篠笛奏者:朱鷺たたら 笛吹き道中記

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わたしは篠笛吹きで、プロですが、
唯一の既存のプロ集団である歌舞伎の世界にはいません。
ではどこにいるか。
わたしの生息する篠笛界とは・・・
どこにも属さず、根なし草のように、ただ漂っているんですね~

最近、こういう笛吹がだんだん増えてきたようです。
喜ばしいことです。
篠笛という楽器が、愛されているということでしょう。

わたしの場合は、ただ笛を吹きたかっただけで、
お囃子やりたいわけでも、歌舞伎の音楽やりたいわけでも、
雅楽でも、能楽でもなかったという悲劇的な在り様でした。
どこにも習いに行く場所がない、ということに気付いたのが、
ずいぶん経ってから、なんです。
ただの楽器として、なんらかのジャンルに帰属していない笛、というものが
歴史的に存在していないんですね。
そのことがわかるまでに、だいぶかかりました。

ですから、笛のための独奏曲というものが、ひとつもないのです。
合奏曲は雅楽にはありますけども。
ただ楽しみのための音楽だったり、芸術作品としての笛の楽曲、というものがない、と
いえばいいのでしょうか。

わたしはもともと西洋のフルートを学んできた経験がありますので、
楽譜やに行くと、一生かかってもできないほどの
練習本や、曲のかずかずを目にしてきました。
それが篠笛には皆無、ということです。

ライブやりたい、でも曲がないよ、と。
江戸囃子の一部分を、しかも笛のパートだけだけど、やってみる?とか、
歌舞伎の一場面の、主旋律なくって、飾りのフレーズなんだけど、その笛の部分だけやる?
とか、そんな具合。
ですから、それってコンサートとして成り立たないじゃないですか。

がびーん・・・(ふるい?)ですよ、ほんまに。
断崖絶壁に天を仰いで、立ち尽くす、という心境です。

わたしに課題をください!
めっちゃ練習したいんです~!!
みたいな。
心から叫んでました。

で、気づきました。
ないにゃから、しゃあないやんって。
作ったことないけど、作るしかないか、と。
というのは、いくつか作曲家の先生が書かれたという篠笛の曲に
触れる機会あったんですけど、
これが訳のわからん感じで、全く面白くなく、
全く笛の良さも出てないし、
全編効果音ですか?的な笛の扱いのものだったのです。
(とりあえず、わたしの感性から見て、です。あくまでも)
もちろん、そういう曲を書きたくて書かれたんだと思うので、そこは批判するようなものではないのですが、
自分にとっての笛ってこうや!
笛の恰好よさはこれやねん!とか
笛の想像を絶する美しさやで、これは!みたいな世界に触れることができなかったのです。

で、気づきました。
笛をめちゃくちゃ好きなのって、(作曲家の先生より)私の方が絶対そうやんと。
笛のこと、知ってるのはわたし!!みたいな。
いや~、断崖絶壁で立ち尽くしていたところから、
にわかにこの世界の中心で、
わたしが一番!(いや、独り?)みたいな心境に、反転した瞬間ですよ。

もうなにしたってええのや、わたしの前に道はない、わたしの後ろにけもの道!
開拓者としてのハートが燃えさかってしもたのです。

はあ、なんだったっけ?
あ、教室の選び方だった。
まあですからね、楽器として笛をやりたい!って方には、
わたしとかのように、根なし草で既存のジャンルに属してない先生につくのが、
きっといいと思いますよ。
(既存のジャンルかどうかは名字みたらわかるから。)

こんなわたしも「名前くださらないんですか?」といわれたことありますよ。
まさかこんな経歴で、守るべき、伝えるべき伝統もないのに、
名前売った日には、ミュージシャンとして終わるな、と思ってますよ。
「朱鷺ひよこ」ちゃんとか、
「朱鷺うずら」ちゃんとか、
そうはいってもちょっと考えて、楽しかったんですけども。
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