たまにスクール生や学校見学の人に聞かれることがあります。
『先生はどうして整体師になったんですか？』
理由は様々。
いろいろなことが重なってそうなったんですが、あえて言うなら二つあります。
・サラリーマンでなく自分で仕事をして生きてみたい。
・自分でするなら自分に向いている仕事をしたい。
会社勤めは合計で２０年やりました。
転職・起業を考えた最初は、「会社を辞めて自分で仕事をしよう。」ということを考えました。
せっかく生まれてきたんだから、自分で最初から最後まで面倒みる仕事をしようと思いました。
実を言うと「そうしたい！」と強く思ったと言うよりは、「そうしないと死ぬときに後悔するんじゃないか。」と言うような気持ちが強かったように思います。
まあ、タイミングもあったと思います。
バブルが弾けてリストラの嵐が吹き荒れていた時代。
首切りにあう側ではなく、首切りの計画を立てる側でした。
希望退職を募ると、一緒に仕事をしてきた仲間がどんどん応募して辞めていきます。
気持ち的に荒んだ感じになっていたこともあるように思います。
会社が決めるんだなぁ、自分でどうしようもないことが会社勤めをしているとあるんだなぁ、と言うようなことが前提だったように思います。
で、辞めようと。
辞めると決めても、４０歳から始める仕事はそんなにありません。
一般的な事務の仕事だったので、個人で出来る仕事ではない。
では何をやるか。
意味もなく自信がある分野しかないな、と思いました。
運動にだけは自信がありました。
学生時代から部活をやっていたことも、大人になってダンスを始めていたこともあります。
体のことなら自分の感覚で話が出来る、と思っていました。
で、体関係の仕事で、出来れば人の役に立てる仕事。
カイロプラクターや整体師は学生の頃から知っていたし、ダンスを始めてからもお世話になっていました。
そんなことで整体の勉強を始め今に繋がっていると言う感じです。
理由は何でもイイんだろうと思います。
出来れば自分に自信が持てる分野があれば、それを使って出来るようにすれば良い。
車やバイクの運転が好きでドライバーのケアをしている整体師もいます。
バレーボールやサッカーなど運動を続けてきた人は、ママさんバレーやフットサルの人たちを見ている人もいます。
話を聞くのが好きな人は、カウンセリングや相談の時間を長くとるようにしている人もいます。
犬が好きで犬の整体を始めた人も、馬が好きで馬の整体をやる人もいます。
何でも構わない。
こんなの無理だろう、と思わないことです。
自分を売り出すのに一番良いのは、自分が自信があることや自分が好きなことの側にいることです。
あら木は今、ダンスの側で仕事をしています。
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