たわごと35(机上の空論) | 単車の虎ブログ  さらばモバゲー単車の虎 度々たわごと

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単車の虎ブログ第二章。配信停止のその日まで。新たな気持ちで再開したつもりが、今はただの課金ゲームになり下がり、惰性で続けることに・・・ブログはもはや「たわごと」のみとなっております。

机上の空論(きじょうのくうろん)とは頭の中でだけで


考え出した実際には役に立たない理論や考えのことを言います。




以下、ウロ覚えの話です




その昔、太平洋戦争で、首都東京を落とす為に、日本海側に


ソ連軍が上陸したと仮定して、迎え撃つ作戦が考えられました。




東京より、できるだけ遠くで迎え撃つ為に、この国道を通って戦車隊を


移動させ、この県道を通って部隊の車両を移動させ、どこどこで陣地を


組んで迎え撃つ・・・・と。




事細かに作戦は考えられていたのですが、実際にその作戦を発動


させる前に戦争は終了したのですが、本当にその作戦は遂行できた


のかというと、頭の賢い参謀が寄ってたかって考えたにも関わらず、


机上の空論でした。




東京から日本海側へ向かって戦車や兵員を輸送させる考えは、


現実を無視したものでした。


車両の通る予定の道は、当然ながらソ連軍から逃げようとする


大八車や、荷物を抱えた群衆で埋まっていたはずです。




作戦を立案した作戦参謀たちは、戦車で国民をはね飛ばしながら


移動しようと思っていたのでしょうか。


それでは、戦闘する前に終わっていますね




・・・・・・・・。




タントラで書くことが無いので、本日も「たわごと」です。


実は、たわごともネタ切れなので、小さな事を膨らませて書くことに


します。




たまに書いているのですが、本日は現実のネタに、自分の好きな


銀河英雄伝説の話をからませて書いて見ることにします。




本日は上記の「銀河英雄伝説」を知らないと、ほぼ話が分かりま


せんので、ご存知の方のみ、読んでいただければ良いと思います。




多少、強引な部分がありますが、お許し願います。




・・・・・・・・・。




ニュースステーションのコメンテーターで、憲法学者の○村○太


さんですが、立場上、決まり切ったことしか言えないのでしょうが、


人間味がまるで無いですね。


「憲法上は」・・・というセリフが印象的です。




憲法上はこうこうですが、人情的にはこうですね。って風に話して


もらいたいと、無理な注文がしたくなります。




たとえば、暴漢が襲ってきた時に、「法律上、それはダメです」


「やめなさい」なんて言っていられません。


とりあえず、自分の身を守らなければいけません。




身を守るモノが無いかと、周りを見て、たまたま竹の棒があった


として、それで相手を叩き伏せても過大な反撃にはならないので


良いでしょうが、竹の棒が無くて、金属バットしか無かったら、


相手に必要以上のケガをさせるかもしれないので、これは使え


ない。・・・などと言っていられないハズです。




校則で、「生徒は授業中は教室から出てはいけない」となって


いても、包丁を持った暴漢が現れたら、みんな外に逃げ出す


はずです。


「校則上は」・・・なんて言っていたら殺されます。




「憲法上は」、のセリフはもう良いです。分かり切った建前を言う


なら誰でも言えます。


一人の人間として、どう思うかのコメントを聞きたいと思うの


ですが、どうでしょうか。




(多分、報道番組は、ほとんどが反権力の立場なので、憲法上の


コメントを求めて起用しているはずなので、自分の意見を言った


なら、すぐに交代させられてしまうのでしょうねえ)




現場・現実のことより、規則・理論を優先することは、


どうなのでしょうか。


良い面と、悪い面があるとは思います。




規則・理論を優先すると言うことから、銀河英雄伝説に登場する


人物を思い出しました。


シュターデンという、戦術理論の専門家です。




銀河帝国の内乱で、シュターデンは、他の大体の貴族同様、門閥


貴族軍に加わります。


(門閥貴族軍は、貴族の子弟を中心とする軍隊で、過去数百年間、


帝国の利益を独占してきた勢力。


それに対する、ラインハルト軍は、身分の低い貴族と平民からなる


改革派勢力)




シュターデンは門閥貴族軍で、きわめて有効な首都攻略作戦を立案


して、その見識を披露します。




ラインハルト軍は皇帝と国璽(こくじ=国の命令書の印)を擁している


のですが、それらを置いている首都の防衛を手薄にして、全軍を


率いて、門閥貴族軍めがけてやって来ているので、別働隊を組織し


貴族軍と、ラインハルト軍が交戦しているスキに、首都を襲って


皇帝と国璽を奪えば、皇帝の命令書を発行して、ラインハルト軍を


反乱軍とすることができ、中立の勢力を見方にできるという作戦


でした。




一見、すばらしい作戦だったのですが、貴族軍に無理やり頼まれて


軍の司令長官になっていたメルカッツは落胆します。


彼も、その作戦は最初に考えていたのですが、ある制約があって、


その純軍事的には素晴らしい作戦を断念していたのです。




シュターデンが得意満面で告げた首都奪還作戦の説明が終わると、


一人の貴族がつぶやきます。


「素晴らしい!。で。誰が、その


名誉ある作戦の指揮をとるのですか?




貴族たちは顔を見合わせるのですが、その作戦を成功させた者は、


最大の戦功となり、戦闘終了後には最も重要な役職に就くことが


約束されます。




貴族軍は、それぞれが自分の野心や打算で集まった


軍隊だったので、お互いをけん制 し合って、結局その作戦は


採用されませんでした。




相手のラインハルト軍も、それが分かっているので、あえて首都の


防衛を手薄にしていました。(兵力を、さかなくて良かった)




その作戦が提示されたが為に、変な疑心暗鬼だけが残ることになり、


その後の戦いにも影響が残りました。




司令長官のメルカッツは、それが分かっていたので、この作戦を


提案しなかったのですが、シュターデンは、


現実を無視して理論を優先した為に


かえって貴族軍の結束にヒビを入れることになりました。




その後のシュターデンは、散々で、血気にはやる貴族士官を


率いてラインハルト軍の先鋒(ミッターマイヤー軍)と戦ったのですが、


甘やかされて育っている貴族士官たちは、彼の言うことを聞かず、


戦術や理論を無視して戦闘に突入した為に、一方的に撃破される


結果になり、自分も負傷する大敗を喫することになりました。




(シュターデンは昔、軍事学校で戦術理論を教えていて、今回


敗れたミッタマイヤーは、シュターデンの教え子だったのですが、


ミッタマイヤーら学生は蔭口で「理屈倒れのシュターデン」と言って、


馬鹿にしていたそうです)




・・・結局、理論は理論です。現実を無視することはできません。


理論が現実より優先されるときは平和な時だけです




憲法学者さんは、頭上にミサイルが落ちて来ても、憲法上は


先制攻撃はできないので、まず、攻撃があったことを確かめてから


反撃を行うべきと言うと思います。




結果責任がない机上の空論です。


そんなことでは、誰も守れないと思います。




「憲法上は」・・その言葉が、むなしく空虚に響いて聞こえます。




そう思いながらテレビを見ていたのですが、最近はイヤになって、


○村○太さんが出る日は、見ないようにしています。




本日は、これまで!