ミュージカル『テニスの王子様』

3rd Season 青学vs氷帝
東京公演 7/14 19:00~ 、7/15 19:00~ 、7/16 13:00~ 、7/16 18:00~ 、7/17 13:00~ 、7/17 18:00~ 、7/18 13:00~ in TOKYO DOME CITY HALL

IMG_20160718_204519483.jpgこちらは第一幕の前半部分のレポ&感想です。

[ 7/14-18 一幕後半 | 二幕 | 三幕 | 終幕後 ]

 

※ネタバレ注意!

 

東京公演1周目の7公演分まとめて書きます。長いので敬称&丁寧語ナシ

レポ&感想です。感想部分は基本的に初見時のもの。

書きたいことがありすぎてとっても長くなってしまったのでお時間あるときにお読みくださいm(_ _)m

忘れたところは割愛

 

☆ロビーの様子

物販は数量限定販売のグッズがあるためか、連日長蛇の列。メガネクロスの売り切れが早い。2週目からは落ち着きそう。

TSC会員限定のポストカード受付は落ち着くことないかも。休憩中でも結構並ぶ。

 

 

☆客入り

すべての日程で当日券ご用意可能。(見切れ抽選は有)7/24追記:見切れ抽選は廃止された模様

初日:一般販売完売&見切れ席販売あり。1バル見切れまで客(うろ覚え)

15日~16日:見切れ横のサイドまで

17日昼:一般販売完売&見切れ席販売。3バル見切れまで

17日夜~18日:2バル見切れまで

アリーナは間引きなし…だったと思うがMAXがわからん

 

☆公演時間

3幕とも50分で休憩時間が15分・10分で計2時間55分だが、3時間を越えなかった日はない

 

☆開演前アナウンス

14日:越前リョーマ役・古田一紀

「みんな、久しぶり。センチメンタルになってんじゃないの?まだまだだね。やっぱりテニスは楽しまなくちゃダメでしょ。最後までガンガン行くよ!」

 

15日:向日岳人役・北乃颯希

「やっほー!みんな今日は楽しみにしてくれてた?行くぜ!勝つのは」\氷帝/

「負けるの?」\青学/

「ありがとうございました~!」

 

16日昼:東方雅美役・辻凌志朗

「そうだ、いいことがあったんだ。聞いてくれ。皆が俺の言う事を聞くようになったんだよ。それからなんだか副部長が楽しくなってきて、今度の相手がどんな地味でも必ず勝…いやいや、それは関係ないな。チームワークが良くなった山吹を、目を凝らして見ていてくれよ!」

 

16日夜:手塚国光役・財木琢磨

「関東大会初戦、相手は氷帝学園。どんな相手だろうと油断は許されない。待ってろよ、跡部。」

 

17日昼:忍足侑士役・井阪郁巳

「岳人のヤツ、どこいったんやろなぁ。またジロー達と遊んでるんかいな…そや、あのコールやったら出てくるかもしれへん。勝つんは」\氷帝/

「負けるの」\青学/

「おっ、出てきた。岳人、今日は頑張ろな」

岳人「がんばろーな、ゆーし!」

 

17日夜:桃城武役・眞嶋秀斗

「パワーアップで行こう♪緩んだ気持ちに…落ち着け、桃城武。」

 

18日:南健太郎役・北川 尚弥

「地味'sが全国に浸透しつつあると千石から聞いたんだが、本当だろうか?俺たちにもスポットライトを当ててもらえるかもしれない。良かったな、東方。頑張ろうな、関東大会!」

 

★イントロダクション

開演前アナウンスから5分後、歓声と打球音SEが流れ場内が暗くなる。
いつの間にか幕が上がっていたようで、舞台の中央に誰か立っているのが見えた。服が白いので…千石だろうなぁと思って待つ。

