伊藤和夫先生の言葉に

「ゆっくり読んでも分からない文章を、速く読もうとしても学習は空回りするだけです。正確な読みに支えられて、初めて多読が生きる。」

というものがあります。

私の英語指導は、英語のシンタックス(統語法)を教えた上で、英語を前から一語一語受け取った時に「頭はどのように働くのか、また働くべきなのか」を具体的な英文に即して教えていくもので、その指導を受けた人はまず文法の項目が90%前後まで上がります。


その状態は、ゆっくり「正確な読み」ができるようになってきたということで、コンピュータの処理に喩えると、それはプログラムの命令文を1回実行ボタンを押したら1行というように、1行ずつ処理を進めているような状況です。(英語の1行(1文)ではなく、一語一語に大体対応します。そのことを実際のコンピュータのプログラミングの場面では、デバッガというものを使った「ステップ実行」と言います)


ここまで来たら、次はその処理速度を速めることですが(プログラムの喩えで言うと、1度実行ボタンを押したら、一連の処理全てを滑らかに一気に実行するイメージ)、そこからは脳神経の処理速度を上げることが必要になります。イメージとしては映画『Matrix』の次の場面のような感じです。


各種アプリの加速機能で加速した音声の助けなどを借りながら、だんだん速度を上げていって、最終的には脳内の音読はしない、言わば「グーテンベルク銀河系」からの離陸を行うような感じです。


「ゆっくり正確な読み」ができるようになったらポテンシャル的にはもう速く正確に読める下地が整ったということです。その時の、自分が持っている本来の可能性を、あれこれと考えるのではなく、「知る」こと、それが大事です!


Don't think you are.


Know you are.


Matrix


https://youtu.be/WvzgRhBYgho

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