磁力の変化を示すもの(前半) | 無限なる本当の自分に出逢う道

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〜新しい自由な人生の提案〜

自分探しの旅

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《第57話・前半》

途方に暮れたまま、引き蘢り状態を
続けて、丸3日。

久しぶりの後輩から突然かかって来た
電話の内容は、何と職の誘いの電話だった。

私は、その電話のあまりのタイミングに、
少々驚きを隠せなかった。

私は、途方に暮れていたと言っても、
受講後はとても気持ちが前向きだったし、

どうして営業が出来なくなったのか、
理由を人に説明したところで、

なかなか正確には伝えきれないだろう…
という思いがあったので、

自分がそのような状況に追い込まれて
いたことを、誰にも話していなかったのだ。

人に相談したところで、外に答えが
無い事は、もう充分に理解していた。

だから、私が仕事を探さなければ、と
考えていたなど、誰も知らないはずだった。

(不思議なこともあるもんだな・・・)

その時はまだ、そんな風に
ぼんやりと思っただけだった。

私の中にはすでに、「これ以上、冬木氏の商品で
営業活動を続けることは出来ない」
と、
ハッキリとした答えが出ていた。

しかし、生活の為にはどうしても
お金を稼がなければならない。

冬木氏のところを辞めたところで、
一体これからどうすれば良いのか、
何をするのか、という点に関しては

全く答えが見つからずにいた。

だから、この後輩が持って来た突然の
「幹部候補に」という職の話も、

「良い話であれば、乗りたい」

という気持ちは、当然あった。

「興味があれば、僕からご説明しますが、
近々、お会い出来ませんか?」


と後輩に言われ、参考までに話だけでも
聞いておこうと思い、会う約束をした。

後輩との電話を終え、受話器を置いた時点では、

自分の身に起こり始めていた、
この先の、不思議な展開を予測することは
私には全く不可能だった。


しばらくの後、また1本の電話が鳴る…

そして何と、その電話の内容も、

先ほどの後輩と全く同じ様に、過去の
別の知人からの、職の誘いだったのだ。

更に3本目の電話が鳴り、

その相手の話の内容が
“職の誘い”の電話だった時には、

もう「偶然だよ」、と捉える方が、
むしろ難しく思えた。


最初の後輩からの職の誘いの電話から、
同日の内に、3本の職の誘い。

いずれも同じ様に

「田久保さんを紹介したい」

「是非、ピッタリの仕事がある」


と言われるのだが、

この3人はそれぞれが何の関わりもなく
また、誰にも私が職を探していたなどと
一言も話していた訳ではない。

何かが動き始めた様な予感がした。

ところが、私の不思議な体験は、
これだけで終わった訳ではなかった。

それどころか、まだ全く序の口であった。

この日の3本の電話を皮切りにして、
同じ様な職の誘いの話が、その後の1週間、
雪崩の如く舞い込み、

何とその1週間で、トータル12社から
職のオファーが来たのだ。

まるで誰かがどこかで、
私の状況を見ているかのようだった。


電話をくれた方々は、以前に書いた記事、
『八方塞がりの先にあるチャンス』
で触れたように、不思議な繋がりで再び
縁を持つ様になった過去の後輩だったり、

能力開発教材販売会社時代の私の良き
ライバルだった同僚や先輩、そして、
ストーリーの中で何度も登場した北野さん。

また、能力開発教材販売会社時代の
私のお客様であり、少し前の記事、
『錯覚に覆われた感謝と本質』の中で、

私に、「田久保さんは一企業内で埋もれて
いてはもったいないよ」
と、私に独立を
促してくれた、鈴木さん(※)もいた。

実はこの、私の元お客様の鈴木さんは、

当時はTVにも出演したり、著書なども
出版している、それなりに名を馳せた、
ヘッドハンターの人だったのだ。

彼がなぜ、このタイミングで連絡を
くれたのかは、本当に不思議ではあるが、

以前から私という人間を買ってくれていて、

この鈴木さんからは、5社ぐらいの仕事を
「どれも田久保さんにぴったりだと思う」
と紹介された。

そして確かにその内容は、職種的にも
キャリア的にも非常にマッチしていて、
条件も決して悪くなかった。


後半に続く)


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注 ※ストーリーに登場する人物は全て実在しますが、プライバシー保護のため名前を仮名に変更しています。