すると『ラッキー千石』のイントロが聞こえてきた。

2ndと同じ始まり方で懐かしさがほんのりこみ上げて来たが、メロディは3rdのものだったので、ワクワクした気持ちに変わった。

中央の人物にスポットライトが当たる。
「やあ。」
なんと、千石ではない。山吹の白ランを着た地味'sの2人が重なり合うように立っていたのだ。初日はセンターブロックでの観劇で、完全に1人に見えていたのでびっくりした。

回を重ねるごとに、ここで客席から拍手が出るまで「やあ」ポーズで待機するようになり、

18日はもっと大きく拍手を、というジェスチャーまで入った。

「なぁ、南。」

「なんだ、東方」

「俺たちで始めていいのだろうか?」
「う~ん…」

「なんか、暗くなってないか?」
「まだまだ、オープニングというタイプじゃなかったようだな…」

再びラッキー千石のイントロ。
今度は下手側の舞台端にスポットがあたる。
本物の千石登場か…?と思ったのに、そこにいたのは室町だった。
サーブを打つような動作をし、虎砲のようなSEが流れたが……ベコッという音と共に頭を傾ける室町。

「届かないんかいっ!」何が届かなかったんだ?トスが短くて空振り?
千石の技を室町が軽々とできてしまうなんて、なんだかショックを受けそうなので失敗してよかった。

先ほど同様に、室町が消えると上手側にスポットが当たる。現れたのは新渡米と喜多。2人してボヨヨンと跳ねている。
「「室町、センスなさすぎ」」
室町がいた方向を指差し、同じ台詞を放つ2人。
「「オープニングといえば俺たt…」」すぐにライトが消える。

新渡米「あれ?」

またまたラッキー千石のイントロ、再び中央にスポットライトが当たる!
「ダダダ、ダーン!」「おまえじゃなーい!」
ついに千石(本物)が現れる。上手側の客席通路からステージに立つ壇を指さしている。

何事も無かったかのように走り去る壇くん。

 

千石が通路を進んで、ステージに上がる階段までやってくる。

「ラッキー千石華麗に登場☆」

歌の歌詞ではなくふつうの台詞のように言う。

 

「みんなー!元気だった~!?」 パチパチパチパチ

「いやー。いつみてもこの眺めはいいなぁ。今日は俺のために、ありがとー☆」

千石が階段でオープニングトークを展開していると、消えた山吹の面々がぞろぞろとステージに入ってきた。

2人組で口々に何か喋っている。壇と室町がラッキーカラーについて話しているのは聴きとれた。

室町がラッキーカラーはオレンジだと壇に教授し、壇くんは明日ヘアバンドの色をオレンジにしてくるつもりらしい。


千石「ちょっとみんな!今日は俺がくじ引きに勝ったんだから、登場の邪魔しないでよ」

「千石先輩!そんな所にいたんですか。」

くじで千石以外が勝つパターンもあるのだろうか…?

 

千石「勝って勝って勝ちまくって、更に人気者になっちゃうよん♪」

室町「つっても、前回負けてますけどね。」

新渡米たちと顔を見合わせて笑う室町。

室町「ほんと、千石さんといると運が悪いんだかいいんだか…」

室町は冗談のつもりだったのかもしれないが、手をバキボキさせながら千石が近づいてきたので黙る。(ボキボキのパターンがいくつかある)


「千石先輩…亜久津先輩が部を辞めちゃって、本当に勝って勝って勝ちまくれるんでしょうか?」

千石「だーいじょうぶだって!俺がいるし!」

「俺も!」室町も手を挙げ、「「俺たちも!」」と新渡米&喜多が挙手。

 

東方「なぁ南」

「なんだ東方」

東方「新しくレギュラー入りした錦織翼の件だが…シングルス1をやらせるつもりなのか?」

「ああ~、でもそれは伴爺が決めることだしなぁ…」

東方「…壇くんのシングルス1入りの可能性は?」

目を輝かせて振り返る壇。

「それなら、俺がやりたい」と新渡米が立候補。

「先輩が言うなら、俺も」と新渡米より前に出て行く喜多。ハッとして申し訳なさそうに新渡米の後ろに回る。

 

