2005年10月20日(木) 01時09分05秒

認知行動療法について

テーマ:薬物療法以外の療法

 うつ病の治療方法の1つで有名なものに「認知行動療法」というものがある。


 これはうつ病に限らず、パニック障害などの療法としても有名なので、知っている方も多いかもしれない。


 この療法は、あの「ベックの抑うつ度チェック」で有名なベックさんが提唱したことでも知られている。


 発想的には「物事を悪い方向に考えないように訓練していこう!」というものである。


 人には皆それぞれ個性があるから、ものの考え方にもその人なりの癖がある。


 もしあなたに物事を悲観的にみる癖や否定的にみる癖(一般的な認知療法の本では「認知のゆがみ」などと呼ばれているようです)がついていたら、きっと何事も肯定的にみられる人よりもあなたが抑うつ状態にはまる可能性が高いだろう。


 そして、もし鬱状態の原因がそんな考え方の癖にあるなら、いっそのことその癖ごと変えてしまおう。


 おおよそこんな発想で、ものの考え方を修正していくのが認知療法というわけである。


 この療法は病院によっては積極的にやっているところもあるようだ。


 また、専門のカウンセラーも多く存在するようだ。


 私の場合は残念ながら近くにそのような病院がないし、知り合いにそのようなカウンセラーもいないので、専門家から直接指導を受けたことがない。


 ただ、認知療法を自分で実行できるような本(ワークブック)はたくさん世に出回っているので、気になる方はちょっとその手の専門書を置いている本屋で立ち読みしてみるといいだろう。


 良い本を選べば市販本だけでも、認知療法もどき(但し、本当に正しいかどうかの責任はもてないが・・・)は十分できると思う。


 ちなみに私は過去に2冊ほど実際に購入してやってみたことがある。


 ただ、効果のほどは人によってかなり違うと思われる。


 効果はどうであれ、薬物療法で抑うつ状態から抜け出せない場合には、一度は真剣に試してみる価値はあると思う。


 そのうち機会があれば、私自身の認知療法に対する考えを述べてみたいと思っている。
 


いいね!した人  |  コメント(4)  |  リブログ(0)
2005年04月03日(日) 23時52分03秒

電気ショック療法以上にショックを受けた医師の一言

テーマ:薬物療法以外の療法

 私がこれまでうつ病の治療を受けてきた中で、今でもトラウマになって忘れられない一言があります。
 
 私が電気ショック療法を受けたときに、1人の女性の研修医さんが入院中の閉鎖病棟にアルバイトにきていました。

 

 普段の人間性はとても良い研修医さんで、私は時々その研修医さんがかけてくれる言葉に助けられ、励まされていました。

 

 しかし、私が電気ショック療法を受けた次の日に、私は突然、寝ているベッドの上で彼女からこんな一言をいきなり投げかけられたのです。

 

 「私は電気ショック療法には反対よ。」

 

 私は返答にとても困りました。前日電気ショック療法を受けたときの静脈注射の担当者が彼女だったのです。

 

 多分研修医の彼女にとって、実際の電気ショック療法の現場はかなりショッキングなものだったのか、またはもともと電気ショック療法そのものが彼女の信念に反することだったのでしょう。

 

 私がうけた電気ショック療法は有けいれん法だったので、研修医で経験の浅い彼女には見るに耐えない光景だったのかもしれません。

 

 電気ショックをかけられた本人には意識がないので状況は全くわかりませんが、多分はじめて現場をみる人にとっては相当インパクトのある光景であったことは推察されます。

 

 実際に「電気ショック療法は精神病患者に対するある種の拷問であり、言うことを聞かない患者に対するお仕置き的な意味が強い」などと主張する人たちも多数います。

 

 しかし、そんなことを言われても当の患者は困るんです。そして実際今でも彼女の一言が私にとって今でもトラウマになっているんです。

 

 「あのときの自分の選択は間違っていたんじゃないか。」と

 

 それに彼女は私の前で電気ショック療法に反対である根拠を一切言わずに、自分の意見だけを押し付けて逃げてしまったのです。

 

 その後私は彼女に会うことはなく、彼女の真意を聞くことができませんでした。

 

 いくら研修医の未熟者でも無責任な自己主張の言い逃げは、ひどいんじゃないかと私は思います。
 
 少なくとも私は今でも彼女の一言を重く背負って生きていますから。

いいね!した人  |  コメント(8)  |  リブログ(0)
2005年04月02日(土) 19時05分23秒

電気ショック療法

テーマ:薬物療法以外の療法

 薬物療法以外のうつ病の治療法として、結構メジャーなものに電気ショック療法(電気痙攣療法、ECT)がある。


 精神科で用いられる電気ショック療法は、いわゆる心停止などの時に行う心臓への電気ショックとは違って、脳に通電する(通常100V)。


 電気ショック療法には有けいれん法と無けいれん法(修正型ECT)があり、無けいれん法の場合には麻酔医の立会いの下、麻酔下で電気を流す(筋弛緩剤を併用するから無けいれん)。


 有けいれん法の場合は麻酔なしで電気をかけることになる。私の場合はこの有けいれん法を4回受けたことがある。


 私の記憶だと空腹状態で実施30分前に筋肉注射一本を注射し、実施直前に静脈注射一本をうたれた。その後白い棒というか、へらのようなものを口に噛まされて、目をつぶらされて湿った電極を2本こめかみに当てられ、一瞬の閃光と共に意識が飛んだ(痛みは感じなかった)。


