昨日、東京・国立代々木第２体育館にて行われた
「第１１回全日本少年少女空手道選手権大会」に
天志道場より８名の拳士が出場しました。
従来のフルコンルールにプラスして
的確な技が入ればポイントも入る
ポイント&KOルールで、空手特有の足技での
テクニック・スピードが磨かれる試合です。
一般部からは、中学生重量級女子の部にチセが
高校生軽量級男子の部にユウサク、
高校生重量級女子の部にソラが出場しました。
チセは初戦、接近戦では強烈な突きを
離れては様々な足技を駆使し、回転飛び回し蹴りや
上段横蹴りなどでポイントを取り、優勢勝ち。
続く準々決勝では、突きと膝、中段回し蹴りを
積極的に繰り出し判定勝ち、しかし、準決勝では
パワフルな攻撃で攻めてくる相手に体勢を崩されることが多く
判定で敗れました。
最後の３位決定戦は果敢に相手選手と打ち合うも
連戦の疲れが出たか、終盤やや押されることが多く
判定で敗れましたが各地の精鋭１６名の中でのベスト４は
よく闘ったと思います。
ユウサクは、初の全国大会の舞台にやや緊張したようで
試合の途中、ルールで禁止されている下段への蹴りを
何度か出してしまい、反則で相手にポイントを取られ、
判定負けとなりました。
冬から故障があり、満足に練習もできなかったので
次回はよりコンディショニングにも力を入れ、
このルールでの組手にも慣れて大会に臨んでいきたいところですね。
元々の地力は十分持っているだけに、
それを発揮できる準備をしっかりとやっていきましょう。
ソラは初戦、積極的な蹴り技で前に前にと出て判定勝ち。
決勝戦は、強力な突きでガンガン攻めてくる相手でしたが
接近戦では膝蹴りで対応し、離れた間合いでは得意の蹴り技を
積極的に繰り出し、判定勝ちで優勝。
この大会３連覇を果たすことができました。
僕自身も試合に出ていますが
一度勝つだけでも大変なことです。
ましてや優勝するとなると、その日の心技体の状態や
運までも影響してくるもので、それを３年続けて
優勝するというのは本当にすごいことだなと思います。
本人もプレッシャーはあったでしょうが、
試合中はそうした雑念を感じない集中力の高さや
絶対に３連覇を達成するという強い想いが
勝利を引き寄せたのでしょうね。
この春から大学生になり、
これからは一般の舞台で闘うことになりますが
フィジカル面の強化や、技のスピードアップなど
そのステージで闘うための課題もあります。
それらをクリアして、さらなる高みを目指していきたいですね。
選手のみなさん、お疲れさまでした。
大会関係者のみなさま、各派先生方
遠くまでの引率・応援をしていただきました
天志ファミリーのみなさんにも心よりお礼申し上げます。
【大会戦績】
中学生重量級女子の部 ベスト４ チセ
高校生重量級女子の部 優勝(３年連続) ソラ
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