったとしても、再契約の理由が新規個別取引であると言う理由がなければならない。そのためには、以前の契約書が破棄されているか、借入れ金の目的の限定が表記されていなければならないだろう。よって、今取引においては一連計算が妥当であると考える。」

2.については以下のように説明すればいいでしょう。


「新たな契約を結んだ場合、新規のカードが発行されるはずである。なぜなら、別個の契約を結んだ場合に同一のカードで貸借したら、どちらの契約の借入金かどちらの契約の弁済金かわからないからである。別個の契約であるならば、貸借経過を異なるカードで管理することが必要であるからだ。よって、一枚のカードで貸借できるということは一連一体の取引であると推認するのが妥当である。」

以上のように、一連一体の強化主張をすることで、一連計算を裁判官に認めてもらいましょう。


AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

金田さんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

コメント

[コメントをする]

コメント投稿

AD

こんなDVDどこにもなかった! 本人訴訟のバイブル! 楽々できちゃう4つの強みとは?
自分でやれる過払い金返還請求DVDマニュアル
【ツイッターはじめました】

メルマガ購読・解除
 
先物訴訟必須バイブル

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。