晴耕雨読 -田野 登-

大阪のマチを歩いてて、空を見上げる。モクモク沸き立つ雲。
そんなとき、空の片隅にみつけた高い空。透けた雲、そっと走る風。
ふとよぎる何かの予感。内なる小宇宙から外なる広い世界に向けて。


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3回に分けて載せております
《図書館のある街「中之島」》も最終回です。
『みんなの図書館』(図書館問題研究会編集)
2015年07月号(459号)掲載の
拙稿「図書館のある街「中之島」」の
全体の構成は以下のとおりです。


 1 当今「中之島」の島内事情
 2 近代起源の「中之島」の伝説と神社
 3 成熟した都市の図書館

今回は《3 成熟した都市の図書館》です。
以下に貼り付けます。


3 成熟した都市の図書館
久々に図書館が脚光を浴びた。
4月1日の再開の日の新聞記事である。
大手新聞社は挙って
「54年ぶりに開かずの正面扉が開放された」と
報じたのである。
ギリシャ神殿を思わせる建築の階段上の
正面玄関がテープカットの後、開かれた。
合唱団が祝福の歌を響かせたといった紙面もある。
まるで圧政からの解放に
歓喜するかのごとき論調である。
開かずの扉を
換喩とするロジックが見え透いている。

写真図 大阪府立中之島図書館

      撮影:2015/04/03





一紙だけが奇しくも
当局者の目論見をも報道している。

●府教育委員会は図書館を
 「大阪の文化のシンボル」とする方針で、
 6~10月にも
 大型書架やカフェスペースを
 設ける工事を予定している。
 (朝日新聞、2015年4 月2日)

たしかに老朽化により
不便を感じることもあった。
それの改善は利用者としてはありがたい。
しかし束の間の開館に続くのは、
「維新改革」による図書館館内を
ツーリズムの対象とするための改造工事である。
11月のリニューアル開館は、
4月にも増して
派手なオープンセレモニーが繰り広げられるのだろう。
メディアは
大型書架や
有料の「書斎」と称するお洒落な場所を
報道するだろう。
改装により狭まった閲覧室が
一層狭まることなど見向きもしないだろう。

知性と文化の殿堂たる中之島図書館が
ツーリズムの観光スポットに堕しかねないのが、
今日の事情である。
為政者のブレインの一人である
上山信一氏は
「中之島図書館と中央公会堂の改革

-府市連携による文化遺産の再生」
『地方行政』2015年4月13日に次のように述べている。


●・・・南側は一般客の通行も多いことから、
 本が目的でなくても、
 重要文化財のホールや展示だけを見に来たり、
 ぶらっと遊びに来られる、
 開かれた文化施設を目指すことになった。
 
うたた寝をしているうちに、
図書館がすっかり
張りぼての洋館建てになり果てかねない。
図書館に付加価値を求め、
豪華を装う
安っぽい商業主義に委ねてしまえば、
取り返しが付かないことになる。
図書館のある街は
成熟した都市にあっては、
正々堂々と静謐な場所でありつづけることこそ、
利用者としてはありがたいのである。


以上が、《3 成熟した都市の図書館》です。
このような原稿を書くボクとても
中之島図書館の外観上のすばらしさを称えております。

ただ、図書館内部にまで
ゾロゾロと閲覧や調査を目的としない
漫歩人に公開するのには疑問を感じるのです。
ツーリズムの問題に共通することですが、
ツーリズムの主体が漫歩人であるとすれば、
彼らに対して見られる対象が発生します。
そのアングルに図書館利用者の行動が取り込まれます。
これは慎んでいただきたい。


中之島図書館は生きております。
古代の建築物の遺産ではありません。
図書館利用者があって
存在価値が認められます。
ただし特定の収益を目的とする人たちだけを
優遇する施設であってほしくありません。


以前、「特定の収益を目的とする人たち」を取り上げました。
《中之島図書館の「改革」と利用者(2)》です。
   ↓ここをクリック
http://ameblo.jp/tanonoboru/entry-12019557374.html
前掲の上山氏論文には
「士(サムライ)業のビジネスパーソン」とあります。
きっと、ベンチャー企業を志す人たちのことなのでしょう。

