ある友人から『ブラック・スイート・カヌレ』という恋愛小説を教えて貰った。

まだ、執筆途中だがmedibangに第1巻と第2巻まで発表されているとのこと。

作者は秋田県横手市在住の榊原枝都子という方である。 

(下に作品のURLを置いておきますので是非読みにお出かけください)

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  作者は地元の「Foret Blanche(フォレ・ブランシュ)」(白い森)という洋菓子店で

見つけた『カヌレ』というケーキにまつわる話から小説の構想を得たという。

 
  筆者はこの小説を読むうちに、『カヌレ』というケーキそのものに強く興味を
そそられた。 皆さんは知っていました?

 

  先ずは、その『カヌレ』の写真を紹介しておこう。

  因みに、この写真は東京・武蔵村山イオン内のFlo Prestige Paris (フロ・

プレスティージュ)で同名のケーキを購入して撮影したもの。

 

  さて、この茶褐色で異様な形をしたケーキについて調べたので紹介して

みたい。 何にでも歴史はあるものだが、『カヌレ』は相当面白い。

17世紀フランスのワインで知られたボルドー地方でワインの澱を取り除く

のに卵の白身を入れていた。 すると、黄身が余ってしまうが、その使い道

として、女子修道院の尼僧たちがケーキを作ることを始めた。

最初は『カヌレ』ではなく『カノレ』であった。 そして、ボルドーに「カノレ協会」

ができた。 然し、1789年のフランス革命の頃、この協会は解散、「カノレ」

の製造も下火になった。 原因はワインの澱を取るのに卵の白身より優れた

物質が発見されたからだという説もある。

 

  1970年(昭和40年)に至り、あるパテイシエが小麦粉、牛乳、バター、砂糖

卵、香料(バニラなど)、ラム酒という組み合わせで作り始めたのが、驚くほど

美味しく、評判になり、今度は『カヌレ・ド・ボルドー』という名前で売られ、1985

年には「ボルドー・カヌレ協会」が誕生、商標登録をおこなった。

 

  名前の由来は使った型が「縦に溝がある」という意味の「カヌレ」から来ている。

この型はキャンドルを作るのに使われていたとも考えられる。

 

  内側に蜜蝋を塗って200度位で一定時間焼くのだが、焼きすぎるとコチコチに

なるから、加減が難しい。

 

  さて、この『カヌレ』の名前を全世界に轟かせたのはたった一人のパテイシエ、

その名はLemoine (ルモワンヌ)と言う。

 
  この『カヌレ』、そんじょそこいらでは売っていない筈。 何故なら、材料の組み
合わせから焼き加減まで研究と熟達が必要だかららしい。 世界的なコンペも
行われているようだが、そのニュースはキャッチしてない。 (完)

 

 

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