そんな彼らに、壇くんがいつもと違う語調で「僕、実は強いんですよ」と言う。本当に強いのかもと思ってしまう雰囲気で笑いが起きる。

 

▽壇と室町

室町「シングルス1は俺でしょ!?」

14日: 室町「俺、けっっこうシングルス1やってるから。」

「でも、室町先輩は捨て…」

室町「捨てとかいうなー!」

 

15日:室町「俺、けっっっこうシングルス1やってるから。」

「けっっっっこうやってるなら、譲ってくださいよ」

 

16日昼:室町「お前は新入りだろー?まずは先輩たちを見て勉強しろよ」

「そんな事いうなら、他校のデータあげませんよ!」

室町「いります…!」

 

17日夜・18日:室町「まずは先輩たちを見て勉強しろよ」

「あの情報教えてあげませんよ」

室町「ああっそれだけは…お願いします!」

喜多「あの情報ってなに?」

室町「エッ…」

喜多「ねぇ情報ってなに?教えてよ、ねぇねぇ」

室町「あの情報は、あの情報だよ」

 

▽新渡米と喜多

新渡米「俺、3年」

喜多「先輩は今年卒業!だから、譲れ!」

14日~16日昼:室町「なんだよ、お前先輩大好きかよ」

新渡米&喜多「「そうだよ」」

16日夜~17日昼:室町「先輩がシングルス1になったらダブルス組めなくなるぞ」

喜多「アアーーッ!?」

天変地異でも起きたかのような表情で新渡米のほうを振り返り、「先輩、辞退してください」

新渡米「辞退しよう」

 

17日夜~18日:室町と壇が情報提供うんぬんで揉めるのでこのやりとりはなし。

新渡米「ねえ。シングルス1の話題はどうなったの」

 

 

ガヤガヤと騒がしいSEが入る。

「そろそろ…始まるみたいですね」

「そうと決まったら俺達も練習するぞ!」

千石「よーい、スタート!」
横一列に並んだ山吹が千石のかけ声で上下にはけていく。
パコーンという打球音とともに暗転。

 

★青学新曲 / 青学レギュラー

M1のイントロが聞こえ、降りてきたネットオブジェの下にリョーマが駆け込んでくる。
山吹の前説で充分盛り上がっていた気分がガツンと跳ね上がった。イントロが非常にカッコイイのだ…

 

『Do Your Best!』に変わって『Get The Victory!』になった事で色々と物議を醸していた記憶があるが、その中で氷帝戦前なのに明るすぎるという意見があったのを思い出して、なるほどな...と、このとき思った。
ドリライ2016でゲザビが歌われた時、山吹戦の後の曲と考えればここで歌うのもアリだという意見を見た。確かにそうかもしれない。

 

3rd氷帝公演のM1は『Do Your Best!』系統の曲だった。ピアノの音色に緊張感がある。

全体的に3rd関東氷帝は2ndと同じ流れなのに、コミカルな要素が削られてだいぶシリアスになっている。

 

これまでのM1はレギュラーがいるところにリョーマが後から合流するパターンが多かった気がするが、氷帝公演では一番に登場するリョーマ。ツイストサーブを放って静止する。

 

下手袖から現れた手塚がリョーマの右斜め後ろにつき、零式ドロップ。

同じく下手袖から不二がやってきて、リョーマの左斜め前でつばめ返し。

上手から乾が高速サーブ、菊丸はアクロバティックプレイ、大石はムーンボレー、海堂はスネイク…には見えなかった。何の技かわからない。
その後ほぼ同時に河村・桃城が入ってきて、タカさんは波動球の構え、桃城はジャックナイフを披露。

 

「♪立ちはだかる壁 怯むな…」

歌は手塚から始まる。格上の強豪校に立ち向かっていく意気込みを歌っている。

 

『誰かのミスは誰かがフォロー』『お前の涙を拭う俺のタオル』『言い争いは試合の戦略』など、仲間との絆を思わせる歌詞がある。

 

『言い争い』部分では、海堂と桃城がバチバチしていて大石が仲裁、不二と菊丸が向き合っていて間にタカさん、そして手塚と乾は背中合わせに立つ。長身2人が並ぶとかっこいいな…(1番のここはリョーマのパートなのでリョーマは入っていない)

 

『負けたらこの大会ではもう戦えない』というフレーズを今公演で卒業する青学に歌わせるなんて。考えると泣きそうなので考えないでおこう…と初日は思ったのだが、今はその考えが隅においやられていて、純粋に公演を楽しめている。

 

「♪そんなのはいーやーだ ♪いーやーだ ♪いーーやーーだ」

駄々をこねているみたいな歌詞。「だから 誰かのミスは誰かがフォロー」とつづく。

 

おそらくタイトルになっているであろう歌詞、『All for tennis』が特に良いし、激しく同意である。

「♪すべては テニスのために!」

輪になったメンバーが中心の手塚に向かってラケットを掲げ、暗転。

力強く、勢いのある歌だった。

 

★校内ランキング戦 / トリオ

チャイムの音。 下手側に堀尾が一人で机に向かっており、 そこだけにスポットが当たる。

▽補習内容日替わり

問題文を読み上げる堀尾。※かぎかっこで囲ってないけど問題文も堀尾の台詞

14日:自業自得という言葉を使って、文章を作りなさい

「…僕は、テスト勉強を、」

文字を書きながらそれを読み上げているようなしゃべり方。

「やらなかったせいで、補習を受けています。…これが、自業自得です。」

 

15日:8%の食塩水があります。これに、4%の食塩水を200グラム入れたところ、6%の食塩水ができました。8%の食塩水は何グラムあったでしょうか。

「…はい、わかりません。」

 

16日昼:コンパスを使って作図しなさい。

「……………。」引き出しの中を見る堀尾。コンパスがないらしい。

指をコンパスのように固定して作図に挑戦。(私もやったことある…)

「だめだぁ~。」といいつつも再挑戦する堀尾。

 

17日昼:黒船来航について、次の単語を使って説明しなさい。『ペリー/鎖国』

「……。ペリーは、黒船に乗って、鎖国中の日本におなかをすかせてやってきた。…ばっかだなぁ、コイツ」

バカはお前だ

 

17日夜:初日と同じ

 

18日夜:ゲルマン民族の大移動について、何年になぜ起きたのかを説明しなさい。

「これは語呂合わせで覚えてるから簡単だぞー。みんなGOゲルマン民族、375年。………みんなGOしか覚えてないから、なんで移動したのかわからない…どうして移動したんだ、ゲルマン民族…」

 

 

 

▽堀尾が聴き出した音楽日替わり

周りの様子を窺い、机の引き出しからヘッドホンを取り出して音楽を聴き始める堀尾。

14日:「堀尾はまだ~♪13だから~♪」

センチメンタル・ジャーニー / 松本伊代 1981年

 

15日:「乾杯…今…君は…人生の…♪」

乾杯 / 長淵剛 1980年

 

16昼:「探しものは何ですか~♪見つけにくいものですか~♪」

夢の中へ / 井上陽水 1973年
「カバンの中も♪」机の横のカバンを確認

「つくえの中も♪」机の引き出しを確認

「探したけれど見つからない~♪」さっきのコンパスネタを思い出す。

 

16夜:「あいつもこいつもあの席を♪ただ一つねらあているんだよ♪このクラスで一番の♪イケメンの堀尾を♪」

学園天国 / フィンガー5 1974年

 

17昼:「ハーバーライトが朝日に変わる…♪その時一羽のかもめが翔んだ♪」

かもめが翔んだ日 / 渡辺真知子 1978年

 