サムライといえば、「維新」といった
鞘走った気分がつきまといますが、
大阪の経済の再活性化のために
ベンチャー企業を志す人たちを支援することには
賛成します。

ただ、中之島図書館は
他館にない貴重な大阪資料の宝庫でもあることを
為政者には、片時も忘れないでいただきたい。
成熟した都市における図書館であれば
このようなバランス感覚もまた
必要であるとボクは思います。


究会代表 田野 登

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『みんなの図書館』(図書館問題研究会編集)
2015年07月号(459号)掲載の
拙稿「図書館のある街「中之島」」の
全体の構成は以下のとおりです。
 1 当今「中之島」の島内事情
 2 近代起源の「中之島」の伝説と神社
 3 成熟した都市の図書館


今回は《 2 近代起源の「中之島」の伝説と神社》です。
以下に貼り付けます。


2 近代起源の「中之島」の伝説と神社
「中之島」といえば、
近代建築群の建ち誇る街区である。
今日、大阪においても
ツーリズムが盛んに行われるようになった。

この地、中之島では、図書館の他、
大阪市中央公会堂、大阪市役所庁舎、
日本銀行大阪支店などが観光スポットとなっている。

写真図 日本銀行大阪支店




その中之島の歴史は近世にまで遡ることができる。
大阪マチ歩きのマニュアルに
『大阪あそ歩まち歩きマップ集』その1
(大阪あそ歩町衆会議編集2011年3月初版発行)がある。
これの中之島コースに
「蛸の松顕彰碑」という観光スポットがある。
マップには次の説明が記されている。


●このあたりは江戸時代には
 諸国の大名の蔵屋敷が立ち並んだ界隈です。
 慶長年間(1596~1615)に
 広島藩主・福島政則が植えたとされる黒松は
 素晴らしく、枝ぶりが
 蛸の泳ぐ姿に似ていたことから
 「蛸の松」と言われて
 摂津名所にもなりました。(以下略)


歴史に興味ある人なら「中之島」といえば
「蔵屋敷」と反応するものである。
現に公会堂のある場所が仙台藩で、
図書館のある場所は館林藩でといった具合に、
埋蔵物と古地図の照合により明らかにされている。
それに異論はないが、
慶長年間の中之島に蔵屋敷が建っていたのだろうか?
 
幕末から明治初期の絵師・初代長谷川貞信の
「浪花百景」に「中の嶋蛸の松」の画賛に
「そのかたち八方に繁茂なすゆへ
是に依て号しなるべし」とあるが、
一切、福島正則手植えの記事など見えない。
 
今日のツーリズムの記事は太閤贔屓の
この地の伝説であって、
遡ったところで明治36(1903)年出版の
『大阪府誌』までである。
この年の内国勧業博覧会が大阪で開催されるに及び、
郷土の名所づくりの一環として仕立て上げられた
中之島の武将伝説である。
漆喰の蔵屋敷浜の名勝の松に、
豊公方の武将を重ね合わせて創作された
近代起源の伝説なのである。
図書館(当時「大阪図書館」)の開館は
その翌年の明治37(1904)年のことである。
 
近代の名所案内の文章に「中ノ島」がある。
大正14(1925)年、
和楽路屋版「實地踏測大阪市街全圖」。
句読点は筆者による。

●図書館には数万の書冊を公開しては
 閲覧者を待つ。
 東隣なる公会堂は
 岩本氏の義挙によりて成りしもの。
 日本銀行支店、大阪市役所
 共に市内有数の建築也。
 豊国神社には秀吉を祭る。
 
近代大阪を鼓舞する人物として、
秀吉が祭り上げられている。
昭和36(1961)年まで図書館の西には、
鳥居によって神域を画す豊国神社が鎮座した。
欧米化により近代化が進展する一方で、
郷土の英雄として
「忠君」としての「太閤」が、
近代最先進地の
この文教エリアの一角に奉祀されていた。
図書館のある街の近代の一奇観である。


