◇収蔵品点検、施設改修へ

 展示作品からかびやクモが発生した新潟市美術館の運営を検証する評価改革委員会(委員長・金山喜昭法政大教授)の3回目の会合が2日、東京都内で開かれ、篠田昭市長は7日から約2カ月間、美術館を実質的に休館にし、収蔵品を総点検するとともに、施設の改修工事を進めることを明らかにした。施設改修費として数千万円規模の補正予算案を6月議会に提出する。

 この日は、当初、かび・クモ問題を受けて緊急に取り組むべき対策を「中間提言」としてまとめる予定だった。ところが、金山委員長は「かび・クモの発生原因は既にはっきりしている。それより(運営上)重要な問題が明らかになった」として、開館した85年までさかのぼって、今後、問題点を検証していく方針を示した。

 新たに浮上したのは、収蔵品の問題。改革委の要請を受け、市は初めて美術館が所有する作品3320点の購入先と金額を公表した。開館以来25年間で購入に総額30億円が充てられているが、委員から「作品の選定や購入過程に疑問がある」との指摘を受けた。

 また、通常なら1~2カ月で返還するはずの外部からの借用品が計1675点あったという。借用書などの契約書類も適切に管理されていないことから、改革委は「収蔵品を総点検し、借りている作品はすべて返す必要がある」として休館を勧めた。

 これを受け、館長を兼ねる篠田市長は、「奈良の古寺と仏像」新潟展の関連企画が6日に閉幕した後、市民ギャラリーを除いて休館すると表明。この期間を利用して、最低限の施設改修を行う意向も示した。仏像展終了とともに館長職を退く予定だったが、「徹底的にうみを出すため、もう少し続けた方が責任を果たすことになるとも思う」として、当面続投する可能性も示唆した。

 次回は7月6日に開かれ、前学芸員からの聞き取りが行われる。市の一般職員であるため、公開するかは本人の意向を尊重して決めるという。【黒田阿紗子】

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