17夜:初日と同じ

 

18日:「あーかーいーりん~ご~に くちび~るよーせて~♪…うーん、なんか違うなぁ」

リンゴの唄 / 並木路子 1946年

 

選曲が古い!堀尾は昭和歌謡にハマっているのだろうか。私は懐メロ好きだがわからないのがあってググったぞ。会場にいる人の何割に通じたんだろう…

 

 

堀尾が音楽を聴き出したころ、ササササ...と後方にカツオとカチローが机ごと現れる。

 

 

机と椅子のセットに車輪でもついているのか、足で地面を蹴ると動くのだ。

動きが面白く、机が移動するたびに客席から笑いが起きる。

見たことないけど水面下の白鳥の足ってこんな感じなんだろうな。

 

堀尾がエアMP3プレイヤー(もしくはスマホ)を操作して次の曲を再生すると、ノリノリで体を動かし始める。(聴いているのは同じ曲なのに動きが3パターンくらいある)

 

後ろから見ていてその様子が気になったのか、カツオ&カチローが「何聴いてるの?」とヘッドホンを取り上げてしまう。

「ああっ、何すんだよー!」

ヘッドホンから盛大に音漏れ。ラップ調の音楽…?

 

堀尾が聞いていたのは『校内ランキング戦』だった。DJのようにチェケラッチョしてからハローグッデイ。

 

可動式机を華麗に操り歌を披露するトリオ。

結局ランキング戦を見に行く事にした堀尾は、後ろ向きにスイーっと袖へと吸い込まれていく。

しばらく粘っていたカツオカチローも陥落。サカサカ足を動かしてはける。

 

★校内ランキング戦 リョーマvs大石

補習中は暗転していた舞台中央の照明がつく。

バックネットの前で誰かと打ち合いをしている大石、そこへ対戦相手のリョーマが流れるように入ってくる。最初はお互い正面を向いていて、チェンジコートで向き合う。おもしろいなぁ…

 

さっきまで学生服姿だった堀尾が、もうユニフォームに着替えて二人の対戦を観に来ている。

 

遅れてカツオとカチローもやってきて一緒に観戦。全勝でレギュラー入りを決めたリョーマ君を褒め称える。

Aブロックの様子を見にカツオが下手袖へと駆けていき、堀尾とカチローはネットを用意している。同学年のリョーマは雑用をやることはないのに、特に気にしていないどころか、憧憬の的なところが気持ちいい。堀尾なんて自分のことのように自慢げだし。

 

 

ネットを準備している間に桃城が下手前方から現れて上手へと去っていった。

負けてショックというよりは茫然自失ぎみ。

戻ってきたカツオが桃城のレギュラー落ちを告げる。

 

★校内ランキング戦 手塚vs乾

堀尾たちが用意したネットの後ろに、他のレギュラーがどんどん集まってくる。

ネットの前には乾。そして、下手側から手塚が入ってくる。

 

乾のデータテニス発動時には映像演出あり。

 

3バルからだと少し見切れる。2ndの関東氷帝初日も3バルから観ていて、同じことを思ったのを思い出した。センチュリーホールの3階からは見えるのだろうか?その前にそこまで埋まらないかもしれないが…

 

★新)データは嘘をつかないよ / 乾

無数のデータが右から左へと流れていき、曲が始まる。

1stのような、試合を挟んで2回歌う形式。

 

2回目のときは2ndであったようなデータ帳がめくれる映像演出にプラスして、その周りを無数のデータが回っていき、前方へと放出されていった。

 

この曲が新曲に変わったということは、ラケットの面で顔を隠すあの演出はなくなったかと思い少しさみしくなったが、ノリノリでやっていた。「デーェタ!デーェタ!」

あと、キーボードをカチャカチャやるような手つきでボールをどこに返すか考える動作も地味に好き。これも残っていた。

 

