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猫3匹と子供ひとりを香川で育てています


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●FIPとは


ネココロナウィルスが突然変異して、FIPウィルスとなり、そのウィルスにネコの免疫が過剰反応して発症します。

FIPによって引き起こされるさまざまな症状は、すべてネコ本人の免疫過剰反応によるものです。

詳しくは、すなめりさんのFIPのページ も参照ください。


●FIPになった原因(※2010年1月27日 追記)


本などによるとFIPとなった原因は、よく「ストレス」と書かれてあります。

これを読んだ飼い主さんはどれだけ自分を責めるか、私も同じでした。

でも自分を責めても、何も変わりません。

FIPを宣告されたら3日間はぐずぐず泣き、4日目には治療に立ち上がりましょう。

一番がんばるのは猫です。猫の次にがんばりましょう。


私が今まで見聞きしたり、メールで相談を受けた中で、

FIP発症の原因としてとても多いのが

以下の2つのケースです。


①手術をした後(去勢・避妊手術も含む)

②新しい猫がやってきてしばらくして、先住猫が発症


どちらも猫に強いストレスがかかるケースだと思います。


モモの場合は、①も②もどっちも当てはまります。

反省もこめて、私の思うところを書きます。


①手術をした後(去勢・避妊手術も含む)

手術自体に問題があるのではなく、麻酔がきっかけになっているのではないかと私は思います。

麻酔は少しでも安全性の高い吸入麻酔をしてほしいと思います。

また、手術前に血液検査、コロナ抗体価も検査してほしいです。

事前にコロナが高ければ、獣医さんも飼い主さんも、その後の経過を真剣に見るようになると思います。

(モモも避妊手術の1ヶ月半後にFIPを宣告されました。事前にコロナの検査などはしていませんでした。)


②新しい猫がやってきてしばらくして、先住猫が発症

猫の性格にもよると思います。神経質で一人でも寂しがらない子ほど要注意で、

そんな子は、子猫が突然一緒に暮らすようになると、ものすごく負担に感じます。

新しく猫を迎える場合は、最初はテリトリーを分けて徐々に慣らすようにしたほうがよい。

飼い主さんも、どうしても子猫に目が向きがちだと思うのですが、

がまんしてくれてるであろう先住猫を一番に考えて様子を見てあげてください。

(モモは神経質で、一人でいるほうがすきなタイプでした。一人で読書していたい女子高生にいきなり腕白な保育園児を押し付けたような感じだったんだろうと今になって思います)


猫はデリケートな動物なんだと、

モモが病気になって初めて気づいた私です。



●FIP治療方法


【専門書に載っている治療法(猫の診療最前線より)】

1.抗炎症、免疫抑制療法:プレドニゾロン(よく、ステロイドと呼ばれます)

2.化学療法:クロラムブチルまたはシクロフォスファミドまたはメルファラン。

  化学療法で最初の2~3週間に効果があった場合は、可能なかぎり終生使用する。

3.免疫調整薬:インターフェロン、チオプロリン、レバミゾール

  これらは補助療法であり、高い効果を期待するのに十分な報告はない。

4.現在研究中の治療:トロンボキサン合成阻害薬。塩酸オザグレル。


実際、モモに投与したのはプレドニゾロン、インターフェロン、塩酸オザグレルです。


【他に見つけた治療法】

1.サリドマイド

2.ホメオパシー

  モモに、ステロイドが効かなくなってから、ホメオパシーを考え始めた。

  ときすでに遅しといった感じでした。

3.インターフェロンガンマ

  細胞性免疫を高める薬品。

  ネコの体内でエラーを起こすのは液性免疫。

  それならば、もうひとつの免疫である細胞性免疫を高めるとFIPウィルスを抑えれるのではないかと考えた。

  獣医さんに相談したら、「試験管の中でするような話です」と一蹴された。

4.トラウメール

  ドイツの薬品で、大阪の獣医さんが、FIPの治療法をいろいろ調べて、見つけたそうです。

  ウェットの子に使ったら、半年生存したという例があるそうです。

  でも、残念ながら、モモに投与し始めたのが、亡くなる3日前くらいで、効果はわかりませんでした。


●FIPに効くサプリ(2010年1月27日追記)

