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TATSUYA TAKAGI OFFICIAL BLOG


テーマ:
お通夜、そして告別式。

今日で本当のお別れだ。。。

喪主として気丈に振る舞って、オカン劇場のラストを

飾るように自分に言い聞かせた。

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出棺の前に、僕の仕事。

納棺師、分かりやすく説明すると

映画の「おくりびと」。

最後に故人を美しくする仕事。

本来なら納棺師の方が綺麗にメーキャップしてくれる

のだが、故人にメーキャップをした事なんて無いが

最後の親孝行として僕が引き受けた。

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資生堂SABFAで学んだ技術で最高の美しさを。。。

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冷たいオカンの肌。。。

しっかり保湿して、ベースメイク。

「あっ、こんなところに大きなシミが」

こんなに見つめた事は無かったから知らない事も

発見出来たりしてね(^-^)

アイブロウ、チーク、リップ…

メーキャップが完成すると同時に

何だかオカンも笑ってる気がした。。。

「意外と可愛いじゃんww」

寝ながら微笑んでいるように見えた。。。

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家族葬でひっそりとしたかった。

さつまいもが大好きだったので、妹がさつまいもを

お供えした(~_~;)

何だか笑える。。。

家族葬にも関わらず、多くの方々に

お越し頂いた事、また多くの方々から参列を

ご希望して頂いた事、本当にありがとうございました。(お断りさせて頂いた方々にも、お気持ちだけで充分に感謝しております)

喪主をつとめ、多くの方々への対応と同時に

オカンの存在感を感じていた。

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こんな素敵な場所で、こんなにも清々しい天気で

最期を迎えられたオカンは

本当に幸せ者です(^-^)

喪主の挨拶でも

「オカンの大きな声、大きな身体、そして何より大きな心で…」

と、用意された挨拶文ではなく

自分の言葉で挨拶を終えた。

火葬場へ行く前に、みんなで花を棺に添えた。




不思議な事が起きた。

数年前に、ある雑誌でタカギが特集された時の

作品と同じ光景を目にした。。。

その雑誌が今までの概念を壊したいとの意向で

編集長から「ぶっ壊して下さい!」と強く熱望され

「タカギタツヤの世界」と題して

破壊をテーマに作品数点とインタビューが掲載された。
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その作品の中の一点に、こんな明るい葬儀もあって

いいのでは?と概念を覆す作品を制作した。。。

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その作品がこの作品。

悲しさではなく、ファンタジックな葬儀で

最期を見送られた方が、故人もまた嬉しいのでは

無いかと。。。

女性は生まれながらに「永遠の美」を求める

本能があると言われます。

それはすべての女性の中に宿るものだと。。。

それなら最期まで美しく、可愛い姿で

その時を迎えられたら、どんなに素晴らしいかと

思い、喜怒哀楽の哀しみではなく喜びを表現した

作品を創作しました。

オカンの棺の中も同じ様になってました。

オカンの友人も棺の中のオカンを見て

「可愛いね〜ww」って言ってたのが印象的でした。





最後に、、、

この雑誌の作品の中に、今まで誰にも言わなかった

のですが、、、いや、言えなかったと言った方が

正解かな?、、、

破壊がテーマだったので、ある人物にモデルを

お願いした。。。

僕は、その人に創りたい作品の意図と想いを電話で

話した。もちろん断られてもおかしく無い

無理難題だった。。。

僕の想いを伝え「どうかなぁ?」と僕が返事を

求めると、、、2〜3秒後には「分かった、いいよ!」

と、僕が逆に驚いたくらい即答だった。。。

すぐに撮影の日程と準備をし、撮影当日を迎えた。

モデルにはスタジオの狭いスペースでスタンバイ

してもらい、僕はヘアメイクを始めた。

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ヘアメイクの準備が終わり、カメラマンと作品の

打ち合わせと確認をした。

外の気温は真冬の夜。雑居ビルの寒い場所で

撮影する事をモデルに伝えに行こうとした時。。。

モデルはスタジオに置いてあった小さな鏡を見ながら

自分の姿を見て、髪を優しく触りながら

「こんな感じもいいねぇ〜〜」

と、僕に笑顔で言葉を投げかけた。

決して綺麗でもなく美しいわけでもなく

モデルに相応しくない体型だし、むしろ何で?

と思われてもおかしくない人をモデルに選んだ理由が

僕の中にはあった。。。

破壊が雑誌のテーマ。

このモデルは女性のシンボルでもある胸を破壊

されて失っても、それでも人として女性として

明るく強く、、、いや、凛とした姿で

オシャレをファッションを楽しんで生きてる姿を

作品通して読者が何かを感じてくれたら、、、と

願いを込めた作品にしたかった。

今でも鮮明に覚えてる。

極寒の中、肩から体を覆ったブランケットを外した

時に初めて見た手術の傷跡、、、

カメラマンがシャッターを切り始めた瞬間、、、

撮影が終わって暖房の効いたスタジオに戻ってもまた

スタジオの小さな鏡を見ながら、モデルが自分の姿を

確認してた光景、、、その姿は女性でした。

いつくに(年齢)なっても、永遠の美を忘れない事を

僕に本当に教えてくれた作品、、、

そしてモデル、、、

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(作品は加工させて頂きます)


それは僕の母親、オカンだった。。。

当時、多くの反響があった。

国内セミナーでは見せなかったが

海外セミナーでは美容の素晴らしさと、女性の想い

と永遠の美を叶える大切さを伝える為に、この作品を

展示した。。。

見た目の美しさだけではなく、生きる美しさも

ある事を伝えたかった。。。

様々な困難があっても、女性は「美」を忘れなければ

永遠に輝けるのだと。。。

それを形にして叶えてあげるのが僕たち美容師だと。


この時は母親、、、いや、オカンだという事は

言えなかった。。。

もちろん今でも恥ずかしい。。。

今までに色々とクリエーション作品を発表して

大きな賞を頂いたが、この作品はもう2度と

創れないし、自分の中で越えられない。。。

デザインのディテールとかではなく、、、ね(~_~;)



ここまで自分の事を赤裸々に書いた事は

今まで無かったですが、ブログのアクセス数が

ビックリする数でしたので、何か少しでも

みなさんの心に響いてくれたら幸いです。

そして、今の今まで僕はオカンの他界に関して

涙を一粒も溢さずに居る事が出来てます。

これは多くの方々からの、本当にたくさんの

温かいお言葉と支えによってだと感謝してます。

オカン劇場には涙が似合いませんしね(~_~;)

色々と赤裸々に書いてスッキリしました(^-^)

また、いつもの気まぐれブログとなるかもしれません

が、これからもよろしくです(^-^)



すべての人たちへ、、、ありがとうございます。

そしてオカンにも、、、ありがとう。

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