1stでカットされて以来ずっとなかった、乾の体格に関するセリフはやっぱりない。

 

 

★校内ランキング戦 手塚vs乾2

大石が独り言を言っている間に手塚ゾーンが発動している。

薄暗い照明の中でもわかる地面の渦。これが出ると、周りで観戦していたみんなの様子が変わる。指をさして驚くトリオ、前のめりになる菊丸。あの不二でさえ、組んでいた腕をおろして見入っていた。

 

ここの試合インストもかっちょいい~~。手塚のターンと乾のターンで音が違う。

 

 

 

★新)油断せず行こう / 手塚

曲自体はあまり印象に残ってないが、手塚以外のレギュラーも「油断せずに行こう」と歌ったのは印象に残った。

俺はどんな相手でも最高の緊張感を持って挑む。油断せず、相手をリスペクトすらしろ、という内容の歌。

 

 

★部室

暗転したステージに桃城だけが残っている。

眞嶋くんの桃城は、桃城がやりそうな範囲の丁寧さでジャージを畳んでいった。

私の勝手なイメージだけど桃城は普段服とか畳まなそう。そんな桃城が畳んで置いていったというのがまず事件な感じ。

 

上手側に設置された部室の中でトリオたちが話している。大石たちが喧嘩していることがここで語られる。ここまで2ndと同じ。ということは…

 

 

部室の掲示板には練習メニューが貼られていて、1年はランニング6kmと素振り500回、2年3年はフリー練習試合と書かれている。

 

ロッカーには乾ノートなど気になるものが置いてあったが、あんなところに見せるように置いておくなんて怪しいからダミーかも。

そのほか、ダンベルやパワーアンクル、なわとび、けん玉(!)などが置いてあった。

 

自分の噂をしているところに入ってきた大石、聞こえてなかったのか、表情はやわらかいが…元気なさそう。

 

ベンチに腰かけて、そばに置いてあったラケットバッグから大学ノートのようなものを取り出した。何のノートなのか気になる。

 

と、そこへ菊丸が入ってくる。ドアを閉めてから大石がいることに気付いたようで、固まる。

大石が入ってきたときから気まずい雰囲気だったトリオたちがますます萎縮。

 

菊丸は大石の方を見ないようにしてベンチに置いてあったタオルを取ろうとするが…。

そのタオルの上には大石の尻が乗っていて、引っ張っても取れない。

大石に気づく菊丸。部室内に気まずい空気が流れたのち、タオルをグイグイと揺らす。

大石がそっ…と尻を浮かせた隙にタオルを抜き取ってそのまま部室を出ていく。

 

ベンチにタオルが置いてないパターンもある。

大石はベンチに腰掛けず、立ったまま荷物を取り出す。

そこへ菊丸が入ってきて、同じようにきまず~~い空気になり、お互い顔を背けて座ろうとする。

腰かけようとした場所が同じでお尻がぶつかってしまい、どうぞ、とお互い譲るのだが、またまた二人して座るのでぶつかる。ケンカしてても息の合う2人...

菊丸はベンチの下にあるラケットバッグからタオルを取り出して出ていく。

 

「集合に遅れるなよ」と1年生に一声かけてから出ていく大石。

どっとため息をつくトリオ……ガチャッというドアの開閉音で固まるが、入ってきたのは眠たそうなリョーマだった。

 

やっと一息ついたトリオがリョーマに桃城の事を相談する。

興味ない様子のリョーマは持ってきたラケットバッグをドサっとおろし、着替えを始める!!!!!!

