薬物中毒記 俺はジャンキー  

※番外編始めました。物語では伝えられなかった事等、色んな事をリアルに書いていこうと思ってます。宜しくお願いします。

少年院(ブログ・小説)にアクセスして頂きありがとうございます。この物語は、自分の経験を基にしたドキュメンタリーとなってます・・・。手のつけ様の無い極悪な少年でしたが、今ではすっかり落ち着き、家族を守る為に日々奮闘しています。ここまで来るのに本当に様々な困難にぶちあたりましたが、今こうしてブログが更新出来るのも少年院での厳しい矯正教育のおかげだと思っています。また、過去を清算する為にも、自分の経験が無駄では無かったと言う事を証明する為にも、完結する日までこの少年院ブログを書き続けるので、更新が遅れる事もありますが、是非最後まで付き合って下さい。そして、少年犯罪を犯す少年の心の問題を理解し、対等な目で見守って上げて下さい。子供は大人の愛を必要としてるのです・・・。


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2013-07-09 09:20:16

№31 本退院

テーマ:薬物中毒記 俺は、ジャンキー
お嬢が1歳を迎える頃俺は二十歳になった。

送られてきた1通の封書。

封筒を開けるとそこには本退院の文字・・・。

「やったー!」

俺は力強くガッツポーズをとった。

保護観察期間が切れ17歳から続いた束縛から解放された!

これで本当に自由になれる。

だが、保護観察という強迫感がなくなったことによって自由に羽広げまた悪に染まるつもりもない。

逆に保護観察と言う束縛から解放された喜びが大きかったが、目標がなくなって不安が押し寄せていた。

本当の自由って怖い!

保護観察って言う束縛に守られていたと実感した。

危機感がないと真面目にできない自分がいかに弱い人間なのか・・・。

俺は保護観察期間を振り返っていた・・・。


始めは毎月保護司に会いに行った。週2回と言う決められた回数を保護司と会って、聞かれる事は、交友関係や仕事のことと家族との関係、そして彼女のこと・・・。

話が終わると保護観察カードなる物に判子を押してもらうのだが、その判子をもらう為に必死だった。

また、地域の保護司とつながりがあるから悪友の情報なんかも意外と知っている。

だから今近づいては行けない悪友なんかの情報はありがたかった。

もちろん警察沙汰になれば、保護観察所に呼び出しがかかる。保護司にも説教される。

兎に角、少年院に戻されるのだけはごめんだ! 兎に角早く保護観察を切ろう!

俺は必死に働き、真面目に努めた。

だが、1年も経たぬうちに保護司に会いに行く事が馬鹿馬鹿しくなり俺は保護司に言い放った!

「俺は真面目にやっとる!」

「あんたに話した所で何も変わりはしない!」

「俺自身が変わる訳だからお前に何の力もない!」

「俺はもうあんたの家には行かない!」

「俺は真面目にやってく自信がある。」

「あんたと話しても意味がない!」

保護司に心が開けなかった俺は敵対心を持っていたし、保護司を信用していなかった。

それから保護司は、定期的に俺の家に来るようになった。

保護司はどんなに罵声を浴びせても家に訪ねてきた。

そのたびに俺は、

「だから真面目にやってるって!」

「もう俺も父親になるんだぞ!」

「いつまでも馬鹿やってられっか!」

「もう家に来るんじゃねぇ!」

俺はいつも話を手短にまとめそういって保護司を突っぱねた。

そして俺は、決まっていつも

「俺は保護司に認めてもらう為に真面目にやっとる訳じゃない!」

「俺が真面目にやっとれば周りが自然と評価してくれるもの!」

「俺は自信がある。」

「俺には保護観察なんていらない!」

いつもそう強がって保護司を困らせていた・・・。

そのうち保護司の来る回数も減って行った。

カーチェイスで警察沙汰になった時は、結果的には交通違反と言う事だったので、保護司にも咎められなかった。

そんなこんなで俺は一度も保護司に心を開く事無く本退院を迎えた・・・。

俺の中では、保護観察なんてただの束縛で、うざったいものだったし、子どもができたと言う事が、俺を変えさせた効果が一番大きいモノであった。

本来なら許されないことだったかもしれないが、実際に変わったし真面目にやってた結果だと思う・・・。

少年院を本退院して、達成感と解放感を得られたが、次なる目標を見いだせずにいた・・・。

あれだけ必要ないと言い放った保護観察・・・。

でも、その保護観察に俺はずっと守られていたんだ・・・。

晴れて自由を手にした訳だが・・・。

何だか怖ろしく不安だった・・・。






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