《2 近代起源の「中之島」の伝説と神社》は以上です。
イベントがあって語りが生みだされ、
語りがあって、イベントや記念品が創られるものです。
この国では人が神に祀られます。
大阪では「楠公」として楠正成・楠正行父子もまた
近世後期から明治初期に
その信仰が興り、
国家神道の時代、神として崇められました。

本ブログ「大阪夏陣討死の木村重成表忠碑」でも
この問題をとりあげました。
   ↓ここをクリック
http://ameblo.jp/tanonoboru/entry-12003957232.html


さて次回は、
中之島に起きつつある変化をとりあげます。
図書館利用者としましては
そうそう手放しでは喜べない事態が
閉鎖された図書館内で進行しつつあります。
次回の《3 成熟した都市の図書館》に記します。


究会代表 田野 登

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このたび
『みんなの図書館』(図書館問題研究会編集)
2015年07月号(459号)に
《図書館のある街「中之島」》を
明日の中之島図書館を考える会世話人の
一人として発表しました。


この雑誌発表原稿とは別に
同名のエッセーを本ブログに載せます。
発表の趣旨は
図書館関係者だけでなく、
広くブログ読者のみなさんと
マチにとっての図書館を考える
きっかけにすることです。


全体の構成は以下のとおりです。
 1 当今「中之島」の島内事情
 2 近代起源の「中之島」の伝説と神社
 3 成熟した都市の図書館

それでは第一章から始めます。


1 当今「中之島」の島内事情
私は、40年来、大阪の民俗文化を研究するのに
大阪府立中之島図書館を利用している。
その私が不図、この場所が
「中之島」という「島」であることに
気づくことがある。
夏休みのかかり、調べ物をしていた時だった。
窓の外から、
せわしない鉦と太鼓のお囃子が聞こえて来る、
天満天神の船渡御を触れるドンドコ舟が
川面を渡っているのである。
「水都大阪」の芸術文化ゾーンでの
夏の音づれである。

この場所は堂島川と土佐堀川に挟まれた中州なのである。

「島」なら島民がいてもよさそうなものに
中之島図書館を取り巻く環境の、
何処に人が住む?
中之島の島部分は
行政区である大阪市北区中之島1丁目から6丁目まで
東西約3キロメートルである。
この行政区の住民は「島民」でもある。

以下、桐生幸之介「「住む街」中之島の移り変わり」
(『中之島の足あと』2015年3月発行、
中之島連合振興町会)の調査に基づく。
「島民」の人数は、
ここ10年足らずで3.2倍に急増しているらしい。

その訳は、
図書館のある東端の1丁目は人口が
ゼロになっているのに対し、
3丁目より西の地域が
651人から2402人に増えたからである。
3丁目のビルのオーナーでもある
桐生氏は次のように説明する。


●平成2年~現在:
 大阪市立科学館や国立国際美術館が完成し、
 文教地区として魅力を高める中之島。
 緑地、水辺の景観の魅力にも
 磨きがかけられる。
 そのような中之島居住への人気が高まり、
 マンション開発が進み、
 中之島3丁目から西側の人口が
 急速に増加する。


『中之島の足あと』を発行した連合町会は、
このビル街にあって
新しくやってきた住民、
なかには外資系資本の会社従業員、外国人も
参加して花見、精霊流し、観月会、
餅つきといった伝統行事にも
盛んに取り組んでいる。

図書館、公会堂のあるエリアだけを見て
「無人島だ」なんぞ思っていたら、
昨今の島内事情を知らない誤解である。


今回は、第一章だけです。
全国を見渡しまして
図書館の立地する場所とは、
いかなる所なのでしょう。

もちろん、各都道府県に一館しかない、
貴重な文献書物の保存を第一とする図書館と
家族連れで
子どもに読書の習慣を身につけさせるために
訪れるような町の図書館とは、
だいぶん目的も雰囲気も異なります。
ここで取り上げます中之島図書館は、
前者の図書館です。

写真図 大阪府立中之島図書館





次回は、中之島図書館を取り巻く周辺の街を
近代に遡って、

意外なお話を
紹介することにします。

2 近代起源の「中之島」の伝説と神社》を

お楽しみに!