 

ベンチに腰掛けるのと同時に制服のズボン脱ぐ。下にハーフパンツを履いているので隠さなくてもいいような。(でも3バルからだと高さがあるので生足見える)

バッグから取り出したユニフォームと帽子を空いたロッカーに置き、そのままシャツを脱いでユニフォームに着替えるので私はオペラグラスを装備した。

 

古田くんは小越くんより細く見えたが、筋肉がびっしりついていた。大人の体つきだ…。

17日の昼公演、ちょうどこのシーンの時に地震が起きた。

また揺れたな~、氷帝公演。なんて暢気に考えていたが結構長く揺れる。でもいいところなのでオペラグラスから手を離せなかった…

 

着替え終わったリョーマはそのまま出て行ってしまう。残ったトリオたちはどうすればいいか考えていたが、いい解決策は出てこない。暗転。

 

★ストリートテニス場

暗転したステージにストリートテニス場のセットがガラガラと運び込まれている…初日は緊張感が襲ってきた。

2回目は跡部様が出る位置に向かってオペラグラスを掲げた。

 

桃城が他校の2年生とラリーをしている。私が見た中では室町と喜多の2パターンのみ。

 

▽室町の名前ネタ

14日:「まぁいいじゃねーか、カマクラ」

「室町です!!室町十次です!!」

「なんで2回言ったんだ?」

 

15日:「まぁいいじゃねーか、クロマチ」

「確かに黒いけど!ムロマチです!」

「お、おう…わりぃ」

 

原作で試合描写のない室町は『むろまチラリズム』という相手の注意を引く技を披露。サングラスからチラっと裸眼をのぞかせるという恐ろしい技だ。

 

喜多は「天高く馬肥ゆる…」という技を使っていた。人差し指を立てて上を注目させ、その隙に打ち込む。山吹でやっていた日替わりネタかもしれないが私はわからない。

 

▽対戦相手の帰る理由日替わり

14日:室町「これから日サロにいって焼いてくるんだ。」

室町いわく、日焼けした肌でモテモテになれるという。

桃城「お前もう十分だろ…?」

 

15日:室町「これから『むろまチラリズム』の特訓なんだ。来るぜ…室町時代が!」

桃城のツッコミは客席の拍手にかき消されて聞こえず。

 

16日昼:喜多「あーっ!!もう帰らなきゃ!」

桃城「あと1球だけ、なぁ、頼むよ」

喜多「新渡米先輩にお水あげる時間なんだ。」

固まる桃城。

喜多「そういうことだから、じゃ。」

喜多はける。

桃城「なんなんだ、アイツ…?」

 

16日夜:室町「千石さんに桃城を倒したことを報告しねえとな。」

桃城「え?」

室町「千石さん!仇はとりました!」

客席の方面に向かって叫び、上手袖に去っていく室町。

桃城「俺、負けたことになってんの?」

 

17日昼:喜多「新渡米先輩でも被れる帽子を探しに行くんだ。」

桃城「は?」

喜多「もう1年も探してるんだ…今日こそ、見つかるといいな。えい、えい、おー!」

桃城「………」

喜多「桃城もやってよ。」

桃城・喜多「エイ、エイ、オー!」

桃城、小声で「何なんだアイツ…」

 

17日夜:室町「ネットで注文した新しいサングラスが届く時間なんだ。安心しろ、桃城の分も注文しといてやったからな」

桃城「勝手に注文すんなよ…」

 

18日:喜多「新渡米先輩の水やり当番の日なんだ。」

桃城「…は?」

喜多「新渡米先輩の、水やり当番」

桃城「は?」

喜多「あ、わかった。桃城も新渡米先輩にお水あげたいんでしょう」

桃城「え?」

喜多「やりたいんでしょ?」

桃城「お、おう。」

喜多「絶対だめー!」

走り去る喜多。

桃城「なんなんだアイツ…」

 

こんなやり取りをしている中、照明の消えたサル山に集っていく氷帝メンバー。中央から人が現れた時は内心ギャーーっと叫んだが、最初に来たのは岳人だった。

 

「随分と楽しそうだな 桃城よ」

こんな喋り方なのか…

私のイメージする跡部様の口調ではないけど、演技としては悪くないし、悪役っぽくていいかも。

 

「おい跡部…コイツホンマに青学レギュラーなん?」

えええ…なにこの変なイントネーション!?

