どこでワークをやっても、みなさん、いろいろな意見や考えを持っておられて、よく考えておられます。

ただ、それがディスカッションとしてまとめられるところまで行っていない感じがします。

意見の出しっぱなし。

これを丁寧に拾い出して、整理してまとめる、ということをすれば、結構、方向性も出てくると思うのです。

ばらばらに見える意見も、整理してみると、言いたいことの根本はおなしだったりしますし、整理して、対立する論点がはっきりするならば、それもまた役に立ちます。

学生にワークをやったり、課題を出したりして、数十人分の結果をまとめると、とても物事がよく見えるようになるという体験を毎年経験してきましたので、これは確信を持って言えます。


教師教育についても、課題山積なので、どこからどう手をつけていいかわからない、お手上げ、と思われがちなのですが、実はそうでもないように思います。

整理の仕方を工夫すれば、もう少し問題点がわかりやすくなります。

このとき、有識者だけ、にしておくと、現場の問題がすぽっと抜けたりするかもしれないので、多様な当事者の意見を入れておくことが大切。

まずは、学会や、研究協議会というような団体が、これをやってくれるといいなあ、と思います。

それから、小さな村でも。


自分たちの村の15年後を担う小学生を育てる教員にはどんな力量が必要か?

その力量をつけるためには、大学の教員養成はどうあるといいのか?

その力量をアップするためには、教員研修はどうあるといいのか?


それぞれの自治体で、限界集落になりそうなところも、シャッター通りがあるところも、自分たちの生活の未来を考えて、教員養成を考えてくださるといいなあ、と思います。

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文科省の勉強会

テーマ:

今度、文部科学省の皆さんの勉強会に呼んでいただくことになりました。


2時間で、教師教育のこれまでとこれからについて、何をお伝えすればよいのか…しっかり考えて出かけたいと思っています。


ここだけは伝えるといいですよというご提案・ご助言を頂ける方は、個人あてのメールでお知らせください。


どこまで準備できるか…時間と頭が欲しいなあ。


(マルビー)


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リアル熟議開催報告(2)

テーマ:

当日の資料を皆さんに活用していただくために、アップしようと準備していますが、少し時間がかかります(書いている私がパソコンに疎いので、メンバーに手伝ってもらっています)。


そのつなぎと言っては何ですが、

この熟議に参加してくださった多彩なメンバーを紹介しましょう。


年齢は19歳から70歳過ぎまで。男女はほぼ同数。地域は北は宮城、南は九州から。関西の方も多くいらっしゃいました。(重複している場合は、主たる職業一つに絞りました)


鈴木文部科学副大臣

文部科学省職員2名

武蔵大学学長

熟議懇談会委員(武蔵大学教員)


大学教員      27名

大学職員       2名

現役中高教員    4名

教育委員会系    3名

大学生         3名

大学院生       2名

WSファシリテーター 5名

カウンセラー     2名

出版社        1名

研究所員       1名

フリー         3名

その他        


スタッフ       10名(大学教員、研究員、NPO職員、行政職員、など)


 テーマも人間も絞った方が議論は深まりやすく、知識や体験のベースが異なるところで、熟議は無理

だろう、という限界はありました。大学教員27名と言っても、教員養成系、一般大学教職課程、教員養成に関わらない、などいろいろありますので、話は拡散しやすいわけです。


 でも、とにかく教育はいろいろな人がいろいろな意見を持っていますので、それをまず出してみる、集めてみる、ということが必要、というところから生まれたのが、熟議カケアイなのではないか…と思ったわけです。何しろ、教育は閉塞状況にありますので、その中にいる人だけで知恵を絞っていても、大きくは動きません。論点もすでに出ていたり、課題はわかってはいるけれど動かせない、という深みにはまっていたり。


 その結果として、どうだったかというと、確かに「熟した議論」をするには、時間は足りなかった感がありますが、参加者60名以上からスタッフを引いたうえで、なんと!さらに10名以上の方が、終了後にメールをくださいました。


もっと勉強を続けたい、できることは何か考えていきたい、次の案内が欲しい、自分たちもこういう企画をしている…などなど。


なーんだ、みんないろいろあるんじゃない!


私が、教師教育を考え始めるようになったきっかけのオランダは、国民性として、みんな議論が大好き。哲学書が本屋で7つもの棚を占めているような国です。中学生の社会科で政治(選挙)の議論をしていたり、テレビで平凡な市民が大討論をしていたり。そんななかで、安楽死や売春やドラッグ、同性愛など、他の国でタブーとされるような問題が、何年にもわたって大論争となり、オランダ独自の政策の誕生につながっています。もちろん、教師教育も議論されました。


まずは、みんなで話し合うことから。


今まで、教師教育について、こういう機会がなかったと思うのです。そして、議論はいつでもだれでもどこでも始めることができると思います。最初は練習から。うまくいかなくてもいいから、あきらめずに、続けることだと思います。教育は誰もが当事者ですから。


(マルビー)





 
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