7月に入院した時の出来事を、忘れないように書いておかなくちゃ

と思い立ち、もう2カ月以上すぎてしまったけれど

記事にしてみようと思う。



母の事


手術が決まり、家族とともに先生から手術の説明を受けることになった。

腸が炎症をおこし、ただれている状態でその部分を切らなければならない。

これが、体内でなければ、消毒して包帯でも巻いておけば治る程度のものだから

気楽に考えていたのだけど、

やはり手術になると様々な危険が伴うらしく

考えうる、すべての「最悪の事態」を先生から説明された。


切る箇所も、ほんの少しかと思いきや、腸をかなり切るということで

一同びびりがはいってしまった最中、同席していた母が唐突に

「病室にバックをおいてきてしまったので取りに行ってくる」と退席。


その挙動不審ぶりに、恥ずかしいからやめてっ

なんて思っていたら。。。


そそくさと、バッグをかかえて戻ってきた母。


唐突に一万円札を先生に渡した。


「ジュース代にもならなくて、裸のままで馬鹿にしたようで申し訳ないけれど

どうか受け取ってください」という言葉とともに。



40歳もすぎて、保護されるより保護する側にまわらなくてはいけない立場なのに

いつまでも、親に保護され、甘えている自分が情けなくもあるけれど・・

そして、更にはこんな心配までかけてしまって申し訳なくもあるけれど



いつも嫌味ばかり言われ、喧嘩ばかりしている母なのに


ありがたかったなぁ。

かーちゃんてすごいなぁ、と感動してしまった。



そして、私は、子供が同じ立場になった時に

同じように、なりふりかまわず、何かしてやれるだろうか・・と思ってみたら


やっぱり母にはかなわないような気がした。


かっこ悪くて、恥ずかしかったけど、でも、母は素敵だった。

先生も、笑顔で母の気持ちを受け止めてくれ

「まかせてください、大丈夫ですよ」と力強い言葉をかえしてくれた。



そして、手術決定となり

私はまな板の上の鯉となる覚悟を決めた。



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