究会代表 田野 登

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「維新改革」の下での
「ビジネスパーソン」以外の
「利用者」はどうなるの?という問題への
答えの前に
「維新改革」で目に付きますのは
「来訪者」の問題であります。


上山論文の《府立中之島図書館改革の基本コンセプト(1)》の
《街の中の文化ステーション》は
以下の4項からなります。
①魅せる図書館
②アイデンティティー確認の場
③文化の継承発展
④交流・語らいの広場


どれを取り上げても
さまざまなアイディア満載の記述が
連なっていますが、
問題の「来訪者」の記述は
《②アイデンティティー確認の場》にあります。

●子どもたちに大阪の歴史に触れ、
 学び、現在の大阪の礎を確認し、
 大阪の未来へ夢と希望を膨らませる。
 併せて府外からの来訪者に
 大阪に対する理解を深めるとともに
 府内の類縁機関へのゲートウェー機能を果たす。


「子どもたち」に併せて
「府外からの来訪者」を挙げています。
「府外からの来訪者」に向けての「ゲートウェー機能」が
「アイデンティティー確認」になるのですか?

具体的には次の記述があります。
●・中之島図書館の建物で
 近代大阪文化遺産を体感
 ⇒館内ツァーの実施。
 近隣の近代建築物との連携。(以下略)


ああやっぱり「館内ツァー」ですか?
「府外からの来訪者」にご覧にいれることで
「アイデンティティー確認」なのですか?

館内にまでツーリズムの範囲が含まれるのですか?

それでは、
有料の「書斎」に籠もる
「士(サムライ)業のビジネスパーソン」以外の
多数の利用者の行動は「館内ツァー」の対象として
「府外からの来訪者」の眼差しに
さらされることになるのですね。


それにしましても前回の
有料スペースの設置に加えて
「府外からの来訪者」の往来とは
一般利用者の閲覧場所は
「維新改革」以前と比べて手狭になるのでは?


その点の答えは《(3)図書館としてのリニューアル計画》の
「①四つのリニューアルプラン」の
「正面扉の開放」の次に
「レイアウトも変更」に記述されています。
●第2は建物のレイアウト変更である。
 具体的には図書館機能を北側に集約し、
 2階の南棟に喫茶ラウンジを、
 3階に古典籍などを展示する大書架と
 ミュージアムエリアを置くことになった。


何?「図書館機能を北側に集約」?
3階に「古典籍などを展示する大書架」?
貴重な収集書物が背の高い「大書架」に
展示されるとは
貴重書として閲覧の対象として
大切に保存されていた書物が
「読む」のではなくて
「見せる」モノとなるのですか?


引用を続けます。
●また有料でゆっくり本が読める研究室や、
 書斎のような機能を置く計画とした。
 トイレも当然改修する。


重ねて申しません。
有料スペースは一般の閲覧室のスペースを
削ってのことですね。
トイレの改修は歓迎しましょう。

引用を続けます。
●また南側は一般客の通行も多いことから、
 本が目的でなくても、
 重要文化財のホールや展示だけを見に来たり、
 ぶらっと遊びに来られる、
 開かれた文化施設を目指すことになった。


目を疑います。
「本が目的でなくても、
 重要文化財のホールや展示だけを見に来たり、
 ぶらっと遊びに来られる」とは?
これが「開かれた文化施設」なのですね。
「府外からの来訪者」だけではないのです。

ボクはこの論文を読む順序が間違っていたのです。

今回の「正面扉の解放」は

《(3)図書館としてのリニューアル計画》の中に
ありますように

「ぶらっと遊びに来られる」人を前提としていたのです。
「府外からの館内ツーリズム」だけではないのです。


観光スポットに図書館の館内が取り込まれているのです。
これから先、ずっと観光客の
驚きや好奇の眼差しが
館内に持ち込まれるとは・・・。
図書館に知を求め
資料収集に出かける
ボクなんぞの
多数の一般利用者にとりましては
図書館という施設の
本来の存在理由を問い返したくなる
「維新改革」であります。