 ECT実施後、数時間眠った後に処置室で目を覚ますと2回に1回の割合で激しい頭痛に見舞われた。実施した4回とも最初の筋肉注射までの記憶はあるが電極を当てるまで記憶があるのは1回きりだ。 


 インフォームド・コンセントは一応されたが、副作用や後遺症の説明が不十分だったように思う。この療法を始める前に私はECTが記憶障害を引き起こすことを知らなかった。


 ECTの主な副作用と後遺症は、頭痛と記憶障害である。


 そして不幸なことに、私の場合はECTの効果はなかった。肝心のうつ状態がほとんど改善されず、以後重い記憶障害だけが長期間残ったという感じである。


 私が経験した記憶障害とは記憶の部分的喪失と記憶に関する記銘、保持、出力能力の著しい低下であった。


 具体的には昔の記憶が一部消えてなくなり、全く思い出せなくなった。そして、物覚えが非常に悪くなった。


 このため私は復職後に、会社での職務の中でも簡単な部類に入る電話応対さえできない状態に陥ってしまった(メモを取る前に言われたことを忘れてしまう。3秒前に言われた言葉が思い出せない状態。)。


 このECTによる記憶障害は私の復職を妨げた1つの大きな要因である。記憶障害によりサラリーマンとしての自信を完全に失うことになってしまった。


 私にとっては悪いことずくめだったが、そんなECTによって、はじめてうつ状態から解放される人も実際にいる。


 だからECTを全面否定する気は私にはないが、十分なインフォームド・コンセントは医師からあってしかるべきではないかと思う。


 ECTをこれから受けようと思っている患者さんは、ECTを受けることによって起こる、重い記憶障害を自分が引き受ける覚悟はしておいたほうがよいと思う。


 私は時々「ECTによってまれに記憶障害が残ることもあるが、それはあくまでもまれであり、気にしなくても大丈夫」などという無責任きわまりない医療従事者に出会う。


 しかし、そういう意見に対して、私はECTを実際に受けたことのある一患者としてこう言いたい。


 「ECTの結果が良いものであれ、悪いものであれ、すべての結果を受け取るのはECTを実施する医師や看護師ではなく、直接ECTを受ける患者である。


 確率的には非常に低いが治療中の事故で死ぬ可能性もあるし、それなりの確率で重い記憶障害に陥ることがある。


 それを十分知った上で、なお薬も心理療法も全く効かず、ECTを試してみたいという気持ちがあるならば、そのときはじめてECTを受けるのがよい。」 


 ちなみに、最近はこれに似た方法で経頭蓋磁気刺激法(TMS)なんてものもあり、これは磁気をかけて前頭前野に電流を流す方法であるが、現在まだあまり普及はしていないようだ。


 TMSの安全性については問題があるという専門家の意見もある。もちろん、大丈夫という意見もあるが・・・。

いいね!した人  |  コメント(6)  |  リブログ(0)
2005年02月27日(日) 23時11分44秒

薬物療法以外の療法(パート2)

テーマ:薬物療法以外の療法
 薬物療法以外の療法として、以前にあげたものの他に

  ④認知療法
  ⑤物理療法(東洋医学的なものが多いらしい)
  ⑥ナラティブセラピー
  ⑦磁気刺激療法
  ⑧森田療法

 というようなものもあるようだ。私としてはあまりなじみがないものが多いのだが、これから少しずつ調査していこうと思う。これらの中にはいわゆるカウンセリングと重なるものもあるので、分類という上では不完全だが、私は一患者ということその辺は大目にみていただきたいと思う。
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2005年02月18日(金) 15時16分55秒

自律訓練法

テーマ:薬物療法以外の療法
 自律訓練法を知っていますか。自己催眠によって、自律神経のはたらきのバランスを回復させる治療法の一種で、有名な治療法です。

 7つの公式なるものがあり、基礎公式と第一公式~第六公式があります。詳しくは、いろいろなサイトで書かれているので、ネットサーフィンしてみてください。

 ここでは、やり方が丁寧に解説されているWellLinkさんへの行き方を書いておきます。Google検索でキーワードウェルリンクで行けます。メインページの一番下に自律訓練法をやってみようと書いてあるところがあるので、そこをクリックしてください。

 ちなみに、私は10年前にやらされましたけどあまり効果はなかったです(第二公式までしかやったことないけど)。でも、やらないよりはましかもです。もしかしたら、体調が少しは改善されるかもです。簡単なので、よかったらやってみてください。それから消去動作は忘れずにやりましょう(結構肝心)。
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2005年02月12日(土) 01時04分18秒

薬物療法以外って何がある?

テーマ:薬物療法以外の療法
 精神科を受診すると必ずもらうのは薬でしょうが、患者には薬を飲むだけしかできることはないのか?もっと他にもいろいろ自分たちにできることがあって欲しいというのは患者にとって結構切実な願いのはず。
 
 というわけで、このテーマでは効果が実際にあるかどうかは別として、一般的に知名度の高い療法について取り上げてみたいと思います。今後の予定としては

 ①カウンセリング
 ②自律訓練法
 ③電気ショック療法

について、書いていきたいと思うのですが、読者の皆様も他にもこんなの知ってるよというものがありましたら、コメントをお寄せください。
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。