心を分離させた幻の鎧(前半) | 無限なる本当の自分に出逢う道

無限なる本当の自分に出逢う道

〜新しい自由な人生の提案〜

jibunsagashi

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《第37話・前半》

私がこれまでに担当した何らかのセッションに
ご参加いただいたことがある方であれば、

私が「瞑想」という手法に強烈な
思い入れがあることを良くご存知だろう。

この時代、私はとにかく「瞑想」という
手法に、大きく影響を受けたし、
様々な瞑想手法を徹底的に追究した。

私の瞑想への深い思い入れは、
この時代に特に確立したと言っていい。

また、この時に瞑想に関して広く学び、
知識や実体験を得たことが、現在の役割を担う上で
非常に役に立っていることも間違いない。

ちなみに、「瞑想」とはじっと黙って座る
あのスタイルや、坐禅などと混同されがちだが、
実はあのスタイルそのものが瞑想という訳ではない。

少なくとも私自身が求めて来た瞑想とは、
本来、「本当の自分」「宇宙意識」が、
日常に顕現される状態になることだ。


本当は、私たちが雑念や観念などによって
邪魔をしない限り、自ずと宇宙意識は顕れるのだが、

通常の私たちは、いつも何かの外的刺激や妄想など、
様々なことに意識が囚われ、心がさざ波の様に荒れ、
日常に真実を映し出すことを妨げている。

そこで意識的に心を沈め、明鏡止水の状態に
なることで、宇宙意識そのものである
自分の実相に目覚めていくことが出来る。

実は、「瞑想」のカラクリや、本来の目的を
正しく理解するだけでも、日常のあらゆる出来事に
真理を見いだすことは出来る。

様々な事象に反応している自分の心を
俯瞰して見る事で、そこに展開されている世界を
正しく捉えることが出来るようになるからだ。


もちろん、瞑想の手法そのものを身につければ、
それだけ真実にフォーカスを当てるスピードも、
現実に宇宙意識を顕す度合いも増すことは間違いない。

しかし、現代の多くの瞑想法は、本来の瞑想の
目的や本質が変化し、単に集中力を高めたり、
癒しやイメージトレーニングの一手段として
行うところも多いようだ。

この独立時代の私は、ダイレクトに
「本当の自分」に出逢うことを求めて
瞑想法を模索した。


そんな中で、私が教室に通う様になった瞑想法は、
私がその時期に仕入れた情報の中では、
「本当の自分」という言葉こそ使っていなかったが、
非常に納得感があり、

その手法の本質は、自分の頭で思う「自分」と
「本当の自分」が分離した通常の状態から、
その二つが統合され、調和している状態に
なることの大切さ
を示唆していた。

(ただし、誤解無く伝えておきたいのだが、
その本に書かれたことを表面的に読むと
その手法の切り口は、ズバリ願望実現法だ。

この著者はむしろ、スピリチュアルな世界に嵌って
現実を見ようとしない人々に対し警鐘を鳴らす
ような表現も多数ある。

あやふやで分かりにくい世界を、最もらしい
表現で終わらせることなく、非常に現実に
即した表現で、本質を示すこの著者の本に、
私は強く惹かれた)

この著者の本のことにも、本当は
もっと深く触れたいのだが、

瞑想の話をあまりに続けてしまうと、
私は何時間でも書き続けてしまうので(^^;)
このあたりについては、また近いうちに、
コラムのテーマで取り上げたいと思う。

さて、私の記録によると、
それは、この年の8月8日。

私は初めて、その先生のお弟子さんが
開催する瞑想教室に足を運んだ。

「潜在意識」と「顕在意識」が
なぜ、分離してしまったのか?


そういう投げかけが最初にあった。

感情を隠したり、本音が言えなかったり、
理性で湧き上がる想いにフタをする。

この社会で生きて行く以上、それは誰にでも
多かれ少なかれ、経験があることだろう。

しかし、この当たり前の行為が、
次第に意識が分離された状態になり、
次第にそのように分離されていることにも
自分では気づけなくなってしまう。


「頭」で思う事と、「感情」にギャップが少ない人は、
分離が少ないために、願望実現出来る人が多いという。

だから、無意識に自分についている嘘を発見し、
潜在意識と顕在意識の分離を無くして
いきましょう、
というのだ。

ちなみに、「潜在意識」も「顕在意識」も
心という、曖昧な世界の話であるが為に、
それぞれの言葉が指し示すものは、

人により、またはその時の表現により、
変わってしまうような不安定なものである
ことを、先に断っておく。

とにかく、この瞑想のワークの中では、

頭、思考や理性などを「顕在意識」とし、
それに対して、心、深いところにある感情など、
無意識の領域を含めた部分を「潜在意識」、
という表現で使い分けていた。

そして、様々なワークや実習などによって、
感情をストレートに感じる訓練をした。

後半に続く)


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注 ※ストーリーに登場する人物は全て実在しますが、プライバシー保護のため名前を仮名に変更しています。