テモナ社長ブログ

テモナ株式会社 代表取締役社長 佐川隼人のブログです。


テーマ:
テモナの7期が10月から始まり、
1ヶ月と少しが経過しました。

7期からの新しい取り組みとして、
チーム会計という制度をスタートさせました。


テモナには、大きく4つのチームが存在している。
営業部門だけではなく、全ての部門のPLを管理する。

チームU
お客様の売上をアップさせるご提案や企画、カスタマーサポートを行う。

チームK
お客様が使っているシステムの改善を行う。

チームB
サーバー管理、お客様へのご請求管理、システムセキュリティの向上を行う。

ヒキアゲール
ヒキアゲール製品の営業を行う。


稲盛和夫さんの
アメーバ経営
を参考にしながら、この全てのチームの売上とコストの管理をそれぞれのチームで行うという取り組みです。

全てのタスクに売上という概念を持たせ、社内外で受発注が行われる。
もちろん、個人ひとりひとりにも販売管理表を持たせて、
個人レベルでもPLを管理してもらう。

案外、自分の給与を稼いでいれば良いと勘違いしている人もいると思う(そんなワケない!)ので、
各費用項目の根拠や計算方法を分かりやすく説明する。


【制度概要】
・各チームに1,000万の資本金を持たせてスタート
・家賃や光熱費などは社員数で割ったり、発生している全ての費用項目の負担割合を明らかにして開示
・毎月、業績ハイライトを発表してPLを共有
・資本金がなくなるとチームは「倒産」し、全員即時降格&賞与が一定減額される。
・チームが赤字になると賞与が一定減額される
・チームが黒字になると賞与が一定増額される
・個人収支を評価と連動させる


【導入当初に起きた事】
・自分がやっている仕事の価値を初めて知る
これまで売上という意識を持っていなかったので、
自分がやっている仕事でいくら売上が
産み出されているかを初めて知る。
喜ぶ人(黒字)と、困る人(赤字)に分かれる。
リーダークラスは、自分個人のPLで評価するのではなく
チーム全体のPLで評価するので、チーム内で生産性が
低い人がいたらどう生産性を高めるかの支援をより強くするようになった。

・赤字になっていた場合、どうやって黒字にするのかを初めて考える
自分が産み出している価値が見える化されて赤字になった場合、
それを埋める方法を探す。
新しい企画が産み出されたり、もっと生産性を上げる事に意識が向いたりする。

・ルーティンワークの値決めをする際に、新しい発見がいくつもある
これまで例えば電話は日に100件くらいとか、
メールは日に50件くらいとか、クレームは月に3件くらいとか、
全て感覚値で語られていたものが多かったが、
値決めに際してそれにかかっている時間や値決めの根拠が必要となるので、全て洗い出す必要が出た。

これについても今後継続的に売上集計する必要があるので、
業務を見直す材料になる。

・すべてにおいてコストが発生するので、やりにくいという一部の声
そもそも、これ自体は当制度に関係なく、
「すべてにおいてコストは発生している」のだ。
元々あったものが見える化されたという方が正しい。
それをいかに意識していなかったか。
「どこかからお金が湧いて来ていた」
「自分にはコストは関係ない」

という認識だったのだろう。

これに向き合えないという事はコスト意識を持てない、
ということなのできちんと分かるまで説明していく。

・色んな企画が提案されるが、ニーズがずれてて発注できない、売買が成立しない
これが一番大きかった。いかに今まで受け身でやってきたかが分かった。

顧客が市場が何を必要としているか、
ニーズ把握が十分になされないまま
見当違いの企画が上げられても当然発注できない。
1ヶ月くらいこのニーズの擦り合わせを行って、ある程度改善できてきた。
今までは売上という概念がなかったため、新しい企画をする理由がなかった。

私がどんどんアイデアを出してそれを形にしていくのが主流だったため、
そこを社員主体でできたのが大きな収穫だった。


【導入前から不安視していた事の考察】
・チーム間で売買が行われるため、利己的な考えが横行するリスク
結論から言うと、ある程度の縦割り感が出たが問題にはなっていない。

そもそも、チーム間で連携しないとできない事が多いので連携せざるを得なかった。
社内での連携が滞ると結果的にお客様に迷惑がかかるので、
そこは社内の意識が高くて問題にならなかった。

また、このリスクをヘッジするために
一定の売上(販売管理費の10%)を
「社内共通売上」として各人に計上しているので、
全社横断的に動かなければいけない理由を作っておいたのも良かった。

・ノルマに支配されて、社員が悲壮になるリスク
これについては杞憂だった。
どちらかというと、
ゲーム感覚であと何円足りない!
みたいな表現がなされていて、
自分がどれくらい価値を産み出しているのかを知りたいという欲求の方が強かったようです。

正直ここはとても嬉しかった。

・赤字が垂れ流され、それが普通になってしまうリスク
考えるだけで恐怖なのだが、まだ1ヶ月しか経過していないのでここは何とも言えない。
個人別に見ると黒字と赤字が半々といったところ。
チームに関しては現時点で赤字となっているところが多い。
色々と値段の取り決めや準備が多かったので、
次月以降は改善されるだろう。


【現時点での総括】
まだまだ試行錯誤のフェーズだが、現時点では導入して良かった。
社員のコストと売上の意識が変化し、だいぶ同じ目線で話せるようになってきた。
現場の課題解決と売上は直結するため、
今後も新たな取り組みが自発的に企画されると思います。

アスクルで無駄に乾電池が大量に発注(発注単位間違い)されて置き場がないくらい
届いて「イラッ!」とすることもなくなると思います(笑)
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