FIPを宣告された方からメールでよく聞かれるのが、「FIPに効くサプリはありませんか?」です。

私は、「ない」と返事をしています。

実際モモにもいろいろなサプリを試してみましたが、効果が出たものは一つもありません。

サプリが効くほど、FIPはなまやさしい病気ではない、サプリの効果が出るまで、待ってはくれません。

あくまで対処療法ですが、ステロイドが数ヶ月の緩和期間をくれます。

まずステロイドを開始して、猫の状態をよくしてあげてほしいと思います。

「ステロイドは副作用が強いから投与したくありません」もよく言われるのですが、

副作用の強いステロイドを覚悟して投与しなければならないほど、FIPは深刻で急激に悪化してしまうかもしれない病気なのです。


●私の知っているFIP克服例です。


【ルークくんの場合】

FIPドライを発症。FIPウィルスによる化膿性肉芽腫性炎症。

コロナ抗体価は3200倍。

インターキャット&ステロイドの連日投与で、治療開始1年後に肉芽腫が消え

2年後には、定期健診のみとなった。

ネコの免疫の過剰反応をコントロールできたのは、

ステロイドに加え、インターキャットの長期投与による

免疫調整効果ではないか、との見解でした。

リンク→http://www.makomanai-vet.com/hab/2005.pdf


【チャコちゃんの場合】

FIPドライを発症。脊髄に膿がたまり背骨までもが曲がってしまっていた。

インターフェロンやステロイドはほとんど使用せず。

背中の膿を注射で抜くのと、ご家族が24時間付き添って、点滴を行った。

点滴はブドウ糖など栄養物質だろうとのこと。そして抗生剤の投与。

しかし1ヵ月後にはすべての治療が終わるほどに回復。

ご家族も、獣医さんも不思議がるほどの回復だったそうです。

外科的に膿をとること、

点滴をするとおしっこの量も増え、循環がよかったこと、

これが、結果的に克服につながったのでは?とご家族の方はおっしゃってました。

リンク→http://ameblo.jp/taremimimomo/entry-10033273056.



●モモの経過

モモ(スコティッシュフォールド、♀、1歳7ヶ月、体重3.7キロ)がFIPウェットタイプを発症したのは2007年2月。
最初は呼吸が異常に速いことで、かずが気づきました。胸水がたまっており、その組織検査でコロナ抗体価は10万倍(最大値)で、FIPに間違いないと言われました。胸水は小麦色で粘りのある液体でした。
その後、インターフェロン3Mを2日に1度注射、ステロイド5mgを毎日経口投与していました。
通院が大変なので、自宅で注射をしていました。意外とできます。大丈夫。
発症から2ヶ月の間は元気で、水もたまらず、食欲もあり、体重も一時4.2キロまで増えました。
ステロイドによる消炎作用、それと食欲増進作用です。
散歩にも出かけ、一見は普通のネコとかわりありませんでした。
元気になったのかと勘違いするほどです。

ところが、闘病3ヶ月目を超えたあたりから(2007年5月初旬)、頻繁に40度前後の熱を出すようになり、その日は食欲もなくぐったり。
さらに、このころ、片目が濁って見えるようになりました。
ステロイドはあくまで対処療法、2,3ヶ月を過ぎると効かなくなります。

悪化をくいとめたくて、投薬量をほぼ2倍に変更しました。
インターフェロン3Mを毎日注射
ステロイド7.5㎎を毎日経口投与

それでも、熱は収まらず、食欲もなくなりました。
病院で血液検査を受けたところ、極度の貧血が判明(血球容積が11% )。
輸血を受けましたが、その夜は少し元気だったのが、
翌日夜には呼吸困難が始まり、いくら息をしても苦しい状態になりました。
貧血は呼吸困難を引き起こします。
5月20日、すべてが終わりました。










これが、私の知っている、情報のほとんどです。



モモのFIPウェットは、暴走車のように、走り出したら止まらない病気でした。

FIPは、少しの猶予もくれません。

体中のすべての器官が攻撃を受けます。

目も、脳も、毛も、臓器も、血液も。

攻撃しているのは、ネコ本人の免疫なのです。

悲しくて仕方ありません。









●闘病はつらい?(2010年1月27日 追記)

FIPを宣告されて、今絶望のどん底にいる人がいたら、ぜひ伝えたい。
闘病はつらいことも多かったけど、1日1日がかけがえのない、幸せな日々でした。ずっと続いてほしかった。
猫も苦しいから人に近寄ろうとするし、人も猫を真剣に見つめているから、
お互いの種を超えて、つながる感じでした。この時間をくれた獣医さんに心から感謝しています。

病気になったからこそ、わかる幸せが必ずあります。
それを見つけながら、あきらめずがんばりすぎず、猫と一緒に闘ってほしい。


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