究会代表 田野 登

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前回、上山信一「地方行政」2015年4月13日掲載論文に
「ビジネスパーソン」ということばを
見つけたということを記しました。

どうもこの言葉は上山論文の「改革」の柱の
一つのようです。

用例は2例あり、拾いあげます。
いずれも本文にではなくて
《図16-9 府立中之島図書館改革の基本コンセプト(2)》の
《地域直結図書館サービスの継続・拡充》に見られます。

●①刺激のある集いの場
 独立志向系や
 士(サムライ)業のビジネスパーソンに
 出会いと集いの場を提供し、
 将来の大阪を担う人材を育む。(以下略)


「士(サムライ)業のビジネスパーソン」とあります。
率直に申し上げて
「士(サムライ)業」という言葉が理解できません。
この論文の読者が誰なのでしょう。
掲載紙が「地方行政」であれば
行政に携わる人には通じるのでしょうか?
もしかしたら、この論文の冒頭の文と関連のある
言葉なのでしょうか?


冒頭の文は、次のとおりです。
●維新改革では、
 橋下徹氏の知事就任直後から
 サービス施設のあり方を見直してきた。


ビジネスパーソンが「士(サムライ)業」に関わる
人物なのでしょうが、
明治維新になぞらえて「士(サムライ)業」と
気取っているのでしょうか?
それであれば「独立志向系」というのも
みな「幕末の志士」ということになりますね。


この「維新改革」は
そのようなベンチャー起業に
投機する人たちを支援することだけを
対象としての「改革」なのでしょうか?

まさか?

ともあれ、引用文の次の個所の表現を抜き出します。
●②書斎的スペースの提供
 揺籃期のビジネスパーソンが
 書斎代わり・スモールオフィス代わりに
 使えるスペースを提供。


今度はビジネスパーソンを「揺籃期の」と形容しています。
揺りかごにあるビジネスパーソンを庇護し育むためには
「書斎」「スモールオフィス」の代わりの
スペースを提供しようというのです。

確かに「士(サムライ)業のビジネスパーソン」を
自負しようと資金に乏しい訳ですものね。

さらに具体的に3点挙げています。
●・コピー・印刷機、喫茶・軽食施設の整備。
 ・ネット環境の整備(再掲)。
 ・グループ活動が可能な専用スペースの整備⇒有料化検討。


この段に至って「有料化検討」に
目くじらを立てるのではありません。

「ビジネスパーソン」を取り立てるには
成功事例を踏まえていることを確認しなければなりません。
経営上も採算が採れると上山論文は踏んでいます。

《(1)中之島図書館の価値の評価 ①現状分析》の
《○ビジネス街の図書館としての機能》に
次の記述があります。
●まず利用状況だが、
 入館者数は2004年には27.5万人だった。
 しかし2008年以降は毎年30万人を超え、
 2009年に31.8万人となった後は横ばいか微減となっている。
 この間、貸出冊数もコンスタンスに増え、
 2004年の9.4万冊が2011年には19.2万冊となった。
 背景には2004年度にビジネス支援サービスを打ち出し、
 社会科学系、産業系の図書資料を
 積極収集してきたことがあると思われる。


ビジネス支援の利用状況が好調なのを踏まえているのです。
「ビジネスパーソン」がたとえ有料とはいえ
「書斎」「スモールオフィス」を使用すれば
「改革」がめでたしめでたしなのでしょうか?


今回は「ビジネスパーソン」以外の
「利用者」のことに上山論文が
前回以上の言及がないもので
全く触れませんでした。
「ビジネスパーソン」以外の「利用者」は
どうなるのでしょうか?

次回は来館者の問題点をも踏まえながら
「ビジネスパーソン」以外の「利用者」にとっての
「維新改革」について
ボクの意見を述べます。


究会代表 田野 登

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