長月たぬこのブログ

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ネタバレありですよ~。


さてさて、皆さん「かちかち山」はご存知ですか?
あれって、実はすっごいグロいバージョンがあるのは知ってますでしょうか。
ちょっと読書が好きな人なら知ってるかもですね。
今回はそれをお話いたします。
多少アレンジも加わってる”だいたいこんな感じ”なので、興味のある方は本の方をお探しください。



むかしむかし、おじいさんとおばあさんがおりました。
二人は小さな畑に作物を育て細々と暮らしていましたが、近くに棲むタヌキがしょっちゅう畑の作物を盗んでいきます。
困り果てたおじいさんは罠を仕掛けてタヌキを捕らえてしまいました。
軒下に吊るされたタヌキは、おじいさんの留守に涙ながらにおばあさんに縄を解いてくれるよう頼みました。
心優しいおばあさんは情にほだされついつい縄を解いてしまいます。
・・・あのジジイ、よくもオレを縛ってくれたな・・・
自由になったタヌキは復讐のためにおばあさんへ飛びかかりました。

「ただいま」
「おかえりなさいおじいさん」

夕方、おじいさんが帰ってくると、おばあさんが食事の支度をしながら待っていました。
あの悪いタヌキをタヌキ汁にしたのよとおばあさんは笑います。
鍋の中にはわずかばかりの野菜とお肉が。
「そうか・・・あいつも悪さなんぞしなければなぁ・・・」
おじいさんは少ししんみりしながらタヌキ汁を口にしました。

「ふふふ・・・」

「?」

「喰うた・・・喰うたな・・・」

「ど、どうした」


突如笑い出したおばあさんは、一瞬にしてタヌキへと姿を変えました。


「馬鹿なジジイだ。お前が食ったのはババアの肉だよ!美味かったか?固かったか?あはははは」

「!!!!!」


タヌキは笑いながら去っていきました。
おじいさんは口にしたものを戻しながら悔しさに涙が止まりません。
そこへやってきたのは、二人に可愛がってもらっていたウサギでした。


「ボクが敵をとってあげますよ!」


そうしてウサギは、儲け話をネタにタヌキを誘い出し、二人芝を担いで山道を歩きます。
カチカチカチカチと、ウサギは火打ち石を鳴らしました。
前を行くタヌキがこの音は何かと聞くと、
「ここはカチカチ山というからね。こういう音が時々するのさ」
少しして火打ち石から飛び出た火花がタヌキの背負った芝に燃え移りました。
「・・・なにやらボウボウいってるがなんだろうね?」
「ボウボウ鳥の鳴き声だよ」
そうこうしているうち、とうとう火はタヌキの背中に到達します。
「アチチチチ!!」
「ふんっ!おばあさんの敵だ!ざまぁみろ!」
「!!!」
タヌキは悔しがりながら水場へと走り去っていきました。

「・・・うう、あのウサギめ・・・今度会ったら・・・」
タヌキが大火傷を負って唸っていると、
「薬~薬~」
と声が聞こえ、弱った声で呼び止めました。
現れたのはいくつもの薬瓶をかついだウサギです。
「てめぇ!よくもノコノコオレの前に現れたな!」
「何のことです?もしかして、ウサギ違いをしてらっしゃいませんか?」
キョトンとした顔をするウサギはどう見てもあのウサギなのですが、ここまで堂々としているならば別人かな・・・とタヌキは思いました。
「なら、火傷の薬はあるか」
「ありますとも。一塗りで完治いたしますよ。そうら」
とウサギがべっとりと火傷跡に塗りつけたのは、からしでした。
「ぎゃああああああ!」
タヌキは再びウサギにしてやられたのでした。

数日後、怒り狂ったタヌキはウサギを捕らえウサギ汁にしようとしていました。
「うう、ごめんなさい。お詫びに美味しい魚が獲れる秘密の場所を教えるよ」
「嘘ついてるんじゃないだろうな」
「見てからでも結論を出すのは遅くないよ」
ウサギに連れられて出かけた湖では、なるほど大きな魚影が見えます。
「なるほど、やるじゃねぇか。よし、二人で魚釣りだ」
そこには船が2艘。
一つは立派で大きな泥の船、一つは人一人でもうギリギリという小さな木の船。
「ボクは余り魚を食べないから、この小さな船でいいよ。それともタヌキ君がこれに乗るかい?」
脂の乗った魚を目にしては、やはり積載量の多い船に乗りたい。
タヌキは迷わず泥の船へ。
最初は順調だった船旅でしたが、そこはやはり泥。
あっという間に溶け出し沈み始めました。
岸はすでに遠く、泳いでは行けません。
「お、おい、助けろ!助けてください!」
タヌキは木の船にすがりつきました。
「・・・お前はそうやって、助けをもとめたおばあさんも殺したんだろ!?」
ウサギは思い切り櫂をタヌキの手に叩きつけました。何度も、何度も。
そして、ついにタヌキの手は船を離れ、その姿は湖の底へ沈んでいったのです。


ひゃ~、思い出すと結構大長編になりましたね。
まぁ、大筋はこんな感じです。
ババ汁とオールで撲殺は絵本から消えてますよね、さすがに。
他にも、花咲き爺さんとかだと、お殿様に灰ぶっかけた悪いじいさんは無礼者ってんで斬り殺されたりしてます。まぁ、当然ですよね。
グリム童話も日本昔話も、元々は子供向けじゃなくて大人向けだったのかもしれませんよね。
そういえば、かぐや姫とかだと、お世話になったおじいさんおばあさんに不老不死の薬を渡すんですけど、姫がいないのに生きていても・・・って事で薬を山の火口に捨てたそうです。あれ、帝だったかな?まぁとにかく、そのためその山は「不死の山」→「富士山」と呼ばれるようになったとかって後日談もあります。

ぜひ読んで欲しい童話っていうと、ガリバー旅行記ですかね。あれ、小人の国以外にも行くんですよ。ラピュタにも行ったりします。で、最後の馬の国がまた、いろいろと奥深い。ガリバーは最終的には「人間なんて汚い。滅びるべきだ」的な考えになって本国に帰ってきますからね。興味のある方はどうぞ。

中学の頃ね~「千夜一夜物語」がエロいらしいってんで、クラスの男子がこぞって借りてましたね。私も読みましたが、確かにエロ本でした。男という存在を知らない裸の若い娘しかいない孤島に若い男が行ってピー三昧とか、息子の恋人を寝取った父親に娘の父親が美女を使って復讐するだとか・・・。


よく知る話でも、実はそれは削られたものだったりして、原作はとんでもないのとかありますね。やー、グリム童話のシンデレラはやばかった。


秋になったら読書に勤しんでみてはどうでしょう(ロクな本紹介してないけど・・)
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