テモナ社長ブログ

テモナ株式会社 代表取締役社長 佐川隼人のブログです。


テーマ:
私はこれまで何度かの創業と失敗を積み重ねて、
この会社を立ち上げた。


この会社はほぼ無一文状態で大阪から
今の会社の創業メンバーと共にレンタカーで
家財道具を積んで上京して、3名で間借りからスタートした。


最初はシステムの受託開発で生計を立て、
その傍らで自社製品を作っていた。


最初から自社製品で収益を出せる程世の中は甘くないし、
昼間は受託開発、その片手間で自社製品の営業活動、
マーケティング、自社製品の開発を寝る間を惜しんでやっていた。


今思えばそれはそれで楽しかったし、
創業期特有の全員フルパワー状態だったんだと思う。


今思えば運が良かったの一言に尽きるが、
徐々に製品が導入され始め、お客様が増えて
来て色々な問い合わせをいただくようになった。


すぐに手が回らなくなって、キャパオーバー。
受託にも影響が出たり、お客様からクレームをいただいたり、
「このままではいけない!」と、初めて中途採用を実施した。


その結果、合計10名くらい採用したのだが最短2日、
最高3ヶ月で全員辞めてしまった。


採用しては辞め、採用しては辞めを短期間で繰り返すなかで、
最初の数名で私は怒り、次の数名で憤り、
次の数名で不安と恐怖を覚え、最後の数名で絶望した。
(奇跡的に1名残ってくれたその頃の社員は、
 今でも活躍してくれている!本当にいつもありがとう!!)


自分のメンタルもズタズタになり、
採っては辞めてを繰り返すので業務も一向に改善される事無く、
その絶望の淵で、「このままではいけない。」と、
本を読み漁ったり、先輩経営者に相談した。
思えばこの頃、初めて経営者としてやっていく自信を無くした。
涙も流した。


その結果、
・自分はなぜ経営しているのか?
・この会社は何の為に存在しているのか?
・そもそも、どういう人にこの会社に来てもらいたいのか?

という本当の当たり前の事を明確にするということが、自分は全く出来ていなかった。
つまり、「理念」である。


そこで私は一旦立ち止まり、
自分の中にある気持ちに自問自答した。


何日も向き合い続けた結果、
最終的に3つの理念のエッセンスとなるキーワードが産まれた。

①ECサービスベンダーとして、日本一になる
やるならNo.1にならないと意味が無い、
という気持ちは当初からあった。
成長し続けるECという市場でツールベンダーとして日本一になる。
全ては決める事から始まる。
その方法や手段は後で考える。
ただ、やると決めたからには命を賭けて絶対にやる。

②顧客感動
サービスの価値は、
サービスを手に取ったお客様が「スゲーッ!」とか、
「めちゃ便利!」とか喜んでもらう事以外に価値は無い。
テモナという社名は「てもなくする」という人を便利にするという日本語から来ている。
テモナから産み出されて行くサービスの根本価値として、
絶対に揺るがない。

③起業家輩出
採用も、過去の起業の失敗も、新規事業開発も、
自分は本当にたくさんの失敗を積み重ねて来た。
ヒト、モノ、カネ、情報が圧倒的に不足している中で、
それを自分一人の力で何とかしようと勘違いした結果、
途方も無い無駄な努力と失敗が積み重ねられた。
今後、自分の会社から起業する仲間には、
志を実現する為に周囲にあるリソースを使い倒して最短距離を歩んでほしいと願う。

なぜなら、自分がもしそれをできていたら5倍以上早いスピードで成長できたと
心の底から思えるから。


この3つのキーワードを基本価値に、テモナを再始動させた。
いまあるテモナの理念や経営戦略も全てこの考え方をベースに構成されている。


当時は中途採用がトラウマになっていたので
(今では中途採用も再開しているが)
この3つのキーワードをベースに4年前、
初めて新卒採用を始めた。
その後、採用も劇的に改善され同じ志を持つ者が集まり始め、
会社もどんどん成長し始めた。


同じ志、同じ夢を持つ人間が周囲にいて、
思う存分チャレンジできる環境が出来始めた。


あれから5年。
来月のオフィス移転を前に、
いまテモナはまた新しい成長局面に差し掛かっている。
いつまでもこの初心を忘れる事無く、
ぶっとんだチャレンジを継続していく。
いいね!した人  |  リブログ(0)

佐川隼人さんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります