フリージアで作る巨大な花絵 フリージアインフィオラータ2015 | 八丈島観光協会blog

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2015年3月21日(土)~4月5日(日)まで開催されました第49回フリージアまつり。
初日は一部咲きで緑一面だったフリージア畑も最終日を迎える頃には満開に!
鮮やかなフリージアの絨毯が八丈富士の麓を彩りました。
今年も大勢のお客様にフリージアまつりにご来場いただき、八丈島の春を楽しんでいただけたようです。誠に有り難うございました。


          

          
4月4日(土)・5日(日)にファイナルイベントとして巨大な花絵「フリージアインフィオラータ」が八丈町役場・多目的ホール「おじゃれ」・八丈島空港・底土船客待合所で制作されます。
当日朝から霧に包まれていた八形山もしばらくすると太陽が雲の間からのぞき、フリージアについた露に反射してきらきらと輝いていました。



そしてフリージア以外にもう一つ楽しんでいただいた恒例のスタンプラリー。
景品の黄八丈テーブルセンターを目当てに多くのお客様がラリーに参加、沢山のご応募をいただきました。
八丈島空港にあるフリージアまつり特設コーナーの前には既に前日制作された花絵が飛行機で来島されたお客様を出迎えていました。



「三月・フリージア島」 たかまつやよい

マンガ「流されて八丈島」の著者、八丈島在住の漫画家
たかまつやよいさんの作品です。やよいさんのかわいいコミカルなイラストが見事にフリージアで再現されています。
「流されて八丈島」は知られざる八丈島の日常を描いたコミカルノンフィクション漫画。島を観光される前にぜひ一読されることをオススメします。空港の売店や島の書店で取り扱っていますよ。



「ナメモンガラとキサンゴ」 加藤昌一

船で来島されたお客様には底土船客待合所で制作されたナメモンガラとキサンゴがお出迎えです。
レグルスダイビング加藤昌一さんの作品で、ナメモンガラはムロアジと時々一緒に水揚げされる魚、島では一般に「トミメ」と呼ばれています。黄色の花ように見えるキサンゴと一緒に八丈島の海を鮮やかに彩ります。
ダイバーならではの感性と色彩、八丈島の海をデザインした素晴らしい作品です。





       

       
初開催の「島めしフェスタ」に大勢のお客様が列を作り、その味に舌鼓を打っていらしゃいました。そのメニューの一部をご紹介。
八丈島の飲食店がこのイベントの為に、ワンコインで食べられるメニューを提供。
屋外で行う予定でしたが悪天候の為、急遽町役場屋内で開催。それでも二日間で約2100食を完売したそうです。

美味しそうな匂いが漂う中、高校生たちを中心に黙々と花絵作りが行われていきます。


          

          

         

       

       

今年も八丈高校の美術部が協力し、部員がイラストを描きそれを元にインフィオラータを作っていきます。公募で集まっていただいた一般の約180人にもご参加、ご協力いただきました。

それでは珠玉の作品の数々をぜひご覧ください。



「八丈富士と花火」 八丈高等学校 1年 山下夏美

登龍峠展望台からみえる景色をベースに花火のようにみえるトケイソウと、展望台からみえる花火を表現。



「太陽とフリージアの香り」 八丈高等学校 1年 山下夏美

こちらも山下さんの作品。この季節に満開の広いフリージア畑とストレチアを表現したそうです。




「八丈島の花たち」 八丈高等学校 1年 浅沼天乃

太陽に照らされて生き生きしている花たち。デザインを工夫されたそうです。



「南国のジョニー」 八丈高等学校 2年 木下太瑚

八丈島のサーフスポット、汐間海岸の波と周りに咲いているハイビスカス。夏におすすめのスポットを描いたそうです。



「大越灯台とアロエの花」 八丈高等学校 1年 木下太瑚

こちらも木下さんの作品です。八丈島のある二つの灯台のうち大越灯台を選び、冬に咲くアロエをイメージしています。



「はなうし」 八丈高等学校 2年 山本鈴花

八丈のジャージー牛と島の四季の花をデザイン。左からツバキ、ハチジョウコゴメグサ、シチトウスミレ、イズノシマダイモンジソウ、ハチジョウイチゴ。



「島で生まれ、島で育つ」 八丈高等学校 2年 山本鈴花

こちらも山本さんの作品。沢山の花と緑に囲まれて育った島の人は魅力的で、特に島の子供たちは明日葉のようにすくすく伸びやか。豊かな自然と母の愛に包まれて成長する子供のイメージを描きました。



「フルーツレモンとフリージア」 八丈高等学校 1年 黒田朋音

八丈フルーツレモンのロゴを元に、レモンやフリージアを八丈の名産品としてより広めたいとういう意を込め、島からそれぞれが飛び出るイメージにしたそうです。




「さっぽろフラワーカーペット2015」 札幌フラワーチーム

札幌から参加。6月27日に札幌市で開催される札幌フラワーカーペットの一部です。北海道と平和の象徴の鳩をモチーフとしてます。




歴史ある南海の楽園『八丈島』~八丈富士と花と黄八丈~ 諸戸佑美

そしておじゃれホールにはイラストレーター諸戸佑美さんデザインのインフィオラータが登場!
八丈島の伝統工芸品「黄八丈」と美しい八丈富士と共に八丈島の春を錦絵風に描かれています。
巨大なインフィオラータの完成に関係者一同喜びの笑顔で万歳!



フリージア・インフィオラータオリジナルポストカードも販売。
気に入ったデザインをチョイスしてお土産や記念にお求めいただきました。


       

       
UMAHANA代表、大谷幸生さんによるフリージアレイメイキング。
日本を代表するレイメイカー大谷さんによるワークショップが開催され、大勢のお客様に体験していただきました。
みなさん自作のレイにご満悦。フリージアの高貴な香りが参加者のモチベーションを高めているようで、本当に皆さん楽しそうにレイ作りに夢中になっていました。



インフィオラータ完成セレモニーが行われました。
制作総指揮にあたった(株)インフィオラータ・アソシエイツ代表の藤川靖彦さん。
花絵デザインをプロデュースした八丈高等学校美術部の生徒達とともに、ご挨拶。




ミス八丈島の佐賀井裕加さんが最後にフリージアの花びらを添えてこれで巨大な花絵が完成いたしました。



この後はインフィオラータ完成記念ライブ。
左からホッピー神山さん、白井貴子さん、本田清巳さん。
シンガーソングライターである白井貴子さんは八丈島には何度も足を運んでいただいています。
本田さんのギターと白井さんの歌声で心温まるライブを披露していただきました。
ゲストに八丈島在住のミュージシャン、ホッピー神山さんを迎え、ホッピーさんの奏でるピアノの調べが会場を優しく包み込みました。



素敵なレイメイクを披露していただいた大谷幸生さんによるトークショー。
大谷さんはレイメイキングを通して日本全国各地でワークショップやイベントを行っています。日本の花をハワイの様々な手法を用い、フラワーアーティストとしても活躍。
「その土地の花を使うことの意味 大切さ」をモットーに、スライドで大谷さんの活動をご紹介いただきました。



まだまだライブは続きます。八丈太鼓六人会による八丈太鼓。
静かな会場を瞬く間に迫力の太鼓で会場を沸かせます。



最後は石投げ踊りでフィナーレ。これにて第49回フリージアまつりが終了しました。



八形山のフリージア畑にある桜はもうすっかり葉桜。いよいよ八丈島は新緑の季節へと移っていきます。
次回は50回を迎えるフリージアまつり。節目の年にどんなイベントが待ち受けているのか、今から楽しみですね。
来年、皆様にお会いできますことを心よりお待ちしております。