関西の方とお話しすると全然なまってなくてびっくりすることが多いんだけど

やっぱり漫画のキャラクターの関西弁ってわざとらしいのか?

※忍足の関西弁は二日目以降だんだんと違和感がなくなってくる

 

そのほかのキャストは大体イメージどおりの演技。

 

しかし、岳人が…いかにもこれから飛びます、と勢いをつけてからクルンとまわってドスンと着地。

 

「ずいぶん身軽なんだな」

(;^ω^)

 

不動峰公演で菊丸役本田礼生くんのアクロバットを見て、こりゃー岳人役のハードル上がったなと感じていたのに

喜多役にすごい動きをする役者がキャスティングされているので

よっぽど岳人役にいいのを見つけてきたんだろうな、と期待しすぎていたようだ。

ここのバク宙はアクロバット全然できなかった志尊くんと同じくらいのレベルに感じる…^^;

 

ジローは最初眠そうにしていたが、リョーマが現れた頃に目を覚ます。

リョーマたちと跡部のやり取りを見ては日吉に絡んでいたが、スルーされる。

 

桃城にここに来た理由を聞かれるリョーマ。

「別に…」

部室では興味なさげだったのに、しっかり気にしていたのね。

 

★新)氷帝校歌 short ver.

歌詞は別記事でくわしく

帰って行ったはずの氷帝メンバーがテニスコート場(サル山と表現されていたところ)に残り、校歌を初披露するシーン。

 

メンバーを上に乗せたままセットが丸ごと手前に動いてくる。初日は笑いが起きた。

可動式なのだから動くのは当たり前なのだが、そこ動くのかよ!と脳内で突っ込んでしまった。

 

しかも、両端が折れて形状が変わったのである。

▽こんな形▽

\_/ ↓こっちが客席

奥行が出て、なんとなく山みたいに見える。

動いた上に形も変わったので、その場に残っている感がなくなった。

これはストリートテニス場とは別の場所なのだと認識する。

 

「♪氷山の頂上に…君臨する…」

え!音痴じゃない!?

踊りができる=歌はダメと勝手に決めつけていたので歌えることにびっくり。

じょうず、というほどではないが音程も外してないし声も出ている。

 

演技も悪くないし、歌も歌えるし、さらにダンスもできるときたらかなりすごいのでは……しかし、ここで特技は披露されなかった。

 

 

「♪俺のに指先に触れるなよ…」

忍足はどことなく2ndの菊池くんを思わせる歌声。

「♪しびれてしまうかもよ~」歌詞が笑える。

 

氷帝メンバーが座っているストリートテニス場のセットのことを、何て呼ぼうか長年思い悩んできたのだけど

一番上(てっぺんではない)に立っている跡部様が『氷山の頂上に君臨する』と歌っているので、あれは氷山を表しているのかもしれないと思った。色も氷っぽい。

どのくらいの人に伝わるのかわからないが、これからは氷山と呼ぶことにする。

 

 

下手前方に立つ手塚にスポットが当たる。

後からやってきた桃城の気配を感じて振り返り、罰を言い渡す。

グラウンドに向かった桃城に手塚が声をかけるとき、桃城のほうを向かないで話しかけ、後でチラリと見るのがなんとなくかっこいい。

桃城は下手側の客席通路を通って出て行く。

 

★抽選会会場

そのまま残っていた手塚が正面を向くと、背後から「組み合わせが決定しました」というアナウンスが流れる。いつのまに抽選会会場に来ていたんだ…?

ひょっとして、さっきのシーンで手塚がかたくなに桃城のいる方を向かなかったのは

正面を向くと抽選会会場になってしまうからなのだろうか。

 

大石や他校部長らの出番はなし。トリオの驚く声が聞こえ、暗転…

 

 

 

文字数制限くらったのでいったん切ります。一幕レポその2に続く


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