GET THE GLORY
先日、高校時代からの友人と一緒に飲んだ。
その友人は今年のサマーソニックに行ったそうだ。もちろんお目当てはSexPistols。
自分の青春は、パンクロック一色だった。
自分の高校時代は、丁度バンドブームである。BOOWYでパンドに目覚め、楽器をはじめる。自分は、ベースをはじめて友人とBOOWYのコピーバンドを組んだ。そしてBOOWYの初期、「暴威」の頃の氷室を雑誌で知って、そのスタイルに憧れる。次第に日本のパンクバンドに熱中し自らもバンクスタイルへと変貌する。そして当然の如く、70年代パンクロックの教祖である、SexPistolsやTHE CLASHなど本場英国のパンクスタイルに辿り着き、シド・ヴィシャスやジョニー・ロットン、ジョー・ストラマーの生き様に憧れを抱く。
そして、当然この時代に既にピストルズは解散しているので、生で聞く事など叶うハズも無い。シドは既に死んでいるし、ジョニー・ロットンはPILというちょっと毛色の違うバンドをやっていた。それが、96年に再結成する。
そして今年のサマーソニックでの来日である。生きているうちに、自分が熱狂した神のような存在を生で観る事ができるチャンスなど、そうそう無い。しかし、自分も行きたかったのだが、仕事の都合もあって叶わなかった。
サマソニへ行った友人曰く、
伝説は伝説のままが良い。。。
との事だ。自分もYoutubeで最近のピストルズを見たが、まあがっかりだね。
単なるオッサン達のバンドじゃん。但し、ピストルズは「やりたい事しかやらない」というスタンスだから、現在のスタイルも彼らのやりたい事何だろう。つまり何でもありというスタイルを、自分達が勝手に解釈して美化していたんだと思う。
このような事もあって、最近再びパンクロックに目覚めるようになってきた。
何故なら、最近の自分に少しばかり疑問を持っているからだ。
自分は、ツマラナイ大人になってしまっていないだろうか?
そして、高校生の頃憧れだったラフィン・ノーズ、スター・クラブ、ストラマーズのパンクロックが気になったので、インターネットで調べてみる。何と、どのバンドもメンバーこそ変わってはいるが、未だに活動を続けている…
何てカッコイイんだろう。
ラフィン・ノーズ
チャーミー渋くなってる。金髪はベレー?ナオキは?一時期六本木のバーでマスターやっていると聞いたが、現在はSAで活動しているようである。で、横の魚屋のおっさんは??と思ったらPONだった。戻ったのか。。。MARUが居ないのが寂しい。
THE STAR CLUB
ヒカゲ以外のメンバーは代わってしまったようだね。
THE STRUMMERS
友人達が他のバンドファンになってしまう中、ひたすらライブへ足を運んだバンドである。ボーカルの岩田さに憧れて、心の兄と勝手に思っていた。何度も最前列で叫んでいたので、顔を覚えていただき必ずマイクを向けてくれたのを覚えている。やっば岩田さんカッコイイっす。まだ、レコード持ってます。プレーヤー無いですけどね。
YoutubeでラフィンのGET THE GLORYを聞いてハッとした。
栄光は掴めたのだろうか?
いや、未だだ。
それどころかメタボなおっさんになってしまっている。
あの頃着ていた、ライダースジャケットはリストバンドと共に、今も押入れの奥で眠っている。
たぶん、今じゃきつ過ぎて着れないだろう。(いや、カビだらけで着れないかもしれない)
来年の夏までには、元の体重までとはいかなくても、近い体重までダイエットだ。
そして、ラフィンとストラマーズのライブに行こう。
そう決意した今日この頃である。
ちなみに、上の動画には観客の中に、若かれし頃の自分が一瞬だけど映っている。まあ、分かるハズ無いけどね。ヒント:普通の頭髪じゃない人