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山本幸三衆議院議員の講話!


東京に飛んできて、政経倶楽部の例会に参加。
ご存知、ミスターアベノミクスこと、山本幸三代議士の講話。大変勉強になりました。

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日経新聞で一番大事なところは、20,21ページの、日銀当座預金。


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財政健全化は、それほど心配することはない。名目成長率をきちんと上げていけばいい。プライマリーバランスも黒字化できるだろう。


しかし社会保障費の合理化は必要だろう。特に終末期医療のあり方は議論が必要だ。チューブだらけで延命していくことが、いいことなのか。


呉方式。IT会社が患者のレセプトを分析して、適切な治療にしていく。そうすると医療費も下がった。これを全国展開したい。


これからのアベノミクスの成否を決めるのは、第三の矢。
IRも応援している。ギャンブル依存症を公明党は懸念するが、いまもパチンコなどでたくさんあるのだから、この機に正面から対処するべき。
TPPも、農業の生産性を上げるため、推進したい。



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アベノミクスの成否を左右するのは、設備投資。設備投資が増えれば、生産性が上がり、日本経済は復活できる。


設備投資循環を見ると、今後は非常に有望。短期、中期、長期、超長期の4つの循環があるが、ゴールデンサイクルに来ている。
実際、最近の設備投資は非常に良い。


先日、経団連の人達が来たので、言った。思考停止して内部留保を貯めるだけは、やめてくれ。賃金上げるか、設備投資をしてくれ。そうしないなら来年の税制改正で内部留保税を検討する!そうしたらそれだけはやめてくれ、と言っていた。


経営者のマインドが、まだデフレマインド。特に大企業のトップが一番悪い。デフレのときは何もしないのかいいが、そのままで来てる。もっと若手などが、使うようにしなければ。皆さんが使い切れないなら、税として、頂く。


スワンモデル。
EUは、各国独自の金融政策、為替政策ができない。この足かせがあり、できるのは、財政政策と、物価の自然変動しかない。


最適通貨理論。
その成功には二つ必要。労働移動が自由なこと。財政調整ができること。
日本国内でも、北海道と九州の移動調整はできる。ゆえに一つの通貨を保てる。
EUも、今回はギリシアが緊縮を受け容れたのでしばらくもつが、やはりこの問題への対処が必要。
日本はデフレ、黒字なので、Fの上あたり。


中国は、金融政策も為替政策もあまり使えない。財政政策も。ゆえに賃上げインフレになっている。
これまでの成長は、過剰な投資で作られた。それを支える、安い労働力の農村から都市への移動があった。これが限界に達したらしく、労働力不足になり、賃上げ要求を受け容れざるを得なくなってきている。


今年、中国を訪問したあと、
「アベノミクス、習近平を動かす」
を書いた。
確認したかったのは、習近平体制は基盤確立したかどうか。あと経済の状況。
直前に、靖国神社に安倍昭恵さんが行ったが、それでも習近平は出てきたので、反対を押し切れる体制になったと感じた。
また大連トップは、日本の円安で、大打撃を受けている、パッタリ輸出が出なくなった、とのこと。


2017年に消費税増税があるのが懸念点。今回は延期はできない。
ゆえにこの間に、経済の加熱状況を作らねばと思っている。


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○林英臣先生コメント

山本幸三代議士はとても実直。パフォーマンスに走らない。中身の濃い講話だった。

お金は血液。ゆえに血流を良くする必要がある。

マインドが大事。経営者のマインド次第。

「安倍首相が、自分の理論を採用してくれたから、いまやれている」とあったが、トップはいかに部下の意見を引き上げるかが大事。